漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。

【本誌ネタバレ】232話感想

四日遅れの本誌感想です。


いや~すごい、なんかすごい回。毎回だけどすごい回。
割とみんなでてきましたね。はっぴー!!


ざっくりあらすじまとめると、

鯉登少尉は前向きに鶴見中尉を信じるとのこと。
月島軍曹は過去と明るく決別して鯉登少尉について行くことを決めたっぽい。
鶴見中尉と指の骨の関係。

場面変わって札幌。
宇佐美&菊田曹長と門倉さん&キラウシのニアミス。(強運門倉さん)

場面変わって空知川
海賊さんのグラビア(服は着てる)と、新しい囚人(すげぇ不気味)…?


みたいな(わからんわ)(もうね、読んで!!)


今回はまず鯉登少尉と月島軍曹について。
鯉登少尉はもう~~~前号の感想でも言いましたがもう~~~~!!!育ったわ!!!(?)
なんか本当に前途洋洋の素敵な指揮官になるんだなと思えるそんなキラキラ感…
月島さんに「健康的ではない」って断じて
「俺を信じてついてこい」って言ってあげれるのって本当に鯉登少尉しかいないじゃないですか!!
しかも鶴見中尉のことも「私利私欲だけで動くような人だとは思えない」ってさ…そこは自分の感性を信じているところがまた…
何があっても自分の眼で確かめるっていうその信念ね…!!!
はーーーーーーかっこ良…!!!!

月島さんはそんな上官を得て、マッちゃんに過去の話を聞くことはやめたのね。
いご草ちゃんの髪の毛を捨てたのが負の決別だったとしたら今回の千里眼の結果を聞くのを断ったのは正の決別と言うか、陽の決別というか…
泣けますね。

鯉登少尉、一人部下を導いたよ…!!!


で、ですよ、月島軍曹が見てた「鶴見中尉と指の骨」ですよ。
鶴見中尉がだらりとした姿勢で触っていた指の骨ですよ。
あれはもちろん妻子の骨だろうと思うんですけども…中尉、あんな感じでたまに昔を思い出すんですかね。泣けますね。

でもさ、鶴見中尉って長谷川さんになる前からスパイだったんですよね。
だからあの出来事が鶴見中尉の生き方そのものを変えたってことはなかったように思うんですけども…
けども、けどももしやなんですけどね、写真館時代鶴見さんて長谷川さんとしてこのまま写真館で幸せに暮らそうかなと思っていたこともあったんでしょうか。
だとしたら、やっぱり自分の素性のせいで愛する妻子とあんな別れ方しちゃって、そのことがずっと心にあるとか…だったらどうしよう。

…潜伏中にこのまま幸せに家族と暮らそうかなあと思っていたことがあったんじゃないかって思える人がもう一人いるんですけどキロちゃんなんですけど(詳しくはコチラ☆)、
キロちゃんは「自ら家族を捨てた」けど、鶴見中尉は「捨てざるを得なくなった」とか…そんな悲しい対比があったらどうしよう。
泣けてくるんですけど。


あとキロちゃんと言えば、今回オソマちゃんを呼んでた男の子、あれキロちゃんの息子かなぁなんて思ったんですけどどうなんですか?!!
眉毛と目似てるし…今回の最初のアオリが「目元がソックリ!!」だったんで、赤ちゃんの目元が谷垣と似てるのかしら~なんて思ってたらなんかすごいキロちゃんに似てる子出てきた…?なーんて思ったんですよね。
でも、別のコタンにいたのになんでフチのコタンにいるの??という疑問がありますわよね。

諸々今後を見ていきたいです。


さてさて札幌も空知川も動き出しましたね。
海賊さんはどうしたの?なんかすごい楽しそうに馬乗ってたけども。仲間になるの?なりなよ(なりなよ)


あと空知川の新しい囚人ぽいあの人なんなの、こわい。


おわります。

【本誌ネタバレ】231話感想

本誌感想です。

今回まじ神回ですわ…鯉登少尉…と思っていたら更に神回になっていくのすごすぎました。

ちょっとさらっと書きますとね、

オソマの母登場

フチは凄腕産婆さん

不死身ぶるマタギ

二時間は動けないはずの月島軍曹きてる

鯉登少尉もきてる

鯉登少尉の"上官命令"

鯉登少尉の決意「私は鶴見中尉殿と月島軍曹を最後まで見届ける覚悟でいる」

月島軍曹の後悔

鯉登少尉の軍曹への思いやり

いご草ちゃんの顔!(激かわ)

陣痛中なのに軍曹に手を差し伸べるマッちゃん(女は強い)

オソマの母「アンタたちもう終わった?続きはあとでやって!!もう産まれちゃうから!!」(女は強い)

てきぱきと男たちを働かせるオソマ母(女は強い)

男たちに臼を転がさせるオソマ母(女は強い)

産まれる!!(祝)


まとめ:女は強い


いやーーー!!コントラスト!!(?)

