漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】231話感想

本誌感想です。

今回まじ神回ですわ…鯉登少尉…と思っていたら更に神回になっていくのすごすぎました。

ちょっとさらっと書きますとね、

オソマの母登場

フチは凄腕産婆さん

不死身ぶるマタギ

二時間は動けないはずの月島軍曹きてる

鯉登少尉もきてる

鯉登少尉の"上官命令"

鯉登少尉の決意「私は鶴見中尉殿と月島軍曹を最後まで見届ける覚悟でいる」

月島軍曹の後悔

鯉登少尉の軍曹への思いやり

いご草ちゃんの顔!(激かわ)

陣痛中なのに軍曹に手を差し伸べるマッちゃん(女は強い)

オソマの母「アンタたちもう終わった?続きはあとでやって!!もう産まれちゃうから!!」(女は強い)

てきぱきと男たちを働かせるオソマ母(女は強い)

男たちに臼を転がさせるオソマ母(女は強い)

産まれる!!(祝)


まとめ:女は強い


いやーーー!!コントラスト!!(?)

いや、すごくないですか??すごいですね!前半と後半のコントラスト!!!
すごい神回でしたね!!!
後半の勢いたるや…男たちのあーだこーだなんか正直どうでもいいですもんね、新しい命が生まれるって時にさ!!
屈強な軍人たちを働かせるオソマの母さんもすごいし、陣痛でめっちゃ痛いのに月島軍曹の探し人を探そうと手を伸ばすインカラマッちゃんがすごいなと思いました。

あと稲妻の子どもをちゃんと抱っこしてる軍曹(目が死んでる)も大分いいですね。
恋人のこと思い出して言葉にできない感情に拳を握っていたのに割とすぐ死んだ目で子どもあやすし、体育座りでおとなしく待ってるし。
野田先生って本当にめちゃめちゃキャラクターの魅力を多面的に描くのが神ですね。
軍曹、前回までターミ〇ーター殺人マシーンだったのに…みたいな。


さてさて爆裂エモな前半ですがね、鯉登少尉ね!もう今回のMVPは彼でしょ!!
彼は自分の進む方向が決まったんですね。
鶴見さんをどうこうではなく、鶴見中尉の進む道に救われる人がいればそれでよくて、それで自分や父が利用されても構わないという…
自分のされたことしてきたことという過去ではなくて、未来を見ている…(号泣)

この話何回目?!って感じですが、名前からして音之進は未来に向かっているわけじゃないですか。
兄さあの「平之丞」さんが平和をたすける(丞)なら、「音之進」は進む音だし、みたいな。
兄さあは長男だし平二お父さんの後を継ぐという意味ももちろんあると思うんですが、
音之進は次男だし、好きに未来を進んでほしいと思って名付けられていたらと思うとエモーショナルが止まらないんですけどどうします??!!鯉登パパ~~~!!!(すべて妄想です)


あとね、少尉が「上官命令」という強い言葉で命じたのが「人の命を奪うな」だったのもすごい…良い…

彼は上官だけど軍曹に甘えてたじゃないですか。めっちゃ。
でも樺太の旅で色々なものを見て、経験して、考えた先に自分で歩み始めたんですよね!!
自立…!!(鯉登少尉の自立的な話は210話感想←ここで述べてみました)
だからこその「上官命令」というか。成長したからこそ使う「上官命令」…(伝われ)

そしてね、更に鯉登少尉成長したなと思ったのが、月島軍曹の気持ちを慮ってるところですね!!「その厳格さは捨てたものの大きさゆえか?月島…」って…
部下の気持ちを慮る上官って素晴らしくないですか素晴らしいです。
以前少尉の「尾形山猫」発言に関してこんなこと書いたんですけど、筆者的には上官てそんな部下の過去とかあれこれを慮る必要ないのが主流だと思ってるんですけど、
でも鯉登少尉は部下の気持ちを組み込むそんな素敵指揮官になりつつあるんですよねーーーー!!

これもうさ、鯉登パパの願うところの立派な指揮官への第一歩じゃんすか!!(じゃんすか)
ね~~~最高じゃん~~鯉登少尉~~~!!!


はぁ…最高ですわ。まじで最高ですわ。
鯉登少尉は光ですわ。
樺太ですね、灯台の灯をちらつかせていたのは少尉じゃないですか。
…光ですわ(二回言う)


鯉登少尉、鶴見中尉のことどうしていくのかな。
少尉なんかあと一年もしないで中尉に昇進すると思うので…並ぶじゃん!!
今のところ「軍の過去の象徴」みたいなものである鶴見中尉に手を下すのが自分の役目と思ってるのか…
いやいやそれは今回で心が救われて最終的に月島軍曹がやるんじゃないかな…とか。

そうだ、月島軍曹ね、彼の心は今回で救われるのでしょうか。
マッちゃんに占ってもらって決着が着くのでしょうか。
全読者が願うことだけど、ぜひ決着ついてほしい。そして救われてほしい。そして前に進んでほしい。
軍曹も樺太の旅で人間になったんだよ、上官(鯉登少尉)に大切に思われる存在なんだよ、気づいて!!!

軍曹、江渡貝くんのこと気にしてるんだなって思って胸が締め付けられましたね。やっぱり人間なんだなって思いました…冷徹になりきれない男だとはわかっていましたが…なんか、ねぇ。軍曹幸せになってほしいですね。

過去の軍曹記事でも書きましたがいご草ちゃんのこと、鶴見中尉が言ってたことぜーんぶ本当で生きてる可能性もありますよね!!
結ばれなくても再会してほしいな。

 

鯉登少尉、鶴見中尉に罪悪感に苛まれるのかな、それとも鶴見中尉の正義を認めてまたその先素敵な結末が待っているのかな。軍曹はどうするのかな。そしてこうなってくると重要なのが鶴見中尉だけどなんかやってくれるのかな。やってくれ〜!!!


毎週叫んでますね。ええ、とても楽しいです。


ってわけで今回も叫び散らして終わります。お読みいただきありがとうございました!!