漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ含】尾形って…vol.2【考察?】

まさかのこのタイトル、シリーズ化です(笑)


本誌を読んでいて、最近何かが足りないな~と思ってました。
で、気づいた。
足りないのは、尾形の生き生きとした表情と軽口だ!!!

尾形って樺太編からなんか無口で無表情じゃないですか?
…いやすごいいけめそなんだけども、ニヤリみたいな悪い顔もしてるしそれはそれでいいんだけど…
釧路の時とかもっと表情が色々あって生き生きしてた気がするんです。軽口も言っていたし。

ということで、今回はその理由についてなんでかな~と考えたところ、理由が二つほど思い付いたのでまとめてみました。


1、本気でぶつかってくる人が近くにいないから
2、本気の殺し合いをしてないから


まず1ですが、尾形に本気でぶつかってくる人というのはわたしが考えるに、杉元と谷垣。

杉元は最初から本気で殺し合いして(しかも至近距離で取っ組み合いですよ!)、殺されかけて、手を組んでからも信用とか一切しないで敵意バリバリに向けてきて、挙げ句コウモリ野郎とか言ってくるし…
でもそんな杉元を、尾形は「好きじゃねぇ」(9巻89話)んですよね!
これは杉元の「お前が好きで助けたわけじゃねぇよ」(9巻82話)の台詞を受けてのものですが…尾形にとって「好きじゃねえ」って嫌いじゃないに近いと思うんですよね。
(そもそも尾形に好き嫌いとかあるのか?等しくどうでもいいのでは?という見方もありますが、ここは尾形に人間味を持ってもらいましょう。)

杉元が一度寝返ったやつは~って言った時、尾形の「でも今のは傷ついたよ」(9巻81話)の顔とかすごい嬉しそうだし(笑)
みんなその話題避けてたのに言っちゃう杉元。
いつも本気の男杉元。
思うところがあるけど大人だから何も言わない牛山&ケンカすんなよとかってとりあえず場を納めようとするシライシと、杉元は対称的ですね。
杉元にそんな本音をぶつけられて嬉しかったのかな尾形。(かわいい)(かわいい)(かわいい)


谷垣は軍にいた頃から知ってる(しかも谷垣の過去も聞いてたしね尾形)ってのもありますが、やっぱ谷垣は実直で誠実だから、真っ直ぐな対応をするところは誰に対しても変わらない。
チカパシとかに対しても真面目に受け答えしたり。
尾形に対しても適当にあしらったりすることはないように思えます。
そして谷垣も、一度本気で殺し合ってる。というか尾形殺されかけてる(しかも尾形の得意とする撃ち合いでですよ!)。

杉元と谷垣に共通なのは、尾形が一度殺されかけたか、でしょうか。
本気で命のやり取りしたから尾形は二人といるとなんか生き生きするのかな。
ころしあい≒おともだち。コロトモ。(笑)
尾形は命の取り合いをしないと愛情も友情も形成できないのですかね。

尾形にとって杉元と谷垣なら自分が殺そうとしても死なないし、逆に自分が殺されるかもしれない、みたいな喜びみたいな高揚感みたいな?
そして手を組んでからもやっぱり本音でぶつかってくる奴ら、みたいな?

キロランケも白石も殺し合ってないし、本音をガンガンぶつけてくる感じじゃないし。
アシリパさんなんて利用対象だし。(庇護対象かもしれんけどそこはなんかよくわかりません。今度考えてみたいところ。)

本気でぶつかってくる二人、やっぱ尾形にはそういう人が側にいるといいですなあ。(何目線)


…とか語ったところで…ぶっちゃけ本気でぶつかってくる人がいるいない以前に、
2の、本気の殺し合いをしていないからってのも有力な気がします。
なんせ最近人を撃ってないから尾形。

心が戦場にあると、やっぱり人間同士の命のやり取りがないと生き生きとできないんでしょうか。

でも尾形の場合は戦争に行く前だって心が平穏だったことなんかなかった気がします。
杉元も谷垣も生まれ育った家庭は、悲しいことがある前は平和だったろうなって感じがするけど(だから二人とも尾形にも全力でぶつかれるというか)、
尾形は幼少期からのあれこれがあるので、その点ほんとに闇が深い。
だけど本人はいたってポジティブな感じでとりあえずは自分の生き方見つけてるところが清々しいですねぇ。

でもさ、動物撃つのだって命のやり取りだから、そこはアシリパさんが教えてあげてほしいほんと。
遠距離から一発でしとめちゃうから実感沸かないのかな。
なんかテレビで見たけど、どこか時代のどこかの国の軍人(なんて曖昧な情報)が、兵器が進化しすぎてすごい遠くの敵も撃てるようになったから人を殺してるって実感がなくなったって言ってたけどそういうことなのかな。


結局何が言いたいかって言うと、

「久しぶりだな谷垣一等卒」

みたいな尾形がまた見たい!!