いや、すごくないですか??すごいですね!前半と後半のコントラスト!!!
すごい神回でしたね!!!
後半の勢いたるや…男たちのあーだこーだなんか正直どうでもいいですもんね、新しい命が生まれるって時にさ!!
屈強な軍人たちを働かせるオソマの母さんもすごいし、陣痛でめっちゃ痛いのに月島軍曹の探し人を探そうと手を伸ばすインカラマッちゃんがすごいなと思いました。

あと稲妻の子どもをちゃんと抱っこしてる軍曹(目が死んでる)も大分いいですね。
恋人のこと思い出して言葉にできない感情に拳を握っていたのに割とすぐ死んだ目で子どもあやすし、体育座りでおとなしく待ってるし。
野田先生って本当にめちゃめちゃキャラクターの魅力を多面的に描くのが神ですね。
軍曹、前回までターミ〇ーター殺人マシーンだったのに…みたいな。


さてさて爆裂エモな前半ですがね、鯉登少尉ね!もう今回のMVPは彼でしょ!!
彼は自分の進む方向が決まったんですね。
鶴見さんをどうこうではなく、鶴見中尉の進む道に救われる人がいればそれでよくて、それで自分や父が利用されても構わないという…
自分のされたことしてきたことという過去ではなくて、未来を見ている…(号泣)

この話何回目?!って感じですが、名前からして音之進は未来に向かっているわけじゃないですか。
兄さあの「平之丞」さんが平和をたすける(丞)なら、「音之進」は進む音だし、みたいな。
兄さあは長男だし平二お父さんの後を継ぐという意味ももちろんあると思うんですが、
音之進は次男だし、好きに未来を進んでほしいと思って名付けられていたらと思うとエモーショナルが止まらないんですけどどうします??!!鯉登パパ~~~!!!(すべて妄想です)


あとね、少尉が「上官命令」という強い言葉で命じたのが「人の命を奪うな」だったのもすごい…良い…

彼は上官だけど軍曹に甘えてたじゃないですか。めっちゃ。
でも樺太の旅で色々なものを見て、経験して、考えた先に自分で歩み始めたんですよね!!
自立…!!(鯉登少尉の自立的な話は210話感想←ここで述べてみました)
だからこその「上官命令」というか。成長したからこそ使う「上官命令」…(伝われ)

そしてね、更に鯉登少尉成長したなと思ったのが、月島軍曹の気持ちを慮ってるところですね!!「その厳格さは捨てたものの大きさゆえか?月島…」って…
部下の気持ちを慮る上官って素晴らしくないですか素晴らしいです。
以前少尉の「尾形山猫」発言に関してこんなこと書いたんですけど、筆者的には上官てそんな部下の過去とかあれこれを慮る必要ないのが主流だと思ってるんですけど、
でも鯉登少尉は部下の気持ちを組み込むそんな素敵指揮官になりつつあるんですよねーーーー!!

これもうさ、鯉登パパの願うところの立派な指揮官への第一歩じゃんすか!!(じゃんすか)
ね~~~最高じゃん~~鯉登少尉~~~!!!


はぁ…最高ですわ。まじで最高ですわ。
鯉登少尉は光ですわ。
樺太ですね、灯台の灯をちらつかせていたのは少尉じゃないですか。
…光ですわ(二回言う)


鯉登少尉、鶴見中尉のことどうしていくのかな。
少尉なんかあと一年もしないで中尉に昇進すると思うので…並ぶじゃん!!
今のところ「軍の過去の象徴」みたいなものである鶴見中尉に手を下すのが自分の役目と思ってるのか…
いやいやそれは今回で心が救われて最終的に月島軍曹がやるんじゃないかな…とか。

そうだ、月島軍曹ね、彼の心は今回で救われるのでしょうか。
マッちゃんに占ってもらって決着が着くのでしょうか。
全読者が願うことだけど、ぜひ決着ついてほしい。そして救われてほしい。そして前に進んでほしい。
軍曹も樺太の旅で人間になったんだよ、上官(鯉登少尉)に大切に思われる存在なんだよ、気づいて!!!

軍曹、江渡貝くんのこと気にしてるんだなって思って胸が締め付けられましたね。やっぱり人間なんだなって思いました…冷徹になりきれない男だとはわかっていましたが…なんか、ねぇ。軍曹幸せになってほしいですね。

過去の軍曹記事でも書きましたがいご草ちゃんのこと、鶴見中尉が言ってたことぜーんぶ本当で生きてる可能性もありますよね!!
結ばれなくても再会してほしいな。

 

鯉登少尉、鶴見中尉に罪悪感に苛まれるのかな、それとも鶴見中尉の正義を認めてまたその先素敵な結末が待っているのかな。軍曹はどうするのかな。そしてこうなってくると重要なのが鶴見中尉だけどなんかやってくれるのかな。やってくれ〜!!!


