漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】209話感想

本誌感想です。


号泣…


今回、神回です。
心温まる回。

ほんっとにわたしが何か言うなんて野暮ってもんですってくらいに素晴らしいので!!


今週のあらすじ


チカパシ…

 

です!!

本当!!読んで!!ください!!!
泣くから!!

よかったなぁ…チカパシってなるから。

 

205話感想 でちらりと言いましたがずっと居場所を探していたチカパシは、本当の居場所と本当の家族、金カムの登場人物たちが縁遠いその二つを見つけたんですね。

よかったなぁチカパシ…


そして今回の谷垣の涙も、もうもう…


205話の鳥の神様の話のシネマトグラフ撮ってる時さ、チカパシはきっとそこで初めて谷垣との別れを意識して、谷垣を見上げて大粒の涙を流していましたよね。

今回はチカパシが谷垣を見上げる構図は同じだけど、今回は逆で大粒の涙を流すのは谷垣の方でした。
その構図がめちゃくちゃ泣けるし、今度はチカパシは「うん」って笑顔で頷いてます。
チカパシには谷垣に示してもらった未来が開けているから。

そして二瓶の銃をチカパシに託す谷垣。
親から子へ受け継がれる魂…。
血は繋がらない三人ですが生き様は脈々と受け継がれるんですよね…

…もう〜〜〜ほんっと、そこが泣けるんです!!!!


「受け継ぐ」とか「語り継ぐ」、「継ぐ」というのはゴールデンカムイのテーマの一つだと思うんですが、
二瓶から谷垣(そして今回チカパシへ)然り、江渡貝くんの精神然り、アチャからアシリパさん然り、アシリパさんが語る伝承も継がれているものですし、あと、…キロちゃんからアシリパさん(子どもたち)然り…

 

人間て(急に重い話しだしたよ)誰かから何かを受け継いで、またそれを誰かに繋いで生きてると思うんです。それは良いことだけじゃなくてもちろん悪いことも。
(世の中その善悪すらも曖昧なわけでそれもまたテーマなんですが)

ゴールデンカムイはそういう漫画なんだなぁと思うんです。

金塊レースという日常からかけ離れた題材でフィクション性エンターテイメイント性が全面に押し出された内容の中に、こういう普遍的な人間の営みの尊い部分が滲み出ているんですよね。
それは野田先生の綿密な取材と、北海道への愛と人間への愛がなせる業だと思います。
だからこんなにも泣けるんですねぇ…


…そうですわたしはゴールデンカムイが大好きです!!!


今回はほんとに素晴らしかったです!いつもだけど!!

あとエノノカかわいかった!!


あと…これは考えたくないんですが、自分の魂を誰かに託した人ってみんな死んでいくんですが谷垣死なないよね?!!
…フチにアシリパさんを見せて役目終えて死なないよね?!!!


……やめよう!!


おわりもす!!

 

(来週210話で区切りよく樺太終わりかな〜)

(…尾形どこ行ったの?大丈夫?日本帰れる??)