【本誌ネタバレ】210話感想(後半:鯉登少尉とアシリパさん)
今回はアシリパさんの意識が民族全体に向いたということが明確になったのも大きな出来事ですね。
アイヌを誇りに思って生きてきたアシリパさん、彼女なりにアイヌの行く末を憂いている…
これはきっかけはウイルクとかキロランケによるものだけど、多分アシリパさんの内なる意識というか自我が芽生えたんだと思うんです。
アシリパさんは精神的に大人にならざるを得なかったわけだけども、ちゃんと自立していはいたけども、やっぱりどこか大人たちに守られてきたと思うんです。精神的に無垢だったというか。
そのアシリパさんが、樺太の旅を通じて自分の意志で、自分に何ができるか、その役目を考え始めたんですよね。
…今回自我が芽生えた、そんな人がもう一人いますね。そうです鯉登少尉です。
鯉登少尉も鶴見中尉の傘下にあって月島軍曹の庇護下にいたところ、この樺太の旅で初めて彼らへの疑惑が生まれ、自分がどうすべきかをきっとあがきながら考えているでしょう。
鯉登少尉にとっての「巣立ち」はきっと鶴見中尉を殺すことだと思うし!!ってことは鯉登親子語り(いま再びの鯉登親子)で言いましたしやっぱり鯉登少将が音之進を樺太に行かせたのは世界を広げるためだったと思うし更には自立のためだったと思うんです。…ばっちりその目的は果たされてるなと思います。
鯉登少尉の第一の使命は「立派な指揮官」になることなのでこんなところで殺されたりつぶされたりするわけにはいかないですよ。
どうする音之進、がんばれ音之進!
この記事(167話感想 )でちらりと言いましたがアシリパさんも音之進も誰かを導く存在なんですよね!そして未来を担う子どもなんですよ!!
アイヌの「未来」と、日本の「進む音」みたいな。先を見据えた名前を持っているところからもそう感じられるんですが、
戦争を知らない、これから自分の民族や日本国の未来を作っていく二人なんですよね。
この二人が今回の話で同時に自我を芽生えたというこの構図、すごいです神ですね野田先生。
これからどうなっていくのかわかりませんが、なんとなく希望としては民族仲良くしてほしいなぁと思っております(語彙力)
16巻の鯉登少尉の表紙の色がさ、紫だったじゃないですか!!紫って高貴な色でもるんですけど、青と赤の融合色なので「融合」「融和」の色でもあるんですって。(サンキューグーグル!)
だからなんか、今回自我が芽生えた未来を生きる二人、なんとか模索してあがきながら自分の道を見つけてほしいし、融和できないかなって考えちゃいます。
彼らの道の先にあるものが「大団円」であることを願ってやまないのでした…。
…なんていうか、樺太の旅はあらゆる人を成長させたね。ね、キロちゃん(虚空に向かって)
(あ、そういえば19巻の表紙発表されましたね。当然キロちゃんなわけですが私は発表後小一時間程泣いてました(やば))
おわりもす(虚空に向かって)
前半はこちら↓
【本誌ネタバレ】210話感想(前半:あらすじと鯉登少尉と月島軍曹)
遅れに遅れた本誌感想です。
今回はなんていうか咀嚼するのに時間がかかりてか正直まだ飲み込めてないんですけどとりあえず感想いっときます。
てきとーあらすじはーじまーるよー!!
扉絵
鯉登のクソコラ(鶴見中尉とのツーショ)から剥がれ落ちる鯉登の顔。
鯉登少尉、過去の誘拐事件について月島軍曹に問い詰める
↓
尾形は去り際「満鉄について鶴見中尉に聞いてみろ」と言っていたとのこと
↓
満州鉄道反対派だったのは花沢幸二郎中将だった。花沢中将の死から満鉄計画は突き進んだ。
さらには「バルチョーナク」から誘拐事件の黒幕を推測
↓
花沢中将は自害ではなく殺害されたのではないか
↓
場面変わってアシリパさんと杉元がお話
「鶴見中尉たちが金塊を見つけたらどうなる?」
杉元「少なくともアシリパさんを狙うものは誰もいなくなる」
↓
また場面変わって鯉登月島。
鶴見中尉は来るべき日のために鯉登少将の後ろ盾が必要だったから誘拐事件をでっちあげた
↓
自分たち親子を騙していた鶴見中尉と月島軍曹への怒りをぶつける鯉登少尉
↓
月島軍曹
「あなたたちは救われたじゃないですか」
↓
月島軍曹、鶴見中尉に騙されていたことを知っている
↓
月島軍曹
「でもまあ…別にいいんです 利用されて憤る程の価値など元々ありませんから 私の人生には」
↓
月島軍曹(鯉登少尉の「月島 お前はどうして…」に対し)
「私は鶴見劇場をかぶりつきで見たいんですよ 最後まで」
↓
月島軍曹
「今聞いたことはすべて胸にしまっておいた方が賢明です。いざとなれば鶴見中尉はあなただって平気で消す。そしてその汚れ仕事をするのは私です」
↓
鯉登少尉、壊れる(?)