毎週叫んでますね。ええ、とても楽しいです。


ってわけで今回も叫び散らして終わります。お読みいただきありがとうございました!!

【本誌ネタバレ含】ウィルクとキロランケその2

さてさて、久しぶりのキロちゃん語りなんですけど、
以前書いた金塊の暗号について考えてみた記事(金塊の暗号についての考察)でウィルクが思ってることを考えてみた派生でキロちゃんにも思いを馳せたんでめっちゃ暇な人は見てください☆

 

前回ウィルクとキロランケ語った時(183話感想(後編:考察(ウイルクとキロランケ)))変わったのはキロちゃんの方じゃないか説を推してたんですが、よくよく考えてもやっぱり変わったのってキロちゃんじゃんて思うんですよね。
キロちゃんは網走監獄で「ウィルクが変わってしまった」って言ってましたけども、多分ウィルクは変わってなさそうだなと。

 

そもそもウィルクは少数民族を集めた樺太・北海道連合国家を作ることを目的としていて、「そのためにパルチザンの仲間を利用した」ってキロちゃんも18巻で言ってたじゃないですか。

その理想って時を経てアシリパさんに金塊の鍵という形で受け継がれてて、初志貫徹というか彼の言ってることは一貫してて、ウィルクが救いたいのは極東の少数民族すべてだと思います。
でもキロちゃん、「利用した」とか悪い顔で言ってた割にはソフィアさんのこともありパルチザンの仲間を裏切ることができなくなってしまってる感じじゃないですか。
「古い仲間に金塊の在り処を伝えにいくはずだった」って、多分ウィルクは純粋にパルチザンの仲間のこと利用してただけだからそんなこと思ってなかったのに、キロちゃんが勝手にそう思ってしまっていた可能性めっちゃあるなと思いました。

そう考えるとキロちゃんが網走で言ってた「早くしないと、俺たちは…」って亜港監獄に入れられてるソフィアさんのことを慮っての発言だったのかもとも思えてきました。

そのすれ違いってかキロちゃんソフィアさんのことあって、結果ウィルクと道を違えたのかなって。

 

ウィルクは初志貫徹してて、利用できるものは利用してきた人だと思います。

でもキロちゃんは優しすぎて志の貫き方がわからなくなってしまったんじゃないかなと思えてきて……泣いてますけど何か。

 

どちらもどちらの正義があってなんていうかそこがすれ違ってしまったのかなぁと思うんですよね。

はーーーーエモーショナル!!!(何このコメント)

 

ゴールデンカムイにおいて未来を担ってるのはアシリパさんと鯉登少尉だなぁと思うと同時に、他の大人たちってめっちゃ過去を見てるじゃないですか…
キロちゃんも正直そうで、多分キロちゃんとかソフィアさんに金塊の在り処を教えてもロシア帝国を倒すことができないと、ウィルクもそう思っていたんじゃなかろうか…とか思いまして。

情よりも理想を取るウィルクなら、正直そんなぶれぶれの男に金塊の在り処なんか教えるわけなくて(言い方ひどいな)、だって金塊の在り処教えたらロシアに持ってかれてなんか半端に使われちゃうだろうしみたいな…

でもキロちゃんは情の男なので、共に行動してきた仲間を助ける気持ちが先行しちゃってっていう優しい男だし、でも最期アシリパさんに頼むぞって言った「俺達」はそれこそ未来の少数民族のことでもあるし、少数民族の子どもたちのことでもあるし、なんていうか一口では語れないっていうか…

 

こんなに違う二人だものそりゃすれ違うよね…泣けるね。

でもキロちゃん、ウィルクを殺す理由はなんだったんだい。

ソフィアさんへの長い手紙の中身が待たれるね。

 

あとですね、やっぱりアイヌの首長たち殺したのってやっぱりキロちゃんではないような気もしてます。だってキロちゃんそんなことするかなぁ?長谷川写真館に来た秘密警察のことはガンガン殺してたけどなんか…うーん…あれだ、きっと熊だ。冬眠に失敗した熊が殺したんだ!!

