漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】210話感想(前半:あらすじと鯉登少尉と月島軍曹)

遅れに遅れた本誌感想です。
今回はなんていうか咀嚼するのに時間がかかりてか正直まだ飲み込めてないんですけどとりあえず感想いっときます。


てきとーあらすじはーじまーるよー!!

 

扉絵
鯉登のクソコラ(鶴見中尉とのツーショ)から剥がれ落ちる鯉登の顔。


鯉登少尉、過去の誘拐事件について月島軍曹に問い詰める

尾形は去り際「満鉄について鶴見中尉に聞いてみろ」と言っていたとのこと

満州鉄道反対派だったのは花沢幸二郎中将だった。花沢中将の死から満鉄計画は突き進んだ。
さらには「バルチョーナク」から誘拐事件の黒幕を推測

花沢中将は自害ではなく殺害されたのではないか

場面変わってアシリパさんと杉元がお話
「鶴見中尉たちが金塊を見つけたらどうなる?」
杉元「少なくともアシリパさんを狙うものは誰もいなくなる」

アシリパさん「違う……アイヌはどうなる?」 

また場面変わって鯉登月島。

鶴見中尉は来るべき日のために鯉登少将の後ろ盾が必要だったから誘拐事件をでっちあげた

自分たち親子を騙していた鶴見中尉と月島軍曹への怒りをぶつける鯉登少尉

月島軍曹
「あなたたちは救われたじゃないですか」

月島軍曹、鶴見中尉に騙されていたことを知っている

月島軍曹
「でもまあ…別にいいんです  利用されて憤る程の価値など元々ありませんから 私の人生には」


月島軍曹(鯉登少尉の「月島 お前はどうして…」に対し)
「私は鶴見劇場をかぶりつきで見たいんですよ 最後まで」

月島軍曹
「今聞いたことはすべて胸にしまっておいた方が賢明です。いざとなれば鶴見中尉はあなただって平気で消す。そしてその汚れ仕事をするのは私です」

鯉登少尉、壊れる(?)
「鶴見中尉スゴーーーイ」

バタバタバタバタ


鶴見中尉、上陸!

 

 

ここで今週は終わり。

 


…ホラーかなってくらいに背筋がぞっとしました。
無理です。全然無理です。
え、だってこんな…
とりあえず読んでください!


鯉登少尉、鶴見中尉の明確な指示がなくても自分の判断で色々できる(10巻より)本来は聡い子(子、て)だから、
尾形が言い残した「ボンボンが」で多分色々と気づいたんじゃなかって思ってはいたんですけど、
ここまで気づいてるとは思わななかったしこんな形で問い詰めるとは思ってなかったしそこのやり方がまっすぐすぎるというか…
パパにチクるとかなんていうか裏からやってほしかったしでもそれができないのが音之進ていうかも~~~~~好き!!!(黙れ)
もしかしたら軍曹の口から真実を聞きたかったのかもしれない甘いな坊ちゃんだなも~~~~~好(黙れ)

そして多分、最後の壊れた少尉は演技じゃないかなぁと思うんです。
それまでグレーゾーンだった月島軍曹が黒になったので警戒を解いておかないといけない。みたいな。

なんていうか、鯉登少尉と鶴見中尉&月島軍曹はここで袂を分かつんだなぁと思いました。

 
月島軍曹も悲しいですね。
多分彼は奉天で鶴見中尉にいご草のことを聞いて「そうですか」と言った時、そして15巻の加筆部分で海にいご草の髪を捨てた時、心も一緒に捨てたんだよなぁと思います。
心を殺して自分は物言わぬ兵隊になって、それでも鶴見中尉の「劇場」を見たいのは、
多分月島軍曹って世の中を壊してくれる存在(鶴見中尉)を救いとしていると思うんです。自分はすでに心を壊しているから。みたいな。

 

でも、これは憶測なんですけどもしかしたら月島軍曹、今回の鯉登少尉が気づいたって話を鶴見中尉に報告しないかもしれないなって思いました。
面倒見てた鯉登少尉ってこともあるかもしれないし、もしかしたら完璧に心酔していた「鶴見劇場」に楔を打ち込みたくなるかもしれない。なんたって元悪童だし。

それと、樺太の旅が軍曹を変えていてくれていたらいいなと思うんですよね。
月島軍曹語り(【本誌ネタバレ含】懐刀月島【憶測年表付き】)で言いましたが、樺太の旅、彼にとって楽しかったらいいなってずっと思っていたので…これは筆者の完全な希望ですけども。

軍曹…人生に価値を見出してくれよ~~~!!

 

そんなわけで(?)後半に続きます。

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