「鶴見中尉スゴーーーイ」
バタバタバタバタ
↓
鶴見中尉、上陸!
ここで今週は終わり。
…ホラーかなってくらいに背筋がぞっとしました。
無理です。全然無理です。
え、だってこんな…
とりあえず読んでください!
鯉登少尉、鶴見中尉の明確な指示がなくても自分の判断で色々できる(10巻より)本来は聡い子(子、て)だから、
尾形が言い残した「ボンボンが」で多分色々と気づいたんじゃなかって思ってはいたんですけど、
ここまで気づいてるとは思わななかったしこんな形で問い詰めるとは思ってなかったしそこのやり方がまっすぐすぎるというか…
パパにチクるとかなんていうか裏からやってほしかったしでもそれができないのが音之進ていうかも~~~~~好き!!!(黙れ)
もしかしたら軍曹の口から真実を聞きたかったのかもしれない甘いな坊ちゃんだなも~~~~~好(黙れ)
そして多分、最後の壊れた少尉は演技じゃないかなぁと思うんです。
それまでグレーゾーンだった月島軍曹が黒になったので警戒を解いておかないといけない。みたいな。
なんていうか、鯉登少尉と鶴見中尉&月島軍曹はここで袂を分かつんだなぁと思いました。
月島軍曹も悲しいですね。
多分彼は奉天で鶴見中尉にいご草のことを聞いて「そうですか」と言った時、そして15巻の加筆部分で海にいご草の髪を捨てた時、心も一緒に捨てたんだよなぁと思います。
心を殺して自分は物言わぬ兵隊になって、それでも鶴見中尉の「劇場」を見たいのは、
多分月島軍曹って世の中を壊してくれる存在(鶴見中尉)を救いとしていると思うんです。自分はすでに心を壊しているから。みたいな。
でも、これは憶測なんですけどもしかしたら月島軍曹、今回の鯉登少尉が気づいたって話を鶴見中尉に報告しないかもしれないなって思いました。
面倒見てた鯉登少尉ってこともあるかもしれないし、もしかしたら完璧に心酔していた「鶴見劇場」に楔を打ち込みたくなるかもしれない。なんたって元悪童だし。
それと、樺太の旅が軍曹を変えていてくれていたらいいなと思うんですよね。
月島軍曹語り(【本誌ネタバレ含】懐刀月島【憶測年表付き】)で言いましたが、樺太の旅、彼にとって楽しかったらいいなってずっと思っていたので…これは筆者の完全な希望ですけども。
軍曹…人生に価値を見出してくれよ~~~!!
そんなわけで(?)後半に続きます。
↓
【本誌ネタバレ】209話感想
本誌感想です。
号泣…
今回、神回です。
心温まる回。
ほんっとにわたしが何か言うなんて野暮ってもんですってくらいに素晴らしいので!!
今週のあらすじ
チカパシ…
です!!
本当!!読んで!!ください!!!
泣くから!!
よかったなぁ…チカパシってなるから。
205話感想 でちらりと言いましたがずっと居場所を探していたチカパシは、本当の居場所と本当の家族、金カムの登場人物たちが縁遠いその二つを見つけたんですね。
よかったなぁチカパシ…
そして今回の谷垣の涙も、もうもう…
205話の鳥の神様の話のシネマトグラフ撮ってる時さ、チカパシはきっとそこで初めて谷垣との別れを意識して、谷垣を見上げて大粒の涙を流していましたよね。
今回はチカパシが谷垣を見上げる構図は同じだけど、今回は逆で大粒の涙を流すのは谷垣の方でした。
その構図がめちゃくちゃ泣けるし、今度はチカパシは「うん」って笑顔で頷いてます。
チカパシには谷垣に示してもらった未来が開けているから。
そして二瓶の銃をチカパシに託す谷垣。
親から子へ受け継がれる魂…。
血は繋がらない三人ですが生き様は脈々と受け継がれるんですよね…
…もう〜〜〜ほんっと、そこが泣けるんです!!!!