で、その後死体見つけたキロちゃんがみんなの持ち物に傷をつけて…

え、待って(待って)!!その死体の中にはキロちゃんのコタンの首長もいたりしてしたらどうしよう。もしかしたらその首長はキロちゃんの名前を「キロランケ」ってつけた人で、その人のマキリを形見に持って帰ってたとかだったらどうします?いやいや困る。泣くじゃん。(妄想です)

あとさ(まだあるんか)、キロちゃんの第一子とアシリパさんて相当歳離れてるけどキロちゃんとウィルクが北海道に潜伏始めたのが15,6年前としてもキロちゃんその間家族も持たず何していたの?とか思ってました。

最初はウィルクのコタンにいたけど…とかなのか、潜伏先の人とは仲良くなりたくなかったけどお嫁さんに出会って恋しちゃったのか、はたまた日露戦争始まる雰囲気ありありだからやべぇって思って急いで結婚したのか…

 

わかりません!!(投げる)

 

 

という感じで(?)わたしが楽しいだけのキロちゃんへの愛を叫ぶ祭り終わります。

【本誌ネタバレ】229話、230話感想

二週間分まとめて本誌感想です。なんでって…つらいからですね!!!


適当あらすじ

家永さんは完璧になりたかった。


…読んでください。

 

家永さんてなんか最初からやばいけどすごく笑える感じで登場したんですけど、(「シライシウシロー」とか)
いつもぶれずに元気でいてくれて、脳みそを食べたり若い血を入手しながらも活き活きしてて、最初は殺人シーンで登場したのに、最後は人を守るシーンで死んでいったというところがなんか…泣いていい?
家永さんについて網走以降は本当に色んな人を治した記憶しかなくて、杉元も多分谷垣も鯉登少尉も家永さんに治してもらってるんですよね。
家永さんが殺した人数分とまではいかなくても同じだけ人を救っていたらいいなぁと思いましたし、
谷垣とインカラマッの子どもを助けたならそれはその後未来につながる子孫たちのことも救ったってことで、家永さんの役目は人を殺して得た知識の分人を救うってことだったのかなとか…泣いていい?

 

家永さんは「完璧だった母」に近づきたかったと言っていて、子どもを産む母親は完璧だというある種の女性信仰みたいなものの元に色んなことをやっていたことが先週明らかになりました。
で、今週印象深いのが「私のように利己的な凶悪犯がどうしてって顔ね…」という家永さんの台詞なんですが、
ゴールデンカムイって登場する男たちほぼほぼ異常者ばっかりなんですけども(失礼か)、その異常者もみんな各々なりの「流儀」というか「思想」があって、それはもちろん世間の普通とはかけ離れているわけですが、その流儀を貫いて死んでいく人ばっかりで、そこがすっごくかっこいいというか魅力的だし煌めいてる(cv辺見ちゃん)と思うのです。
家永さんも同じで、家永さんは完璧な母親への果てしない憧れによって動いていたので、その流儀の元に命を燃やした、みたいな…泣いていい?(3回目)

 

今週号の扉絵の話しますね。
扉絵、撃たれた血がおなかの横の床に溜まってまるで妊婦さんみたいに見えるんです。
で、頭の周りにもまた血で輪ができていて、まるで聖母マリアの光輪みたいなんです。
アオリは「貴方の完璧はきっと現在、この瞬間」なんです。

家永さんは6巻で牛山さんに「あなたの完璧はいつだった?」って聞いてたじゃないですか。

異常殺人鬼だった男がいくら人を殺して食べてもなれなかった「完璧」に、妊婦さんを助けて自分の命を失う最期の最期でなれた。

そんなの救い以外の何物でもないじゃんみたいな…もう泣きますね。

 

とにかく、家永さん、魅力的で大好きだったので割とガチへこみしています。


…話変えましょ!!

 

鯉登少尉!!
彼はもう、鶴見さんの人形ではなくなりましたね。
彼はまだ迷っていて、下唇を噛み締めて谷垣とマッちゃんを逃がすわけですが、その迷いの表情が実に人間らしい。
鯉登少尉が迷っているのは自分で考えるようになったからなんだろうと思います。
「ボンボンが」の一件以来、自分の中の信じてきた者への失望とか自分の内に抱えた矛盾と戦っているわけで、それがこの表情なんだなと。
やっぱり樺太の旅で少尉の見える世界が広がったのかしらなんて。自分で考え、行動するようになったななんて。鯉登パパの思惑通りですね。
きっと素晴らしい指揮官になるはず!!!

 

その人間らしい鯉登少尉との対比で、鶴見さんの人形である月島軍曹のことは人形ってかターミネーターとして描いているところがまたすごいです。
月島軍曹はもう何もかもをあきらめてしまっているのでいくら世界を見ても仕方がないというか、いご草ちゃん以外のことで感情を爆発させることはないと野田先生も言ってましたし…かなしいですね。
軍曹もちゃんと救われてほしい。

軍曹、今後フチの家でマッちゃんの出産を見て、命の尊さを感じたりしてくれないかな。
軍曹もお母さんから生まれたんだよ~命がけで産んでもらったんだよ~尊いんだよ~きづいて~みたいな気持ちでいます今(何目線だよ)


あと稲妻強盗とお銀の子ども大きくなっててかわいいですね。おすわりしとる。かわいい。
フチはあれかな、稲妻の形見のベストをなんかいい感じに服にしてくれようとしてるのかな。


にしてもチセの絵ってなんかすっごく温まる感じがしますね。
あったかそう~みたいな。安心感みたいな。植物でできてるからかな?