(「なんてこった…」でも可)
(「犬より役に立っとらんぞ谷垣一等卒 秋田へ帰れ」でも可)



おわれ。

【本誌ネタバレ】159話感想

本誌です。
ただの感想です。
本誌とかアニメ感想はツイッターでひっそり呟いてたんですが、今回はちょっとひっそりできそうにないのでこちらで。
(※異常なテンション注意です)
















わああああああああああああああああ


一緒にいくかアシリパぁぁぁぁぁああああああああああ





え、なにこのいけめそ。
かっこよくない?やばくない?いくわ一緒に。
初めて尾形をいけめそだとおもった。
(ほら、顔面だけならキロランケの圧勝じゃん?筆者の好み的に)


しかもなにこの絶対に裏がある感じのお声がけ…



最高

最高!

最 高 !!!
(うるさい)




…まず落ち着いて扉絵から見てみましょう。

二字熟語がそれぞれを表現する単語になってるんですねぇ
面白いですねぇ

キロランケが革命で、鶴見中尉が闘争。
革命かっこいいかっこいい!!
なんか…まっすぐ感ある!(語彙力)
崇拝音之進かわいいなでなでしたい。
そして尾形はやはり冷徹なのね。
最高。

あれ、でもさあ、尾形父は百之助のこと冷血って言ってたよね。

冷血:人間らしい情のないさま
冷徹:情に左右されず冷静に物事を見通すさま

おや?
人間味がアップしてませんか。


さて中身。

馴鹿狩りだぜとか懐かしい台詞言ったりキロちゃんが話そうとしてるとこ遮った挙げ句飼いトナカイ撃っちゃうとかほんとやんちゃボーイだわ尾形。
キロちゃんの話聞けよ。

でもキロちゃん予定通り…って言ってるしまさかのチームプレー?


飼い馴鹿撃っちゃった後のキロちゃんとアシリパさんがやさしい。尾形ナデナデって、自分でやっとるんかい。かわいい。
白石はいじめっこ&逃げちゃえばよかったとか言っててかわいい。
対応が三者三様でいいなここ。
キロちゃん→たばこで交渉
アシリパさん→正々堂々
白石→逃げる

白石は逃げることに特化してずっとそれでやってきたもんね!わかるよ!
そういやずっと思ってたけど、白石って尾形のことちゃん付けなのよね。キロのことも。
そういうところがすごくお兄ちゃんでパリピ系で好き。ウェーイ☆白石
ほんと、このパーティーに白石いてくれてよかった。
深みにはまらず闇落ちもせずこのパーティーを楽しい目で見れるのは白石がいるから。尊し白石。


にしても尾形。

やっぱり尾形。

なんにつけても尾(ry


「一緒にいくか?」を裏があるお声がけとか言っちゃったけど、
これ純粋な気持ちだったらどうしよう。
あーでもキロちゃんがアチャのこと話した後→一緒にいくか?ならチームプレーなのかな。キロちゃんタバコ吹かしてあの企みの顔してたし。

わたし的に尾形はアシリパさんを利用する気満々で
少し情がある分キロちゃんの方がアシリパさんを優しい目で見てるんじゃね?ってくらいなもんで…

…だったんだけど、一緒にいくか?と言われた後のアシリパさんの嬉しそうな顔。
あんな顔見せられてほだされない人間がいようか?
いや、いない。
いや、いる。それがサイコパス。=尾形。
いや、でも…
(以下延々ループ)

まあ冷徹だから。
情に左右されることはなさそうですが…どうなるのか。

読めば読むほど尾形の目的がほんと何なのよってなる。
それがわからないと落ち着きませんわ。


今回はいけめそだったなあ百之助。
暗い影に取り付かれてる系だったのにアシリパさんに語りかける時だけはなんか光を浴びてるし。
またその光が一層尾形の闇を引き立てるといいますかとどのつまり

最高。


あと200回読もう。


はぁ…(息切れ)
なんか鶴見中尉が無償に恋しい。
鶴見さんを よんッ で き てッ!!!!