「受け継ぐ」とか「語り継ぐ」、「継ぐ」というのはゴールデンカムイのテーマの一つだと思うんですが、
二瓶から谷垣(そして今回チカパシへ)然り、江渡貝くんの精神然り、アチャからアシリパさん然り、アシリパさんが語る伝承も継がれているものですし、あと、…キロちゃんからアシリパさん(子どもたち)然り…
人間て(急に重い話しだしたよ)誰かから何かを受け継いで、またそれを誰かに繋いで生きてると思うんです。それは良いことだけじゃなくてもちろん悪いことも。
(世の中その善悪すらも曖昧なわけでそれもまたテーマなんですが)
ゴールデンカムイはそういう漫画なんだなぁと思うんです。
金塊レースという日常からかけ離れた題材でフィクション性エンターテイメイント性が全面に押し出された内容の中に、こういう普遍的な人間の営みの尊い部分が滲み出ているんですよね。
それは野田先生の綿密な取材と、北海道への愛と人間への愛がなせる業だと思います。
だからこんなにも泣けるんですねぇ…
…そうですわたしはゴールデンカムイが大好きです!!!
今回はほんとに素晴らしかったです!いつもだけど!!
あとエノノカかわいかった!!
あと…これは考えたくないんですが、自分の魂を誰かに託した人ってみんな死んでいくんですが谷垣死なないよね?!!
…フチにアシリパさんを見せて役目終えて死なないよね?!!!
……やめよう!!
おわりもす!!
(来週210話で区切りよく樺太終わりかな〜)
(…尾形どこ行ったの?大丈夫?日本帰れる??)
【本誌ネタバレ】208話感想
今週の本誌感想です!!
いやぁ………いやぁ……(喋れ)
なんというかものすごかったですね!!
結論:土方さんと鶴見さんがすごい(すごい)
もうなんていうかあらすじとか…無理です…でもめちゃくちゃかっこいいから適当に述べます。
有古は一等卒は都丹との闘いの時には第七師団
↓
都丹が生きていたので他の情報を吐かせるべく運ぶ(やっぱりね、八甲田山の遺体回収のフラグここでしたよねよかった有古が遺体掘り出し上手で(言い方))
↓
土方さぁん人たらし私を部下にして(※これは筆者の個人的な感想です内容とは関係がありません)
↓
場面戻って第七師団。鶴見中尉、有古を脅す。
↓
土方さんの隠れ家へGO有古(有古、一回休み)
↓
場面切り替わって師団。
鶴見中尉、有古に二重スパイの薦め(!!!)
江渡貝くんの偽物を渡して信用させろとか言う
↓
有古を殴る宇佐美こわいとてもこわいこういう人だったんですねこわい
菊田曹長は切なそう
↓
鶴見中尉渡したのが偽物って土方さんは知らないと思ってる「人間の皮」の重要性
↓
土方さん、有古の持ってきた皮が偽物だって知ってる…
ていうかそもそも鶴見陣営が都丹の皮の写しを持ってること知ってるしだから有古が持って行ったものが偽物だってすぐばれることもわかっててあえて行かせたしだから有古が二重スパイってわかってるしその上で鶴見中尉の出方探っててそれで偽物人皮五枚ゲットできてよかったなって感じだし…(え、土方さん、すご…)
「人間の皮」の重要性は土方さんも認識してる
↓
鶴見中尉、樺太行くってよ
今週はここまで。
…回を追うごとにふざけてきてるこの適当あらすじ。いいんだ私が楽しくてやってるんだから(開き直る女)
ね、今週めちゃくちゃ面白いでしょ?読んでください!!!
なんかさぁ、「あ、そういえばゴールデンカムイって刺青人皮争奪戦の話だったね」って思いだしたよね。そう、原点回帰!さすが土方さんと鶴見中尉は道をはずれないね!!この二人は最後までどうなるかほんとわかんないすごく好き!!(そうかい)
この二人、情報の重要性を理解してて共通の認識の上でお互い顔も合わせずに殴りあうこともなく「情報」戦を戦ってるのめちゃくちゃかっこいいまさに「エモい」…!!