という感じで。
生と死のコントラストがすばらしいし家永さん…って感じ…


おわります。

【本誌ネタバレ】228話感想

本誌感想です。

 

時重くん回想もひと段落、今回は杉元一行のお話、というか杉元のお話…

あらすじはもうね、読んでください!!
簡単に言うと

 

at空知川

シマエナガ(ウパシチリ。命名:ウパシちゃん)と出会う

杉元霧の中ではぐれる

アシリパさんから教わった知識で生き延びる杉元

ずっとシマエナガ(ウパシちゃん)に話しかけてる杉元

かれこれ一週間

杉元「絶対にふたりで生きてこの山から脱出しよう」

杉元「ふいいいいい~~~~ごめんなさいごめんなさい」(ブチブチブチブチ)

杉元「京都に行った時に食べたスズメの焼鳥を思い出すなぁ」

杉元「いただきまぁす!!」アシリパさん「杉元~」

杉元「うおぉぉぉぉぉぉぉ」

次号予告「ウパシは死んで杉元を暖めた。生きた価値は消えたりしない」

 


…はい!!!
何があったかは察してください。

いやもう、なんていうかめちゃめちゃ笑えたんで…いや、かわいくてかわいそうだけど、、でもほら、リスとかウサギも食べられたわけですし、いやでも一週間一緒にいた子を食べるってね…いやでもほら熊おくりとかもそうじゃないですか…でも、いや、でも…でも…
…前にもどれかの記事で言いましたが杉元って感覚が現代風だから、かわいい生き物を食べることに凹むしましてや一週間連れ添ったかわいい小鳥を…って相当だと思いますし、
その杉元の現代風の感情が読者にも伝わるっていう描かれ方をしていて、なんというか杉元って本当に素晴らしい主人公なんですけど…
でもね、山の中ではなんでも食べないと生きられないですものね!!!


さてさて、今回は何の話でどう今後につながるのかな~とちょっと考えてみました。
今回のテーマはですね、杉元ですね!!(そりゃあな)

今回は「杉元が~一週間初めて~山で一人で生きた~」の回だったわけですよね。
つまり今まで彼はアシリパさんに言われてやっていたことを、今回はすべて自分の意志で、自分が動いて北海道の山を生き抜いたんですよ。
「全部アシリパさんから教わったこと」をフル活用して。
これってすごいことじゃないですか?

杉元って都会っ子な雰囲気あるじゃないですか。東京のエビフライに続いて京都の焼き鳥ですよ?いつ食べたのよ?!みたいな。
都会育ちじゃないにしても(というか杉元の故郷は都会な感じはしないですけども)少なくとも都会の良い生活を知ってるということと、根の素直さ、アシリパさんや鶴見中尉や土方さんとは違ったベクトルのあらゆる”経験”が作品の中で杉元を”現代的な感覚を持った主人公”にしてると思うんです。
そんな彼が!山で暮らすことの厳しさを身をもって体感したってすごいことじゃないですか?(二回目)


そして、今回は梅ちゃんと寅次のことを思うシーンがあるんですけど、それに加えて最後には一週間連れ添った仲間を食べても「生きる」という杉元の強い生への意志が見れたんです。
杉元が金塊を探す動機は過去にあるんですが、その動機である過去の話の後に、主人公の未来への渇望が見られて非常に素晴らしいです。

杉元、山で生きてるうちに”生きる”ことを学んでいるんだなというか…アシリパさんに教わっているんだなって。
すごい泣ける。
…それを衝撃的ラストと共にコミカルに描く野田先生がすごいです。


更にそんな今回、どう今後につながるのかなと考えたら、物語の最後に繋がってくる可能性があるなぁと思いました。
金塊レースが終わった後、杉元はどうするのかっていう話です。

今までわたし的にはアシリパさんと旅を続けるエンドが濃厚だと思っておりましたが、
今回で”杉元が山で暮らすエンド”もあるなぁと思いました。(もの〇け姫の男女逆バージョン)
杉元は帰る場所を自分で燃やしてしまっているので、その意味ではこの旅は杉元にとっては物語の形式の王道である「行きて帰りし物語※」ではなくなっています。
でも杉元にも帰る場所が必要……じゃあどこかな。山かな。みたいな。
ゴールデンカムイの始まりのシーンは山でしたし。
また山でなんかやってる杉元のシーンで終わるのであれば、それはそれで杉元にとっても作品全体にとっても「行きて帰りし物語」になるのかな…などと思っております。

あと特定の場所に帰るのではなくて、”自分を取り戻す”というのも「行きて帰りし物語」になるので、杉元は戦争前の自分を取り戻していっている最中なのだなと思った次第です。

 


偉そうにつらつら言ってますが、ゴールデンカムイ終わってほしくはないですね!!ずっと見ていたい!!!
こんなに色々考えちゃう楽しい作品はじめて!!!