この調子で来週もいくのかなわたし。
考察はどこへ。

ではおわりますん。



あ、2000PV越えました♪
こんな妄想ブログ見てくださってる方々本当にありがとうございます‼

【本誌ネタバレ含】鯉登親子っていいよね【考察?】

今回は樺太編から一気に親しみやすくなった鯉登少尉と、そのパパの鯉登少将について語りたいと思います。
考察ではなくただ単に自分の気持ちを垂れ流してひたすら鯉登親子いいよねって話をいつも通りテンションおかしくあちこちあらぬ方向へ向かいつつだらだら書いてます。(話が長い)


まず息子の音之進くんですが、空中を泳いだり稲妻強盗をギリギリまで追いかけたりサーカスで大活躍するなどの身体能力を持ち、
鶴見中尉が期待することを的確に理解する頭のよさ…だけど、ちょっと抜けてるお坊っちゃん。かわいい。

すごく愛されて愛されて育ったのが丸見えで、愛されて育ったが故危険(鶴見中尉)なものに憧れてる感があってなんだか憎めない音之進。
名前もかわいい音之進。


…でもこの音之進という名前、個人的に、百之助と対になってるのかなと勝手に思ってます。
共通は之の字だけですが…

地位の高い父親に愛されて育った音之進と、正反対に親に愛されることなく育った百之助。
音之進はそのまま勇作さんの再来でもあるのかなと思ったり思わなかったり。
(下士官なんか愛されたぼっちゃん率高そうだけど
も。)

百之助は鯉登少尉が入ってきたときどんなことを感じたんだろうとちょっと考えてしまいます。
百之助だけじゃなく月島も。
また戦争が起これば良い、とか言っちゃう音之進は、百之助とか月島にはどう映ったのかな~なんて、戦争経験者でまだ心が戦場にあって叩き上げで親殺しの経験を持つ悲しき二人のことを思うと胸が痛い。

きっと二人とも心の奥底では馬鹿にしてんのかな。でもちょっと憎めなくて眩しいみたいな。
尾形が音之進に「なりモスから」(10巻)って言ってるくだりからそんなこと思いました。
でも尾形は他人に対する感情が欠けてるサイコパスで、月島は鶴見中尉の傀儡になろうと決めてるからそんな感情はきっと自覚すらなさそうですが…。(=他人はどうでもいいってなってる)


…音之進の話をしていたのにいつの間にか尾形と月島がでてきた。
誰の話してても普通に尾形出てくるのほんとこわい。自分が。


話を音之進に戻しますね。
彼は今のところ鶴見中尉に心酔してるけど、今後例えば父の親友であった花沢中将の死が鶴見中尉の手引きによるものだと知ったら、どうなるんでしょうか。
鶴見中尉を背後から撃つ人間になるのか、はたまた首を取る取らないみたいな派遣争いも軍の常で戦争であると理解してキラキラを失って月島のようになるのか。

わたし的希望は鶴見中尉に銃を向けてほしいです。だって鶴見中尉を背後から撃てるのは音之進だけだと思うので!
銃を向けられても余裕の鶴見中尉を、音之進は中々撃てない、とかだったら胸熱。

余談ですが鯉登家が花沢家と懇意だったなら音之進は勇作さんのことも知ってて、むしろ昔遊んでもらったりしたんじゃないかなと思うので、ついでに尾形のことも撃っちゃえよ音之進。

そしたら尾形は生きるにせよ死ぬにせよ解放される…のでしょうか。死んでほしくはないけど。


…なーんて音之進に重荷を背負わせてみましたが、そもそも花沢中将の件が鶴見中尉の手引きだと知られるなんてヘマ、鶴見中尉がするとは思えない。
…まさか尾形が暴露?音之進(勇作さん)への嗜虐心で?(適当)

ともかくわたしは音之進に期待しているんです。(何様)
まだ彼はキラキラしてますもの。
これから学んで苦しんで、人間になっていくわけですもんね。
もうほぼ完成されてる他の大人とも違って未完成で、アシリパさんともまた違う未来を見ることができるのが音之進だと思ってます!


