漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

アニメ10話感想

アニメ感想です。








やばい、みたいシーン全部見れた!!!!
カットされなかった!!!


雪食べ上等兵も
マントにくるまる上等兵も
「三島かな?ケホッ」も
「故郷の静岡に帰りたい」も…


オンパレードや!!!
幸せのオンパレードやぁ!!!
ありがとうございますアニメ製作の方々!!!



…さて、始めからみていきます。


初っぱなから谷垣狩りかよ、みたいなことだよね。
最高かよ、みたいなことだよね。

とりあえず今回も尾形上等兵は相変わらず詰めが甘いよね。
熊撃ったあとなぜマント脱いだし。
しかも両手広げたし。
谷垣が銃持ってなかったとしても矢とか…矢とかあと矢とか色々あるでしょ。
とりあえず撃ったらすぐ身を隠すべきでしょ。
なめすぎでしょ。
そういうとこだぞ尾形上等兵って感じでしょ。
しかも尾行されてんのかいっていうね。

でも撃たれた顔と声がいいから全て許す。

「勃起!」
谷垣いい声。


そしてなんか今回は二階堂にもっていかれた感じがするな。
故郷の静岡に帰りたいってそんな必死な声で…そうだよね、北海道寒いよね。
しかもクソ上等兵が火起こすなとか言うし最悪だよね。
金塊なんかどうでもいいのにやたら描写がリアルな熊にバチコーンされて最悪だよね。
杉元も見つからないし最悪だよね。


でもそんな二階堂と鶴見中尉の福笑いのくだりが中々の躍動感でじっくりと見れたからわたしはほんと満足。

鶴見中尉の
「杉元を殺させてやる」「どう~りでその鼻」
ものすんごくかっこよかったからほんと満足。
この中尉、声がよすぎる…!

ありがとう二階堂。

てか鶴見中尉の顔の変わりようもいいよね。
悪いことするとき、にっこぉーって微笑むの尾形と同じやんか。
似た者同士なのかな?

小宮やはりやられていたのか。
悲鳴が…。
鶴見中尉にとって使えるのは小宮<二階堂、なんだね。
どんまい小宮。
さようなら小宮。


そして尾形上等兵去る。
茨戸へ向かって…!(OVA楽しみにしてる…!)


後半も良かった。
キロちゃんでてきた!!
なんかかっこいい登場になってた。
イトウあむあむなかった。
胸毛がなんか、んもさっって感じの生え方だったけどかっこいいニシパ。

工兵のくだりさ、すごい。
杉元との目線の交わし合いがすごい。
二人とも猛者だから絶対お互い相手と戦闘になったらって瞬時に考えて脳内で相手を組み伏せてるし場合によっては殺してる。
その駆け引きが二人の目にでてる。
すごい。
すごいしか言ってないけどすごい。

あれ、てか「息子達は北海道のアイヌだ」のくだりなくていいのか。
自分は違うって線引きしてる大事な場面なのにいいのか。


白石も良かったよ。
杉元が「お前だって信用してねぇけどな」と言ったときの、白石の顔。
好きだ!!!


今週もいいものみた。


来週もう殺人ホテルかい。
どこでおわるのかな?
12話は丸々さいちの過去編とかなのかな?
二期はダービーから始まるのかな?
ダービーからの、親分と姫からの、江渡貝くぅんからの、偽アイヌからの、脱獄ロマンスからの、「お前が嫌いだっただけだよ」からの、鯉登音之進からの、大雪山からの、稲妻強盗がOVAで、ウコチャヌプコロからの、ラッコからの、「犬より役に立っとらんぞ」からの…網走?駆逐艦


盛り沢山だひゃっほーい!!

【本誌ネタバレ】161話感想

今週もやって参りました感想のお時間。
相変わらずの気持ち悪いテンションです。ご注意をば。













日露戦争延長戦だ!!!!!!!



もうーーーどんだけ頼りになるんだよ尾形上等兵!!!
なにこれかっこいい!!!
本領発揮じゃん尾形ぁ!
樺太きてからトド仕留め損なったり杉元の代わりに珍味食べさせられたりで活躍イマイチだったけどついに出番きたじゃん尾形ぁ!
好敵手現れて生き生きし出したじゃん尾形ぁ!
おかえりー!!!



と…興奮しきったところでページを追って見ていきます。



先週の続きで銃撃戦です。
アンマーかわいそう。
三八式もかわいそう。
尾形目よすぎ。視力どんだけあるんだ。視力というか動体視力か。


そしてみんなにいいように使われる白石(笑)
白石が馴鹿を進ませる時の声が、「おいで」なの優しくて大好きそれだけでほっこりする…
馴鹿を撃たれたときも「うわぁッやめろちくしょう」って、白石ほんとに普通の人感あって好き。
アシリパさんが男らしく(笑)冷静な分白石が一手に担うアワワ感。
好きだなあ白石。


アンマー助けにいくキロランケ。
危険なのになぜってみんな疑問に思う。

これはキロちゃんは帝政ロシアにお父さん処刑されてんのかなとか思うけどどうかしら。
村を潰されたとかじゃなくてもっと個人の根深い悲しみと復讐心もあったのかも。

でもさあ~じゃあアシリパさんに同じ思いさせるなよって思わずにいられない。
正義感はいいんだけど自分を革命につき動かす原点の、悲しみとか憤りとか、そういう人間感情を大事にできる人じゃんキロちゃんは。

ほんとアシリパさんが不憫だ。
思いやってあげて誰か。
杉元ーーはやく追い付けーー!!!