おわります!!

 

 

行きて帰りし物語=「どこかへ旅をして最後には戻ってくる」という物語類型。主に児童文学に用いられる王道の形式です。ここではゴールデンカムイの今後を予想する視点の一つとしてこのワードを使ってみました。

…キロちゃんも故郷の川にとけていきましたね。彼にとっての旅は正に「行きて帰りし物語」だったと思うと、泣けてきます。

 

…画面見えないのでほんとにおわりますね…

 

【本誌ネタバレ】227話感想

本誌感想です~。
宇佐美編ひと段落でしょうか。

宇佐美を札幌に送ったのはやっぱり”サイコパスにはサイコパスをぶつけとけ”みたいな意図だった鶴見さん。
神采配じゃん。
(前回感想の考察が当たってちょっとうれしい♬)


あらすじなんですけど今回もテキトーに行きます。

時重(12)「いつだって「篤四郎さんとの時間」を邪魔しやがって」「(智春の父親が第二師団の偉い人で智春は東京に陸軍士官学校にいってくことも黙って自分を見下してたことも、)許す!!」

でも、鶴見さんが智春に「気持ち強さは時重くんに負けていない」と言ったことは許せない時重(12)

鶴見さん「キミは今でも私の一番だよ」

時重(12)「ヨカッター(笑顔)」

宇佐美「それ(智春…)…死んじゃいました?」「共犯ですね僕たち」

鶴見さんの作戦:
鶴見さんの馬が智春を蹴り殺したことにした
 
時重(14)「ここは僕が初めて人を殺した場所」
鶴見さんは↑の作戦のせいで北海道に左遷された
鶴見さん「第七師団で待ってるよ」

場面戻って柔道場で鶴見さんは高木先生と話す

人を殺せる兵士にするために必要なものは「愛」
同僚、上官への「愛」
兵士を人殺しに仕立て上げるには「愛」が必要

でも稀に、「生まれながらの兵士がいる」(理由なく人を殺せる存在がある)
「軍隊には彼らのような兵士が切実に必要なのです」

時重(25,6)「(札幌の殺人は)殺しのための殺しですよ」「僕には分かるんです!!」


場面変わって鯉登少尉たち
二階堂が義手を探す

鯉登少尉が隠してることをあてるインカラマッ

金をまきあげられている鯉登少尉

月島軍曹の探し人、「あの子」

鯉登少尉がなぜが義手に詰めた「「羊羹」だ」


ここでおわりです!!

すごい!!おもしろい!!
時重くんは許せないと思う理由が人と違ってサイコな感じがしてすごくいいですね!!
……え、まって、「初めて人を殺した場所」って、その言い方その後他にもだれがころしたみたいに取れるけどまさかまさか…え、まさか。
こわい、やめよ。鶴見さん2年いなかったし特にころす理由ないもんね。
まさか第七師団に行くために家族をころ…やめよ!!違うであれ!!
 

にしても宇佐美は今までにいなかったタイプですね。まさに「生まれながらの兵士」。
しかも鶴見さんが理由じゃないと動かないって「生まれながらの兵士」を愛で包んで更に従順にさせるなんて鶴見さんすごい!すごいぞ鶴見さん!!

そもそも過去の時点で大好きな人が自分のために左遷されてくれた、なんて更に心酔しちゃいますな時重(12)。
それも自分の能力をかってくれていたから、とかさ。
自分ですら実家の手伝いのせいで諦めていた未来を、鶴見さんが信じてくれたなんてそりゃあヒーローですな鶴見さん。
すごいぞ鶴見さん!!