さて、そんな音之進を育てた鯉登パパ。

鯉登パパは噂以外では2話しか登場してないのに突然杉元に良いこと言ってて、すごく泣けました。
鯉登パパは戦争に責任を感じてて、自分の息子に期待もした上で息子も杉元さえも導いてる。
なんというか自分の人生にちゃんと責任をもってる。
方言で真の言葉を語るから尚更パパの言葉は重く感じます。
ゴールデンカムイって真意を語る大人ってあんまりいないから。(谷垣くらい?)

鯉登パパはきっと鶴見中尉の異常性も気づいているんだけどそれも息子の経験になると思ってるのかな。
軍なんか頭おかしい人いっぱいいますし。


ゴールデンカムイの親世代って、妾と息子捨てたりろくでなしだったり暗躍するバラガキ(すてき)だったりだけど、鯉登少将はまともな大人だなと思ってしまいます。
もう出ないのかな。
また出てくれるとしたら、まとも枠でお願いしたいところです。


でも、鯉登少将が鶴見中尉の後ろにいて鶴見中尉まさかの鯉登少将に命令されてるとかだったらどうします?
(わたし誰かの命令で動いてる説好きだな)


…そういえばなんで鯉登少将って金塊だののっぺらぼうだの知っても何もしないの?
パパは第七師団関係ないよね?中央に報告しないの?
花沢中将が師団長だったから?
中央に不信感持ってるところを鶴見中尉に丸め込まれたから?

鯉登少将まさか鶴見中尉の上にいたりして…とか考えてみたりみなかったり。
鯉登パパ黒幕説。


話は逸れますが、
杉元佐一、鯉登平二、土方歳三…って並べてみたら数字一、二、三なのがちょっとうけますね。
杉元は野田先生のひいひいおじいさんだし、鯉登パパはモデルの名前が平二だから平二なんだと思うし、土方さんは実在してるからだけど、こう並べると鯉登パパが主要キャラに見える不思議…
やっぱ黒幕?(笑)
尾形百之助も数字だー。
谷垣源次(二)郎も?
鶴見中尉の名前が気になりますね。満(万)とかだったりして。(笑)

名前の件はまあ偶然…ですよね?

鯉登パパ黒幕説ありえるとしたら、鶴見中尉が自分の理想国家の元首に据えたいのが鯉登パパ、的なことな気がする?
土方さんでいうところのアシリパさん的な?


「?」ばかり…
ゴールデンカムイってほんと深読みしすぎちゃう。楽しい。


…今回は音之進とパパ褒めてほのぼので終わるはずだったのになぜか鯉登パパ黒幕説とかトンでも話がでてきたところでおわります。





さーて、今後の内容は?

・キロランケのかっこよさ
・第七師団を知ろう!(旅ブログ)
・尾形としんやくせいしょ

の三本です。(ほんとか?)
今後もまたみてくださいね~じゃん・けん・ぽん!
うふふふふ


(何この終わり方)


鯉登親子第二弾はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com


音之進単体で語ったものはコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

【本誌ネタバレ含】尾形の目的考察ver.3

また右往左往すんのかよ!って感じですがver.3(笑)

毎回違うこと書いてるんですが毎回結構本気で、これだ!と思って書いてます…そしてすぐ考察の穴に気づいてまた別の目的考えるっていうどうしようもない感じでお送りしています。

今回は尾形の目的っつーかこれは前に書いた土方ラスボス説と繋がる話なのでタイトルこれでいいか迷ったんですがいいやもう尾形の目的考察はこのブログのメインコンテンツだしと思ってこのタイトルで(話が長い)


今回は、
尾形は正直なんの目的もないのかも、
という考察(という名の妄想)です。


前提としてまず尾形は第七師団造反組にいて、鶴見中尉から離れて金塊狙ってました。
でも造反組みんな死んだし、とりあえず抜け出して二階堂も見捨てて一人で金塊レースに参加。
一人厳しくなったんで土方さんに用心棒はいらねえかい?と申し出る。
……「いい趣味してるじゃねぇか」「二千メートル以上俺から逃げ切れるか試してみるか?」「あの小熊ちゃんを助けて俺に何の得がある?」…などなど、なんやかんやあってウイルクと杉元撃って樺太←イマココ(はしょりすぎ)


尾形ってこう考えると全然土方さんと共に行動してないですね。用心棒ちゃうんかいっていう。
土方さんが遠ざけてるだけなのかもしれないんですが…
逆に怪しいよなあ、とか思って今回の考察に至る。


ここからが本題、題して、
尾形、全部土方さんに指示されてる説!