今のところ土方さん優勢っぽいけど、多分なんだけどこのまま鶴見中尉が膝を折るわけはないので、鶴見中尉なんか知ってるかなんかやってる気がする。
ていうか刺青人皮、作り方わかってて量産してたらどうしよう。「偽人皮が6枚だといつから錯覚していた…?」みたいなさぁ(別漫画のネタやめなさい)
目が離せないにもほどがあるね。
あと、先週の感想で言ってた有古の二重スパイ説あたってしまった…しかも悲しい理由であたってしまった…脅迫かよ…アイヌは家族を大事にするって言ってたもんな。
どちらからも信用されないで利用されてすごくなんか…弱者感がある…和人たちの争いに巻き込まれて、家族を大事にする気持ちまで利用されて顔を腫らしている有古くん…彼はキロちゃんが守りたかった「弱者」そのものですね。
同時にキロちゃんだって軍でどんな扱い受けてたかわかんないよな、とか思いました。アイヌとして軍に入ったのだし…いやでも彼ならのらりくらりとかわしていてほしいけど…でもでも…つら…
そう考えるとキロちゃんが最期に言っていた「俺たち」は、ロシアの仲間たちじゃなくて、社会的弱者になってしまった少数民族のことなのかなと思いました。
それはニヴフでありウィルタでありキロちゃんの故郷の民族であり、アイヌでもあったのかなって…
って思うとアイヌの未来であるアシリパさんに全てを託したのはキロちゃんの最期の希望であり光だったんですよね。何度も言いますがキロちゃんは最期に光の中で死んでいったので…す…
キロちゃんの希望はアシリパさんでもあるから、彼女が生きていればそれでもう大丈夫な気がする。
画面見えないのでやめます!!
来週はどうなりますかね。
樺太に戻るのかな。
もしやキロちゃんの過去とかかな。
大体単行本の区切りのいい回に衝撃的な過去編もってきたりキロちゃんが死んだりしているので今208話ってことはなんかあるかなとか思ったり思わなかったり…
そうじゃない巻ももちろんあるのですがね。できたら平和に終わってほしいね。
おわりもすね。
【本誌ネタバレ】207話感想
先週休載で一週空いて今週です。
やばい。なんていうか息切れしました。
ちょっと、まず、てきとうあらすじします。そっからあの感想を述べていくんですけど、まともな日本語にならない感想になります(いつもや)
登別の鶴見陣営、有古がもってきた皮見る
↓
有古曰く、アイヌの女性の入れ墨と関係があるかも
↓
鶴見中尉、都丹の死体をよく見つけ出したなと有古を褒める
↓
有古「運がよかっただけです」
↓
鶴見「一枚でも欠けたら金塊は永遠に誰にも見つからない可能性があると思うと
ひやりとする話だな…」
↓
場面変わって夜、菊田、爆撃された塹壕の中で有古と二人でみた月の話をする
(お互いが死んでないか一晩中声をかけあったとのこと)
次の日
鶴見中尉と鯉登少将、温泉(で、ついに、脱ぐ)
↓
窓から飛び降りて逃げる有古
↓
都丹庵士!!!!「盗ってきたか?!」
↓
有古人皮持ってる。「全部 盗ってきた!」
↓
二人で逃げる。有古、瀕死。
数時間前
人皮を盗もうと鶴見中尉の行李を開ける有古
↓
マキリを発見(父親のマキリ)
↓
有古の父親は殺されたアイヌの一員だったらしい
↓
菊田「お前はあの塹壕から見た月を忘れちまったんだな」
↓
鶴見中尉「都丹庵士の刺青の内容を把握していたことまでは土方歳三も知らなか
ったようだな?」
「奴にそそのかされたのだろう?父親の遺志を継げとかなんとか…」
↓
有古の手を噛む宇佐美
「もう戻れないぞ お前は最悪の道を選んだ」
で今週は終わり…
あの、ちょっと、ねぇ!!これさ、ちょっとみて→ 【本誌ネタバレ】196話感想
やったーーーーー予想(?)あたってたーーーー!!!