なんていうかゴールデンカムイって色んな登場人物たちの過去出てきますけど、もちろんその人たちの過去というのも大事なんですが、
たくさん過去編が出てくるにつれ鶴見中尉の意図というか人となりというか彼がどういう人物で何をしようとしているのかが少しずつ紐解かれていく感じがするし、
恐らくそれってゴールデンカムイの根底にある大事な要素の一つになるんだろうなという気がしてならない。
何言ってるのかわからねぇと思うが俺もわからねぇ。
いや、つまりね、鶴見さんという人物を通して我々は人間というものを考えることになるんじゃないかと。
…何言ってるのかわ(以下略)


そもそも鶴見さんて何者?って感じじゃないか。
鶴見さんは「生まれながらの兵士」なのかそうでないのかも気になるし。
宇佐美時重(12)の殺人を隠蔽したのは長谷川写真館から2年くらいしか経ってないわけじゃん。
その2年て何があったのかなって感じじゃん。

そして日清戦争しか経験してない中で「中央からさらに離れることでより自由に出来ることもある」って言ってるってことは、
日露戦争で傷を負った第七師団の汚名返上とか仕事を与えるとかいう理由は兵士たちの支持を得るためだけの大義名分なわけで、
鶴見さんはきっともっと壮大な目的があるに違いないよね。

なんだろね……革命かな。(本人がほぼそう言ってたじゃん)(軍事政権を〜って言ってたじゃん)
や、でも北海道を乗っ取るだけじゃなくて、キロちゃんたちがロシアで革命を起こそうとしていたのに対して、鶴見さんは日本で革命を起こすとしているんじゃなかろうか…?とか。
北海道を楔として日本をじわじわと浸食してく的なのが最終目標だったり。とか。

戊辰戦争からの明治維新が、実際ずーっと続いていた国の在り方を変えた革命だったわけなので、
そこからまだ50年も経ってないあの時代、まだ”国家を転覆させられる”という思想は世代を変えてまだどこかであったと思うんですよね。
更に他国との戦争で国の領土が増えたり減ったりそりゃもう目まぐるしい時代だったじゃないですか。
”大金を手にした結果できること”の大きさが現代の比じゃなかっただろうと思うんです。
ましてや自分の部下は「陸軍最強」の第七師団だし。
鶴見さんはロマンを求めているんですね。ロマンチストだ。(まとめ下手か)

ここまで書いといてなんですが鶴見さんがもっとリアリストだと考えると、鶴見さんの目的ってやっぱ違うのかな。(すぐ覆すスタイル)
そもそもあんな中隊の兵士たちだけでクーデターを起こせるわけがないんです…が…カストロとチェゲバラはやってのけたよね(時代が違いすぎ)


そしてじゃあもう一人のボス(ボスて)土方さんはどうなんだろ。
まだ国盗りできると思ってるのか、北海道くらいが関の山と思っているのか。

鶴見さんも土方さんも、革命に失敗したら死ぬことがわかってて自ら飛び込む、覚悟してきてる人だから、
なんていうか…男…いや漢…!!!(泣いてる)

男たちの命が燃え盛っててなんかもう面白いなゴールデンカムイ!!!


あと宇佐美は最後鶴見さんと心中するんだろうなって思いますね。
庇って死ぬとかかな…篤四郎さんがいないと意味ないもんね人生の。


キャラが死ぬ話はここまでだ!!
おわります!!!

【本誌ネタバレ含】金塊の暗号についての考察

久しぶりに本誌感想以外の考察あげてみます。

タイトル【金塊の暗号についての考察】なんですけどね、ゴールデンカムイの根底の話を考察してみるとか割と命知らずなんですけどもね、いいんです楽しいから。長いです。
はじまり~↓


さてさてまずは今まででてきた情報を箇条書きにしてみます。

・暗号は人体の皮に彫り込まれている
・暗号は漢字と、太かったり細かったりの曲線で構成されている
・金塊を隠したのはウィルク(のっぺら坊)
・暗号の鍵はウィルクがアシリパさんだけに伝えた
アシリパさんが鍵を思い出すきっかけは「ホロケウオシコニ」というキーワードと、杉元に教わった漢字の読み方
・杉元には解き方に心当たりがある

って感じでしょうか。

 

最初に謎だったのが「なんでウィルクは暗号に<漢字>を使ったのか」ってことです。

それは「漢字の特性」に起因してるのかなと考えました。漢字の重要な特性としては、

・別の文字で同じ読み方をするものが存在する
読み方が複数あるものが存在する
かなと思うんです。
19巻でアシリパさんが暗号の鍵を思い出したのは、杉元に漢字には読み方があるって教わったってところも一つの要素になってるじゃないですか。杉元が暗号で「気付いてることがある」って言うのもアシリパさんが文字の話をしてる回想からじゃないですか。

じゃあそれがどう「ホロケウオシコニ」のキーワードに繋がるのかって話なんですけど、刺青に書かれた漢字には、その読み方と、「ホロケウオシコニ」の単音ホ、ロ、ケ、ウ、オ、シ、コ、ニが合致しているものがしばしば見受けられますよね。

もちろん刺青に書かれた漢字の全ては明かされていないわけですけど、例えば「歩(ホ)」「呂(ロ)」「華(ケ)」「迂(ウ)」「汚(オ)」「仕(シ)」「濃(コ)」「弐(ニ)」など…

