漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】213話感想

本誌…本誌…素敵な回でした…


てきとうあらすじいきます。


北海道への連絡船の話を思い出す白石
(連絡船の話はアシリパさんと白石しか知らない)
(アシリパさんの言っていた「あて」はこれのことだった)

傷ついた杉元とアシリパさんが逃げている…ところを、助けてくれたのは、馬に乗った、ヴァシリ!!!!!!
(アシリパ「頭巾ちゃん…」)

杉元・アシリパと白石・谷垣合流

でも谷垣は馬に乗せてもらえない

(インカラマッが鶴見中尉のところにいるから)鶴見中尉のところに行け、と面々
アシリパさん「私が…フチにまた会う夢を見たと伝えて!!フチは信じて安心す
るかもしれないから」

止まる谷垣。港へ去る面々。
白石「達者でな!!谷垣源次郎」

谷垣に追いつく菊田特務曹長「どこへ行った?」
谷垣「アシリパたちと街の方へ逃げるのが見えました」
菊田「じゃあなんで追わねぇんだ!!走れ谷垣一等卒!!」
谷垣「俺はマタギです」
菊田「はぁ?!」
谷垣「マタギの谷垣です」


船に乗る面々(杉元アシリパ白石ヴァシリ←new!)

港で兵士が一人(白石「どうした頭巾ちゃん」)

白石、ヴァシリに向かって「撃てッ バーン!!バーン!!やれ!!お前なら当てられるだろ?!」
アシリパ「足を狙え」

ヴァシリ、兵士の脳天に一発
白石「よくやった」

鶴見中尉、港で撃たれた兵士と四人が乗ってた馬を見る


船の上の面々。樺太脱出!

樺太の遠景を見つめる杉元とアシリパさん。

杉元「アシリパさんなら自分の信じるやり方でアイヌを守る道を探してくれると
俺は信じることにした」

白石「それはいいけどどうやって俺たちだけで金塊を見つけんのよ?」

砲撃される

第七師団、追いかけてきた!!

 

今週はここまで!
…ね、素敵な回でしょ?


今回も気になったところを…


・谷垣
樺太の旅って本当に全員に変化をもたらしてて、今回は谷垣もしかりだったよという回で、
谷垣の変化は何かっていうかアイデンティティが固まったのではないですかね。というか、二瓶鉄造に心をマタギに戻してもらって今まで来たわけですが、それを兵士であることを否定して自分からマタギだと発したのは初めてじゃないですか。
だから彼の中で胸を張って「自分は兵士じゃなくマタギだ」と言えるほどに人格が固まったというか、やっとこさ彼は戦争から戻ってきて解放されて新たな道を見つけたんだなという感じがしましたね。
いい顔してたよ、谷垣。(何目線だ)

あとね、谷垣アシリパさんたちを逃がしてくれた。特務曹長に嘘ついて逃がしてくれた。
ありがとう、谷垣。

なんか白石が「達者でな!!」って言っててもう会えないのかなとちょっと思って切なくなります。
死なないでね、谷垣。


・ヴァシリ
まじで助けてくれましたねヴァシリ…珍道中全然ありましたわやったぜ!!
しかも何あの登場、王子様じゃん。尾形を見つけるためとは言えかっこいいじゃん。なのに「頭巾ちゃん」とか言われてんじゃん超かわいいじゃん。いやいやあの人ウィルタのアンマー撃ってた人だよ、同僚のこと全然見殺しにできる系男子だよ…んも〜〜ギャップ!!!!
いやぁなんていうか、ゴールデンカムイって本当に人の多面性を描くのが上手いですなぁ…
全員が全員色々な面を持ってて憎めないってなかなかすごいことですよね。

え、てかヴァシリ一緒に北海道行くの…密入国
いやいやでもね、この四人の珍道中ほんと楽しみ。ヴァシリめちゃくちゃ役に立つじゃん。

え、てか(二回目)鶴見中尉ってさ、ヴァシリに撃たれた兵士の死体見てたけどさ、
ヴァシリが相当な手練れだって気づいたと思うんですけど…
ヴァシリ大丈夫かな。手練れ=尾形だと勘違いされて狙われないかな。


・白石
なんかもうアシリパさんの考えてることツーカーすぎてすごい好きですね。
樺太の旅のアシリパさんのことちゃんと見てたし、白石なりにアシリパさんを守っていたからこそのツーカーですよねぇ…!!
アシリパさんの相棒は杉元だけど、白石ともまた違ったバディなんだなぁと思ってる!!
前の感想でも言いましたけど白石も覚悟きめてきてますもんね。あなた、覚悟してきてる人ですよね、ですもんね(別ジャンルやめなさい)
杉元とアシリパさんと白石っていうパーティー…すごい懐かしくて好き!!
211話で原点回帰して、また二人から旅が始まって、白石に助けられてってところまでちゃんと今までの旅路をなぞってる構成。素晴らしい!!
なんかもう一人かわいいのがおまけについてきてるけど素晴らしいよ!!


アシリパさん
なんかね、ちょっと思ったのがね、アシリパさんはフチのところに帰る道より金塊を探して旅を続ける道を選んだじゃないですか。それがなんか、ちょっとキロちゃんと重なるというか。
わたしは昔のキロちゃん語りで、キロちゃんも家庭的な小さな幸せは捨ててきた人で、それをアシリパさんに背負わせてると言いましたけども…なんかその通りになってってるというか…
でも決してネガティブな意味ではなくてアシリパさんの前向きな意志で選んだ道だし、211話感想でも言いましたがキロちゃんはアシリパさんならできるって信じて想いを託していたんだと思うので、なんていうか昔思っていたのとは若干ニュアンスは変わってきますがなんというか…うん(著しい語彙力の低下)
そう、なんていうかキロちゃんの遺志は引き継がれたな…と思って嬉しい反面アシリパさんの未来が心配になってきたりこなかったり…大丈夫だけどもアシリパさんは!!(何目線だ)
願わくば!!アシリパさんの未来が幸せでありますように!!!

 

来週も楽しみですね。

鯉登少尉大丈夫かな…。

 

ところで19巻発売されましたね!!
ちょっと涙で前が見えないのですがちゃんと読んで感想あげます(多分)確か19巻のあたりの感想どさぼりしてたような気がしますし…えへ。


おわりもす。