【本誌ネタバレ】211話感想(白石とキロちゃんアシリパさん語り)
本誌感想いきます!!
今回も号泣したんですけど…なんか最近毎週泣かされてるな…?
てきとうあらすじはーじまーるよー!!
タイトル『怒りのシライシ』
夜明け。
めちゃくちゃ酩酊状態の白石が杉元にからんでくる。(なんか顔の圧がすごい女の人と)
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喧嘩する二人
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アシリパさんを守りたい杉元
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白石
「杉元は樺太の旅でのアシリパちゃんを見てねぇ!」
「彼女は色んなものをこの島で学んで成長したんだ」
「キロランケが彼女に伝えたことは嘘じゃねぇだろ?!」
「わざわざクソ真面目に樺太まで連れてきて自分たちの現状を本人の目で直に見てもらおうとしたんだからな」
「全部覚悟の上でアシリパちゃんが「アイヌを背負いたい」というなら 背負わせりゃいいだろッ!!」
「彼女を自立した相棒として信じればなぁ お前は元のギラギラした狼に戻れるのに…」
鶴見中尉一行、港に到着
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アシリパさん「どんな男かはひと目見ればわかる」
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鶴見中尉とアシリパさん、はじめまして
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白石、嘔吐(まだ酔ってる)
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中尉が白石に目を奪われたところで、アシリパさん手に矢を持つ
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アシリパさん
「杉元……私のことは私が決める」
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頷く杉元、空に向けて矢を放つアシリパさん
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杉元「毒矢だッ」
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よける一行
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鶴見中尉「逃げたぞ!!」
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逃げる杉元とアシリパさん
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アシリパさん
「杉元!相棒ならこれからは「するな」と言うな!!」
「何かを「一緒にしよう!」って前向きな言葉が 私は聞きたいんだ!」
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杉元
「よしッ!!俺たちだけで金塊を見つけよう!!」
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頭に矢のささった白石「あれ?オレ死ぬ?」
今週はここまで!!
…ね?泣けませんか??
もうこの一話に色々つまりすぎててもう何も考えられないですね好きですゴールデンカムイ…!!!
いや~~~やっぱりね、白石ですよ!白石由竹!!
もう彼がいるからこの漫画は救われるといっても過言ではないです!!!
樺太の旅は白石のことも成長させたんですね。
もともと視野が広く、優しい人ではあったのだけど…でも、でも…今回の白石はいい男すぎる。
白石ってさ、樺太行ったばかりの頃キロちゃんについて色々思うところがあったと思うんです。
ウイルタの村でトナカイのとこでキロちゃんが計画通りに事を進めてるっぽいところとか、キロちゃんが嘘ついてたっぽいところとか。
そして一度は逃げようとしてたじゃないですか。
でもアシリパさんに逃げようと誘ったけどもアシリパさんが逃げないって言って、白石は実際一度逃げたけどまた戻ってきてそこで覚悟を決めてますよね。(この話の白石も大好きなんです泣きました…(166話感想にて)
そこからは彼は更に物事の観察者になっていたと思うんです。
そして一緒に過ごしていく中で、キロちゃんがただ人を利用しながら革命を遂行してゆくような人じゃないってことも、その真面目な人柄も、人間らしい不器用な生き方も白石はちゃんと見ていた。
更には実際に触れた少数民族の現状も、物語も、文化も、白石にも伝わったんですよね。
だから白石が言ってる「キロランケが伝えてきたこと」は白石にも伝わっているんだと思うんです。
…泣いていい?
そして今回刺さったのが白石の「クソ真面目」って言葉なんですけど、
キロちゃんがアシリパさんを樺太に連れて行ったのってやっぱりどうしても負の感情でもって見てしまうと思うんです。
13巻までの旅が楽しかった分なんか裏切られた気持ちみたいなさ…
主人公である杉元が何よりそうで、「裏切り」「卑怯」と言ってるわけだし、あとやっぱりアシリパさんみたいな12歳かそこらの少女を戦いに巻き込もうとしてるとか色々と…負の評価が多いと思うんです。
でも今回白石が「クソ真面目に樺太まで連れてきて」って、なんかキロちゃんの行動がストーリー内で初めて正の感情でもって評価されたんですよね。
…わたしは泣きました。
本当に彼には伝わってるんですよねキロちゃんの想い…
そしてですね、これってキロちゃんの旅を見ていたってことと同時に、白石のアシリパさんへの信頼の証でもあると思うんです。
成長した彼女をみてきたからこそ言える台詞というか、なんだろ、クソ真面目なキロランケの伝えたかったことはちゃんとアシリパさんに届いてる確信があるし、
彼女はそれを背負える子だと白石はアシリパさんを評価してると思うんです。
それはやっぱり観察者でいた白石だからこそできることなのだと思います。
白石の代名詞である「脱獄」ってその監獄がどうなっているかじっくり観察しないといけないじゃないですか。
脱獄王の白石はその観察眼がずば抜けてると思うんですけど、
彼はその観察眼を人にも向けられる人で、そしてその観察眼はアシリパさんがアチャのことで思い悩んでいた時みたいに、キロちゃんが死んだ時みたいに、今回のように、誰かを救っているんだなって思って…
白石、いい男すぎて言葉がでない。
白石の役目もやっぱりそうやって誰かの想いを受け継ぐことなのかな。
誰かの想いを掬いとれるひと…シライシーーーーー!!!!好きだーーーーー!!!!!!ありがとーーーーー!!!(何のお礼だ)
さて、今回は相棒復活ってとこも最高でしたね!!
アシリパさんは「自分のことは自分で決める」って…もーーーーー強いーーー好きーーーー!!!
前回の感想でも述べましたが、アシリパさんは自我が芽生えたんですよ。羽ばたくときは今なわけですよ(は?)
それが今回、こうやって「前向きな言葉が聞きたい」って杉元に伝えた言葉がそのまま彼女の行く末を表してると思うんです。
そしてそれはきっと「大団円」につながるだろうなと確信しましたよ!!
最高の読後感ですな!!
んで、ふと思ったのがですね、キロちゃんとアチャってきっとこうなるって思ってた
かもしんないなと。
アチャはアシリパさんをそう育てたし、キロちゃんはアシリパは昔から賢い子だったって言ってるんですよね。
なんていうか二人ともアシリパさんに信を置いてる、というか人間として評価してるなという印象。
だから二人ともある意味アシリパさんに少数民族やアイヌを背負って立たせたとしても、彼女ならきっと自分のやり方で立ち上がってやりとげるって思ってたんじゃないのかなと。ていうかそうだったらいいな。
私はキロちゃん語りとかで「キロちゃんアシリパさんに背負わせすぎだよ」などと言っていましたが(キロランケについて語るにて)でも本当のところキロちゃんは、そうしても大丈夫だと確信していたのかもしれない。
アチャもキロちゃんもアシリパさんに明るい未来を見て信頼していたんじゃないかな。
…なにそれ尊い。
それは白石もそうだし、そして杉元も今回の白石の言葉で目覚めたと思うんです!!
明るい方向に進むといいな。
あとアシリパさんはもう暗号解けるわけだからなんならあれって刺青一枚でもあれば大丈夫系の感じだといいなと思っているし二人で金塊見つけちゃいなよそしてなんなら金塊もう二度と手の届かないところに沈めちゃいなよ…いやそれだとアイヌはどうなる…?そこは鯉登少尉と結託してだねなんとか融和の道を(ブツブツ)
そんなわけでした。
あ、今回鶴見中尉まじこわだったけどあれはあれで大変かっこよろしかったですね。
アシリパさんにはやべぇやつ認定されたけども。
おわりもす。