かいつまんで言うと尾形用心棒だし大層な理由もなく土方さんに指示されるがままにあれやこれやしてる説です。


尾形は茨戸で土方組の用心棒になっています。(あの最高な用心棒編ですねフォーゥ!!!)

土方さんが尾形をなんで受け入れたかっつーと、刺青ほしいのもあると思うけど、土方さんからしたら尾形は使える奴だとも思ったのでしょう。

尾形が初めて土方組の前で銃の腕前見せたシーン、
櫓の鐘を鳴らしたところ(6巻56話「松前藩」)で、
土方さんが「あの男の鳴らした鐘の寝は…事態が大きく動き出す合図だ」と言ってます。

本誌138話で尾形が放った銃声もまた物事が大きく動く合図であったわけですから、
茨戸の時点で土方さんは、尾形は物事を変える力を持つ者だと土方さんはある意味見通したと思うのです。きっと尾形のこと戦士としては信頼してる。
(まあおそらく人間的には全く信頼してないでしょう、土方さん人間の情を持ち合わせていない人嫌いっぽいし→で、その人間としては信頼してない感がアシリパさんがのっぺら坊の娘だって教えなかったり、13巻128話の「出目が厄介だ」発言に繋がるのかな、みたいな?)


で、話は少し戻りますが8巻70話、土方さんの隠れ家で、のっぺらぼうの仲間のパルチザン(キロちゃん)の話してましたよね。
あのあと、あの人たちがどんな話をしたのかって書かれてないわけですから、尾形が用心棒として土方組でどんな役割を担うのかあのチームの役割分担をした可能性もあるなあと思ってます。
そこで、尾形は土方さんの眼の届かない所でのキロちゃんの監視(&必要とあらば利用する)役割を担った可能性もあるわけです。(妄想は自由ですよねふふふ)


そして10巻93話、土方さんがカムイコタンで白石を助けるべくキロちゃんと舟を作ってたとき(「アムール川でも~」のところです)、
あそこで二人は何を話したんでしょう。

もし、
キロちゃんが樺太の仲間を救いたいんだって話をしていて、
土方さんが蝦夷共和国の構想(多民族国家)の話をしてて、
…水面下で手を組もうって話をしていたとしたら!


尾形がずっと土方さんの用心棒として動いてて、
土方さんがキロちゃんと結託していたとしたら、

網走で、尾形が誰にもばれずにウイルクを狙撃できる位置に配置されたのも(キロちゃんだけでそんな配置にできる話術あるかな。あるか。←おい
そもそも尾形誰からも信用されてないから追いやられたのかなかわいそ)、
尾形がそんな接点あったか?なキロちゃんと樺太まで行ってるのも、
造反組みんな死んだのに尾形がまだ金塊レースに参加してるのも、
なんだか納得行く気がしませんか。


そもそも尾形が土方さんに用心棒申し出たのも、強い土方組に、追ってくる軍から自分の身を守ってもらおうとしてたんだろうなあと。
尾形はプライド高過ぎサイコパス(言い過ぎ)だからそんなことはおくびにも出さないけど、経験豊富な土方さんには多分ばれてて(全てお見通しかっこいいほんとかっこいい)。

要は尾形、土方さんに良いように使い倒されてる、みたいな。
尾形もそれでいいと思ってる、みたいな。
(コウモリ野郎だからそのあたりのプライドはない的な。
尾形のプライドは狙撃の腕と、柔な奴だと思われたくないこと。
屈強な軍にいた、親殺しの過去を持つ自分は強いと思ってるみたいな。強がり的な。)