予想や考察がことごとくはずれるでおなじみのこのブログですが、これ、あたって…うれし…(数うちゃ当たる戦法)
キロちゃんが死ぬって話と亜港で流氷待ってるんじゃないかって話と、この、土方さんがかかわってる説が今まであたった話ですかね!!やったー!!!!でもキロちゃんが死ぬ予想ははずれてほしかったーー!!…うぅ、つらい…(情緒不安定かよ)
気を取り直して、や、でも、油断はできませんよね。謎は多いし、もしかしたら有古は二重スパイかもしれないし!!二重スパイするから見逃してくれとか言ったかもしんないし!!しらんけど!!有古そんな人じゃないと思うけど!!
とりあえず今週思った謎やらなんやら書いてみますね。
・有古、そこからどやって逃げたん?あの後窓ガラスなの?
・ていうかそもそも時間軸謎じゃない?中尉有古が人皮盗む時は温泉入ってたんじゃなかったの?
・なんで鯉登少将は登別にいるん?(もしかして:黒幕)(鯉登少将黒幕説大好きか)
・有古はいつから土方さん陣営にいるの?きっかけは??
・有古が盗んだ人皮はえどがいくんのやつなの??
・てか有古の持ってきた偽物はなんなの?誰なの?
・土方さんーーどこーーー?!!
・二階堂ーーどこーーー?!!
はい。こんな感じで。
私的には有古の逃走に関しては「裏切りとか特にな杉元殺せればいいフラットな男」二階堂がなんかうまいことやってくれたらいいなぁなんて思ってます。(肩書なげぇよ)
…なんか、力入ってしまいますね!有古が土方陣営と聞くと!俄然!!(土方さん大好き病)
あと、暗号ですが、鶴見中尉が言っていた「一枚でも〜〜〜」ってところを考えると、多分刺青って何枚かだけ、むしろ一枚だけでいいんじゃないかって思ってしまいますね…。
アシリパさん金塊の在処もうわかってたりして…すでに何枚も見てきてるし。
あと土方さんに刺青彫られてない気がしてしょうがないです。(だって脱がないし)(そこかよ)
にしても野田先生って、キャラを魅力的に描く天才だと思うんですよね。
だって有古とか菊田とかめちゃくちゃ最近のキャラですよ。キロちゃん死んでからだよ。
なのにもう馴染んでるしなんなら有古に至っては応援してるしわたし(お前かい)
いやーーーすごいですね。
とりあえず色々な諸々(?)は次週待ちでしょうか!!
楽しみですねぇ!!!
もす。(おわりもす)
【本誌ネタバレ】206話感想
本誌感想いきますね。
今回も前回以上に詰め込まれた回でした。
いや、なんかいろいろ考えちゃうつらい…
適当あらすじと箇条書きの気持ち悪い感想、はーじまーるよー
シネマトグラフ上映会
↓
笑いあり笑いあり涙あり(チカパシと谷垣の別れが現実味を帯びてきた…)
↓
上映が終わった、と思ったら、まさかの小樽
↓
10年以上前の小樽のアシリパさんのコタン…
↓
アチャ、と、アシリパさんのお母さん…!!!
↓
共に映るキロランケニシパ…!!!(とインカラマッちゃん?)
↓
場面変わってアシリパさんと杉元が二人で話す
↓
アシリパさん「やっぱり自分たちで大切にする気持ちがなくては 残っていかない
キロランケニシパやアチャの言う通り守るためには戦わなくてはならないのか」
「キロランケニシパが命をかけて伝えてきたのに…私はもう無関係ではいられない」
杉元「アシリパさんを戦争で戦えるように育てたって俺にそう言った。」
「ウィルクは何も知らないアシリパさんを金塊争奪戦の中に無理やり巻き込んだ。
キロランケも「戦って守るしかないのだ」という選択肢にしか辿り着けないよう自分の命と引き換えに…追い込んだ 俺はそれが許せない」
「「アイヌの先頭に立って死ね」と「戦って人を殺せ」とあいつらはアシリパさん
に言ってるんだよ?」
「アシリパさんは本当にそうしたいの?」
「俺はアシリパさんにこの金塊争奪戦から下りてほしい。
知ってからではもう遅いから。」
↓
アオリ
『人間を殺せば地獄行きだと?それなら俺は…特等席だ。』
以上です。
…読んでくださいお願いします。
いやぁ…なんかもう…もう!!!!(喋れ)
とりあえず箇条書きで…
・アシリパさんと杉元、合流して初めてまともに気持ちを交わしたなぁと思いました。
今回のタイトルが『二人の距離』なんですが、これは杉元とアシリパさんの近くて遠い距離を表しているのかな。