で、漢字の特性としては読み方が複数あるし、別の漢字で同じ読み方をするってのもたくさんあります。
例えば刺青で言うとロは「呂」も「蕗」もあるし、コは「濃」も「鼓」もあるし、オは「汚」も「雄」もあるんですよ。シは「仕」も「歯」もある。

だからもしかしたら、刺青に掘られている「ホロケウオシコニ」の単音を読みに持つ漢字同士(呂と蕗とか)を重ね合わせて繋げてみると一つの大きな地図になる、とかそんな感じじゃないかな~なんて思っております。(…もし他に漢字の特徴を最大限に活かした暗号作成法が思いついたらまた書きますね。)

 

さて、この話が当たっていたとしたら、そもそもなんですけどアシリパさんに漢字を教える誰かが必要になってますでしょ(何キャラ)

アイヌは文字を持たない民族なので、彼らの言葉はすべて音で伝承され、和人が書き残す際にはカタカナで記されます。アイヌ民族に暗号を解く鍵を残したいなら少なくとも「音」で残すべきですし、音が難しいウィルクのような状況ならせめてカタカナかひらがなで残すべきじゃないかと思います。
なのでウィルクが暗号を漢字にしたのは漢字の特性ともう一つ理由があるんじゃないかと考えてみました。

漢字の特性に重要な意味があるなら、この暗号は漢字を知らないアシリパさんが解けるような暗号じゃなくて、少なくとも漢字の読み方を知ってる和人の協力が必要になります。

つまりアシリパさんが和人の誰かと仲良くなり、少数民族アシリパさんと和人の誰かとで力を合わせて暗号を解いて、初めて金塊にたどり着ける仕組みになっている。

ウィルクの、極東の少数民族を救いたいという気持ちは一貫して少しも変わってなくて、それを「未来」の名前を付けた娘のアシリパさんがその名の通り、和人と協力して暗号を解くことができればそれは新しい未来につながる。
…とか思ってたんだとしたらどうします?(どうします?)
少数民族だけの国家を作るのも、今までのやり方では絶対に成し遂げられないとウィルクはわかっていたと思います。だって頭いいし。先見の明すごいし。

だからこんな、アシリパさんと和人が協力しないと解けないような暗号だったのかなぁ…みたいな。
で、解けなかったらそれはそれで仕方ない、くらいに思っていたかも。みたいな。
でもそう考えてみるとウィルク、アシリパさんに未来を託しているけども、アシリパさんですら自分の描く未来への道具の一つに過ぎないと思ってるという面も見え隠れ…道具で言えば土方さんだってそうだし、ましてや他の囚人だって本当に道具にしか思ってないでしょ…みたいな。
ウィルク、すごい。こわい。でもすごい。
やっぱり上に立つ人ってこうでなきゃ!!みたいな。


でも杉元とアシリパさんが出会ったのって言ってしまえば偶然なわけなので、ウィルクは杉元を想定してはいなかったと思います。
じゃあ誰なの?!…なんですけど、ウィルク的にはその役を最初は土方歳三にさせようと思ってた気がするんですよね。だから土方さんにアシリパさんの和名を教えたんじゃないかと。

でもでもなんとなくですけどアシリパさんに漢字の特性を教える役目は杉元じゃないとダメだったんじゃないかなと思います。他の和人誰でもなく杉元じゃないと
アシリパさん多分暗号の鍵を思い出しても土方さんには言わなかっただろうなと。
ウィルク的にもそこはアシリパさんに任せたんじゃないかなと。アシリパさんが土方さんを信用するかは別問題、みたいな。
アシリパさんが相棒に選んだのは、真っ直ぐでいつも過去に苦しみもがいている若者、杉元(キャッチフレーズかよ)


そして更には暗号の鍵を思い出させるのは杉元一人じゃだめで、漢字の特性や和人の文化を教える役目は杉元が、昔の記憶を呼び起こさせる役目はキロちゃんが、誰かを疑い必要とあらば地獄に堕ちる覚悟を教える役目は尾形が担ってアシリパさんを成長させたのだと思うと、え、何、泣ける……モニター曇る…


金塊探しというか生きる目的が過去にないのってアシリパさんと鯉登少尉だけで、他の人大体過去を理由に生きてて、だからアシリパさんと鯉登少尉には期待of期待(雑か)

 

 

そんなわけで、こんな感じで考えてみましたよというお話でした!!

改めまして今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

追伸、他の方の考察を一切見ていないのでどこかでここより早く同じことを言っている方がいたらごめんなさい!!このブログ全体に言えることですが…えへへ(かわいこぶんな)
もし同じこと言ってる方がいたらわたしのことはめっちゃどや顔で二番煎じなこと言ってて恥ずかしいやつだなくらいに思っててください☆

 

おわります~!!