…などなど考えると全然尾形自身の目的は特にないのかも。


でもそんなんあり?と自分でも思います。
穴だらけですこの考察。

・土方さんアシリパさんがのっぺらぼうの娘だって尾形に教えてなかったからつまり尾形をまっっったく信用してなかったっぽい(ただの用心棒だし言わなくてもいいか、みたいなことかな)
・土方さんは網走でウイルクと話して金塊の在処を聞こうとしていたっぽい(キロちゃんにウイルク殺されたら困るわけだから手は組んでない?)
・アシリパさんがのっぺらぼうの娘だって知ったときの尾形の顔!利用する気満々。→そして金塊目的じゃない人が「いこう、アシリパ…」とかキラキラしながら言うかなあ。
・尾形は9巻81話、最後の晩餐パロ絵で使徒マタイの位置にいるわけだけど、8巻71話の扉絵にマタイ福音書の引用使われてるところをみると野田先生はマタイ福音書とかマタイに意味を持たせてる?
→きっと尾形は今後ものすごく重要キャラになる
→そんな尾形が、目的ありませんでしたー!ってことにはならなくね?


…穴だらけじゃないか!
すいませんうちはもうこういうスタイルでいきます(笑)


でも、この考察が少しでも当たっていたら、金塊レースが終わったら尾形は自由ですよね。
彼の射撃の腕があればなんだってできるわけだから。
用心棒点々としながら好きに生きてほしい。


今回は、自由が目的(尾形の目的ver.2のやつ)ではないけど、結果として自由になれるんだったらそんな尾形もいいなあと思って希望も込めて考察してみました。



第4弾はあるのでしょうか。


…なんかこんなに考察かいてるけど全然当たる気がしません!(なぜブログ立ち上げたし)


おわるるる。

第1弾はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

第2弾はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

江渡貝くぅんのお家行ってきたよ

今回は江渡貝くぅんの家のモデルを見てきました。

場所は、北大植物園。

札幌駅南口から徒歩12分くらいのところにある植物園で、園内の博物館の一つが江渡貝邸のモデルになっています。

 

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右)ゴールデンカムイ8巻第71話「職人の鑑」より

 

まさかの逆光です…。

でもほんんとそのまんま!周りの木の感じまでそのまんま!!感動!!

9巻ではここに全員集合!(谷垣以外)したわけですものね。

ゴールデンカムイって全員ここにきたよね、みたいな場所あんまりないんですが、ここは結構な人数(谷垣以外)が来ててしかも杉元土方グループだけでなく第七師団もだし、とか考えるともうテンションもだだ上がりです。

 

ちなみに中は…はい、剥製博物館になってまーす!

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入口入ってすぐ出迎えてくれるヒグマ(屯田兵によって射殺されたとのこと…射殺…だと…?)とか、

 

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エゾオオカミとか

 

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頭蓋骨並べてあったりとか。

江渡貝くぅんのお家そのまんまって感じで中もとても楽しい。

ここが剥製博物館だからそこから着想を得たのだとしたらなんかもう野田先生天才。

 

 

北大植物園は駅近にして広大な植物園で、北海道の植物も豊富で楽しいですよ。温室やバラ園や川や芝生や椅子もあってピクニックもできます。

駅でお弁当買ってこちらで食べたりも楽しいですね。

 

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オオウバユリもありました。(9巻でヤマシギの神様のお話にでてきてその後白石がブチブチィーって千切ってたやつですね)

 

札幌にきたけど開拓の村と小樽に行く時間がない!という金カムファンの方にはおすすめです。

 

 

観光と言えば、

「北海道はゴールデンカムイを応援しています」

と、道が公式で応援することになったのでもう道民としては嬉しくて嬉しくて…

たくさん方が北海道に来てくれたら嬉しいです。

そしたらいずれ聖地で金カムファンの方と遭遇できるに違いない。

 

そんな日を夢見て今後更に聖地巡りしたいと思います。

 

 

 

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この窓ガチャンて割って下の二階堂達を撃っていたのだなぁ尾形は。2400メートル先の人ヘッドショットできる彼にとっては余裕ですね。

 

【祝】ありがとうございます!【1000PV】

今回はただのお礼です。
考察もないし尾形のおの字もありませんので読み飛ばしてくださいませ。



このブログ、こんなただの妄想と日々のご飯と行ったところを垂れ流してるブログがなんと1000PVを超えてました!!!
わーいわーい☆

見てくださってる方々にお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。


ブログ始めて早2週間。
のべ1000人の方が見ていてくださるなんて魂が勃(ry


ちなみに最もたくさんの方に見ていただいてる記事は、尾形の目的ver.1,2が1-2フィニッシュでした。しかも断トツ。90%くらい。
すごいな尾形…人気だな百之助…