杉元はきっとまだ地獄にいて、アシリパさんはその世界を知らずにいて、っていう心理的な距離なのかなと…切な。とても切な。
・キロちゃん、アシリパさんが赤ちゃんの頃はよくウィルクの村に通っていたんですね。
作戦練ってたのかソフィアのこと忘れるなとか言ってたのか知らんけどなんか…いいなぁと思ってしまいました…そんな時代も~ああ~ったねと~いt(強制終了)
…で、そのウィルクとキロちゃんが一緒に映ってるコマの向かって右側に見切れてる髪の毛ってマッちゃん…??と思ったんですが…どうでしょうかね(聞くな)
マッちゃんだとしたら、キロちゃんとマッちゃんは苫小牧で初対面じゃないってことになりますよね。
なんか、二人が初対面じゃないとかすごいなんていうか…キロちゃんはいいとして(よくないけど)陰謀渦巻きすぎてなんかもう…
マッちゃん、被害者っぽく描かれてるけど、『悪い大人』はマッちゃんもじゃないかなんて…以前の本誌感想(【本誌ネタバレ】186話感想(後編:キロちゃんについて徒然) )でちらりと言いましたが女はこわい(by二瓶)だし。
キロちゃんがソフィアさんに送った長い手紙(18巻の加筆部分です)がある限り、それをめぐってこれからまだまだ色々あるんだと思うんですけど、オラ、ワクワクすっ(強制終了)
あと、なんであのコマ、キロちゃんハッとして振り返るの?演出上かっこいいから?それとも撮られちゃまずいの?…まずいか、テロリストだもんね。(適当)
・アシリパさんのお母さん。
かわいい。似てる。え、かわいい。なんか束の間の幸せって感じがして泣けてきました。
ウィルク、娘を戦争で戦えるようにしちゃうとかかなりアレな感じだけど、ちゃんと家族を愛してはいたんだなぁと思うのですよね。
キロちゃんもそうだけど、それとこれとは別なんですねきっと…男って!!!
ウィルクは日本国籍とったのかな。キロちゃんは多分奥さんと結婚するために国籍取ったと思うんです。だから工兵として日露戦争いったし。
でもウィルク、日露戦争の時には投獄されてたし…(バラバラ事件が作中の「五年前」で1902年ていう計算)どうなんですかね。
和名とかあるのかな。
・武人の責任の取り方。鯉登少将!!
もうなんか、完璧じゃないですか。鯉登少将。過去編を見てるから尚更彼の言葉が重い。
それでも納得しない杉元はなんだろう、先を生きてる若者なんだなと思いました。
親と子とかじゃなくて、アシリパさんの意志と個人の存在を尊重しようとしているというか。(それが押し付けになっていても)
…話は戻りますが、鯉登少将。かっこいい。(雑か)
・キロランケニシパが命をかけて…っていう話、杉元とアシリパさんの見方が全く違ってて、まさにゴールデンカムイだなぁと思いました。
誰かの正義が誰かの悪というか、人が違えば見方も変わるというか。そういう作品ですものね!!
キロちゃんはその最たる例で、民族を守ることや命をかけて戦うことの厳しさと覚悟と尊さをアシリパさんに教えたわけだけど、それは見方によっては、無垢な少女に人殺しを教えるようなもので…多分杉元はそこだけを見て「許せない」と言ったわけだけど。
多面的に見ると誰の言い分もわかるし誰も彼も自分勝手でなんか、『人間』だなぁと思うのです。
アシリパさんが少し多面的で、過去と未来を見て苦しんでるような気がします。
なんていうか、筆者はキロちゃん推しですが、キロちゃん記事vol1.で書いたように、キロちゃんはアシリパさんに背負わせすぎだと思います。
まだ12歳かそこらの少女に…
キロちゃん14巻で「この樺太が彼女を成長させれば」って言ってたし、実際そうなったと思うんです。
でも、なんというか、未来を託して死んでいったキロちゃん…ずるいなぁと思います。杉元もそりゃおこだ(おこて)
キロちゃんは自分の信念に役目に生きた人だからそれは本当にかっこよくて尊いんだけど、それはそれで完結してていいんじゃないかって…
次世代に引き継ぐものと引き継がなくていいものがあってウィルクもキロちゃんも何もかもをアシリパさんに背負わせてるというか……うん、うまく言えませんが!!
とにかく、アシリパさんは自分で自分の道をどうにかして見つけてほしい!!
