【本誌ネタバレ含】ウィルクとキロランケその2
さてさて、久しぶりのキロちゃん語りなんですけど、
以前書いた金塊の暗号について考えてみた記事(金塊の暗号についての考察)でウィルクが思ってることを考えてみた派生でキロちゃんにも思いを馳せたんでめっちゃ暇な人は見てください☆
前回ウィルクとキロランケ語った時(183話感想(後編:考察(ウイルクとキロランケ)))変わったのはキロちゃんの方じゃないか説を推してたんですが、よくよく考えてもやっぱり変わったのってキロちゃんじゃんて思うんですよね。
キロちゃんは網走監獄で「ウィルクが変わってしまった」って言ってましたけども、多分ウィルクは変わってなさそうだなと。
そもそもウィルクは少数民族を集めた樺太・北海道連合国家を作ることを目的としていて、「そのためにパルチザンの仲間を利用した」ってキロちゃんも18巻で言ってたじゃないですか。
その理想って時を経てアシリパさんに金塊の鍵という形で受け継がれてて、初志貫徹というか彼の言ってることは一貫してて、ウィルクが救いたいのは極東の少数民族すべてだと思います。
でもキロちゃん、「利用した」とか悪い顔で言ってた割にはソフィアさんのこともありパルチザンの仲間を裏切ることができなくなってしまってる感じじゃないですか。
「古い仲間に金塊の在り処を伝えにいくはずだった」って、多分ウィルクは純粋にパルチザンの仲間のこと利用してただけだからそんなこと思ってなかったのに、キロちゃんが勝手にそう思ってしまっていた可能性めっちゃあるなと思いました。
そう考えるとキロちゃんが網走で言ってた「早くしないと、俺たちは…」って亜港監獄に入れられてるソフィアさんのことを慮っての発言だったのかもとも思えてきました。
そのすれ違いってかキロちゃんソフィアさんのことあって、結果ウィルクと道を違えたのかなって。
ウィルクは初志貫徹してて、利用できるものは利用してきた人だと思います。
でもキロちゃんは優しすぎて志の貫き方がわからなくなってしまったんじゃないかなと思えてきて……泣いてますけど何か。
どちらもどちらの正義があってなんていうかそこがすれ違ってしまったのかなぁと思うんですよね。
はーーーーエモーショナル!!!(何このコメント)
ゴールデンカムイにおいて未来を担ってるのはアシリパさんと鯉登少尉だなぁと思うと同時に、他の大人たちってめっちゃ過去を見てるじゃないですか…
キロちゃんも正直そうで、多分キロちゃんとかソフィアさんに金塊の在り処を教えてもロシア帝国を倒すことができないと、ウィルクもそう思っていたんじゃなかろうか…とか思いまして。
情よりも理想を取るウィルクなら、正直そんなぶれぶれの男に金塊の在り処なんか教えるわけなくて(言い方ひどいな)、だって金塊の在り処教えたらロシアに持ってかれてなんか半端に使われちゃうだろうしみたいな…
でもキロちゃんは情の男なので、共に行動してきた仲間を助ける気持ちが先行しちゃってっていう優しい男だし、でも最期アシリパさんに頼むぞって言った「俺達」はそれこそ未来の少数民族のことでもあるし、少数民族の子どもたちのことでもあるし、なんていうか一口では語れないっていうか…
こんなに違う二人だものそりゃすれ違うよね…泣けるね。
でもキロちゃん、ウィルクを殺す理由はなんだったんだい。
ソフィアさんへの長い手紙の中身が待たれるね。
あとですね、やっぱりアイヌの首長たち殺したのってやっぱりキロちゃんではないような気もしてます。だってキロちゃんそんなことするかなぁ?長谷川写真館に来た秘密警察のことはガンガン殺してたけどなんか…うーん…あれだ、きっと熊だ。冬眠に失敗した熊が殺したんだ!!
で、その後死体見つけたキロちゃんがみんなの持ち物に傷をつけて…
え、待って(待って)!!その死体の中にはキロちゃんのコタンの首長もいたりしてしたらどうしよう。もしかしたらその首長はキロちゃんの名前を「キロランケ」ってつけた人で、その人のマキリを形見に持って帰ってたとかだったらどうします?いやいや困る。泣くじゃん。(妄想です)
あとさ(まだあるんか)、キロちゃんの第一子とアシリパさんて相当歳離れてるけどキロちゃんとウィルクが北海道に潜伏始めたのが15,6年前としてもキロちゃんその間家族も持たず何していたの?とか思ってました。
最初はウィルクのコタンにいたけど…とかなのか、潜伏先の人とは仲良くなりたくなかったけどお嫁さんに出会って恋しちゃったのか、はたまた日露戦争始まる雰囲気ありありだからやべぇって思って急いで結婚したのか…
わかりません!!(投げる)
という感じで(?)わたしが楽しいだけのキロちゃんへの愛を叫ぶ祭り終わります。