このブログの本文みたいなとこありますものね尾形の目的考察。
右往左往しすぎてて結局筆者何が言いたいのか筆者の気持ちを考えられません先生…なのに見てくださってありがとうございます。

尾形のおの字も出てきませんって言ってたのに出てきちゃったすみません。


今後とも尾形の目的について原作に振り回されながら考察していきたいです。
第三弾近日公開予定…なるか?!
(書きたいものがたまっておりまして第七師団とか鯉登親子の話とかあとやっぱり尾形の話とか)


大体そんな感じですが、

本当にありがとうございました。


もち2号拝

【本誌ネタバレ含】白石のかっこよさを語る

今回は白石の良さを考えてみた。

わたし的好きな金カムキャラ上位五人には入る白石。
役に立たないとか言われてたのに網走編からなんか急に活躍が目覚ましい白石。

正直何万回も言われてることだし当たり前なことばかりだけど最近白石が特に気になるので書いてみました。


わたしが考える白石のかっこ良さ四つ。

1、脱獄王

2、みんなの精神的緩衝材

3、一途

4、作中主要メンズの中で唯一人殺してないのにあのメンツと対等に渡り合えるスキルとコミュ力の持ち主



まず1。

脱獄王。
スキルがすごいのはさることながら、脱獄って頭よくなきゃできないよね。
しかも頭良くなさそうに見せて警戒心を解くのが上手。(これは4に繋がります)
そして脱獄と侵入のスキルって=じゃないのに、どっちもやっちゃう白石ヤバイ。まじヤバイ。


2、みんな(読者含)の精神的緩衝材

どんな集団にいても、どんな殺伐としたパーティーでも、白石は自分を失わず我が道をいってますね。
(樺太でアシリパさんにお茶しよーとか言ってるあたりがすごい。)
杉元とアシリパさんが喧嘩してても(2巻)、杉元と尾形がピリッとした雰囲気になっても(9巻)、全然たしなめられるし、その役は白石しかいないし。
白石のバカな行動によって場面が明るくなってるのは言わずもがな。
樺太で、悩むアシリパさんに「(お父さんを)信じてあげようぜ」って軽~く言ったのに案外アシリパさんには響いてて、心を少し軽くしてあげたりしてて。伊達に歳重ねてないね。


3、一途

シスター宮沢の話(9巻)もそうだけど、そもそも金塊レースも分け前がほしいだけならいつでも降りれるのに、樺太まで行っちゃってる。
これは殺されるとかそんな恐怖からの行動ではなく、一度賭けたら、一途に追い求めるのが白石だからなのではないかと思っております。
もう杉元とアシリパさんの行く末を見たくなってるんだろうなあ白石。
網走で杉元に頼まれたから、アシリパさんと共に行動してるわけだし。
網走から突然いい男になってる白石。


4、対等に渡り合える交渉力

ほんと、これが一番言いたかった!!
白石ってあのメンツで唯一人殺してないのに全員と対等。
これは並大抵のコミュ力じゃあできないことだと思うんです。
1でも言いましたが、馬鹿そうに見せるのが上手で、それも計算じゃなくて本当にバカな部分もありの、でも実はしたたか、みたいな。


脱獄スキルだけでなくうまいこと生き抜くためのスキルも持ってる白石。
でも腹に一物抱えてる感じでもなく自由な白石。
役に立たないキャラだったけど今や彼がいないと救いがないと言えるくらいの重要キャラ白石。


かっこいいぜシライシーッ…!!!!!



なんか、白石ってあのクレイジーな集団の中にいて唯一と言っていいほどまともだと思うのです。
人間味がすごいというか。

今後はまともな人が重要になってくるはず。
杉元はキロと尾形をぶっ殺してやるとか言ってるし、土方おじいちゃんは暗躍しているし、みんなが狂っていく中で白石のまともさはきっと重要な役割を持つことでしょう。
それこそ緩衝材として。

今後は白石(と鯉登パパ)に期待しちょります。