がんばれアシリパさん。
・にしても杉元はブレない。
最初から、いろいろ旅してきた今も「殺すのは自分の役目」だと思ってる。
切ないな杉元。
いつになったら彼の中の『人間』に戻れるのかな。
・あとなんか、ウィルクは網走で「アシリパは山で潜伏し戦えるよう…育てた」って言ってただけなのに杉元が「戦争で戦えるように」と受けとっていたのが印象的でしたね。
なんだろ、ウィルクが言いたかったのはそういうことじゃないと思うんですよね…でもそれを杉元はアシリパさんに伝えてしまった…なんかもう、杉元のこの「間違い」感、すごく彼らしいなと思うんですけど読者からするとなんかあーーーーー!!って感じ(語彙力)
…となると、ウィルクは本当にアイヌとして暮らして変わっていったんですかね。アイヌとしての暮らしに『人間』にしてもらったんですかね。狼のままじゃなかったのかな…わかんないなおもしろいな。
…となると、変わったのはウィルクなのかなどうなのかな。前にも色んなこと(【本誌ネタバレ】183話感想(後編:考察(ウイルクとキロランケ)))書きましたが私はウィルクとキロちゃんの北海道に来てからの二人のすれ違いが非常に興味深いのでほんと…オラ、ワクワk(強制終了)
徒然な感じで書きました。毎度適当ですんもはん。
おわります。
【本誌ネタバレ】205話感想
本誌感想です。
今回はなんとも…なんていうか詰め込まれすぎててなんていうか…
あらすじはもう適当にいきますね!!
軍曹、杉元にアシリパさんが暗号の鍵を思い出したんじゃないかと問い詰める
↓
杉元、邪魔すんなとけん制(やだぁ不穏〜♪)
「あんな男(鶴見中尉)に心を開くと思えないからな」
↓
シネマトグラフでアイヌの物語を撮ることに(シネマトグラフは声は撮れないの
で無声映画…つまり演劇)
↓
アイヌの神話を演劇で
↓
アシリパさん監督
↓
杉元ガチ
↓
鯉登少尉もっとガチ(サーカスの時みたいじゃん〜)
↓
軍曹巨乳
↓
物語を変えることに
↓
カムイの出る神話に
↓
チカパシの涙
↓
落ちる谷垣
↓
アシリパさん「今の撮れたか?!」
…わけわんないですね。読んでください(投げた)
詰め込まれすぎててなんていうか感情がジェットコースターになるから。
いや〜今回しんみりポイント3個、笑いポイント10個、みたいなバランスでした
ね。
しんみりからいきましょうか。
・キロちゃんの死に様
軍曹から見ても安堵の表情だったんだと知れて、正直泣きました。
キロちゃんは本当に安心して、アシリパさんにすべて任せて逝けたんだなぁと思
うとなんかもう…涙(まじで泣いてる)
実際今キロちゃんの思いを引き継いで、アシリパさんはアシリパさんのやり方で
少数民族、自分たちの文化を残そうとしているわけですし。
キロちゃんは本当に役目を終えたんだなぁと、旅の中でアシリパさんたちに多く
のことを語っていたのも、樺太まで旅してきたのも、本当に大きな意味があった
んだと思えますね。ちょっと前が見えなくなりましたすいません。
・アシリパさん「こんなんじゃ残せない」
…ギャグなのか、本気なのか。彼女は本気ですよねいつだって。
背負いすぎてるアシリパさん。
またキロちゃんにも重いもの背負わされちゃって…
キロちゃんのことを思うとよかったなぁと思う反面、12歳かそこらの少女が背負ってしまった重荷を考えると切ないですね。
・チカパシ
彼は谷垣ニシパと別れてここ南樺太に残る気なのでしょうか。
ずっと居場所を探していた彼はやっとここで居場所を見つけたんでしょうかね。
ずっと谷垣に引き取られると思っていたのでここでチカパシがいなくなるのはとてもさみしいです。
さみしけど喜ぶべきことでもあり…うぅ…切な…
笑いポイント
・少尉「私よりいい役を〜」
ガチかwwこういうのめりこみやすいところめちゃくちゃ推せますね。
・軍曹巨乳
たゆんたゆんじゃないからw
・ヴァシリのお絵かき
何気にスタッフにされてる。そしてやぱり絵がうまい。
他…(10個は?)
適当感想でした。
おわりもす。