…まあもしくはキロちゃん自分のせいで関係ない人を巻き込んじゃったから申し訳なかったか。これもありそう。
キロちゃん関係ない人の命はすっごく大事にするもんね。
13巻の谷垣とインカラマッ助けたときと似てるかもしれない。



話を戻して、

尾形の狙撃当たってキロちゃん撃たれず済む。
かっけぇーーーー!!!!

そしてそしてそして、


「ははッ」


くーーーー………!!!!!
茨戸での、あれ!
樺太で見れるとか最高!!!


なんで自分達が襲撃されたのかの理由がキロちゃんにあるの疑いまくりの面々。
てか尾形にも自分の過去の話言ってなかったんかいキロちゃん。
そしていきなりアイヌの言葉出してくるキロちゃん。

「カムイレンカイネ カムイのおかげだ」

誤魔化すためなんだろうけど…なんか少しだけ"アイヌのキロちゃん"が見れて嬉しいなと思っていたらそれも尾形に一刀両断される

「違うな…俺のおかげだ」
とか…

尾形上等兵殿!
そして合理主義だなあもう冷徹だなあもう。

え、てか、
「親父さんが助かったのも帽子のおかげ」

…親父「さん」??
尾形が敬称を…??
フチをばあちゃん呼び以来な気がするこーゆーの。
他にありましたっけ?
やっぱじいちゃんばあちゃんに育てられてるからご老人に優しい尾形。

両親にこそ愛はもらえなかったけど、おじいちゃんおばあちゃんにはちゃんと育ててもらったんだなあ尾形。
だから常識人だし理性も社会性もあるし。
尾形はサイコパスだけど、こうした人間の心も持っているのは愛情や思い遣りを知らない訳じゃないからなんだなあと思います。
その二面性が魅力なのかな。

てか尾形って樺太いってからなーんか丸くなった?


そして銃撃戦は続く。
日露戦争延長戦だ」



本編ここまで。
最高ですね。


尾形、日露戦争で精密射撃部隊作らずにたくさん死んだこと気にしてたから、ぜひここで日露戦争の無念を晴らしてほしい。
やっぱり尾形は軍を抜けても上等兵なんだなってちょっと思った。
やっぱり心が戦場にあるし、軍からも抜けきれてないのかな。
てか本当は軍から抜けてないのかもとか思ったり思わなかったり。
少なくとも軍に少しの愛着はありそうだ。


キロランケニシパ呼び久々だった。やっぱりいいなあ。
二三個前の記事、キロちゃん語ったやつで、キロランケニシパ呼びなくなったとか言ってましたけど全然そんなことなかった。よかったよかった。



いやー毎週木曜日はほんとに元気いっぱいです。

アニメ9話感想

※アニメ感想を気持ち悪いテンションで綴ってます。







…本誌やアニメの感想はTwitterでひそかに呟くスタイルだったはず…


でも!今回は耐えられなかった!!!


だって!
上等兵が小熊ちゃん狩りにお出掛けになられたから!!!

先週からそんな予感がしてましたがこんなに尺が長いとは思わなんだ。


声よすぎ…(死)
顔よすぎ…(死)
撃ち方かっこよすぎ…(死)


三度しにました。


「冗談だ」のあたりとかすごい親しみやすい上等兵☆なのに、
杉元のこと聞いてきたあたりからおや…?!じょうとうへいの ようすが…!ってなって、
「谷垣狩りだぜ」はもう…もう…剥き出しにした敵意と悪意と嗜虐心で尾形上等兵殿!って感じで剥き出しの尾形で……(言い方)

最高。
すっげーやなやつ感がほんと最高。
やなやつやなやつやなやつ…!!!

そして先手を取られちゃう上等兵かわいい。
いつも詰めが甘いよね~そういうとこだぞ尾形上等兵!って感じだよね。


でも個人的に好きな「~だがね」っていう突然のムスカ大佐口調でなかったのはちょっと残念。


あとは従ってる二階堂が大変よき。
来週は「静岡に帰りたい」が見れるのかな。
上等兵にはビシッて敬語になるのに二階堂にはタメ口になる谷垣もよき。
最後のシーンとか最早主人公。

杉元と辺見ちゃんのランデブーも最高でした。
海岸を走る二人がキラッキラ。
さいちかっこよいわあ!!!
なんかさいちは殺意も殺してほしい願望も恋心もいきすぎた歪んだ愛情も、全力で向けられたものは全て全力で受け止めてくれそうで大変によい男。

土方おじいちゃんとのエンカウント、あれ、普通のおじいさん?あ、違う土方さんじゃんすげえってなった。
漫画で読んでるのに(笑)

ピアノ中尉いけめそ。
ピアノ弾けるとかどんなハイソサエティだよ。
いけめそで頭よくて中尉でって非の打ち所ないな。
短所あんのかな。


にしても上等兵だよね~
2話の伝説の屯田兵も中々によかったけども、
やっぱしツーブロオールバック上等兵がいいよね。
来週は二階堂の話をマントにくるまって聞く上等兵とか雪食べる上等兵とか見れるのかな。下手したら三島を撃ってケホッの上等兵も…?


は~いいものみた。
漫画で何万回と見ているシーンでも声と動きがつくとまた違った魅力で楽しめるって

最高だっ…!!!!


アニメは多分三期くらいまであると思うのですが、この感じでいつか音之進もでてくるのか…
音之進と上等兵の会話が見れるのか…
オイ止まるなよ俺の心臓ッ!

いまから楽しみにしてる(気が早い)



そうだ、気づいたら5000PV越えてました。
こんな当たりそうにない考察と妄想駄々漏れの愛が重たいブログを見てくださってる方本当にありがとうございます!!感謝!

にしん蕎麦作ってみたよ

久しぶりのゴールデンカムイゴハンです。

にしん蕎麦。2巻で杉元が食べていたやつですね。(その直後に二階堂兄弟とコンニチハしたやつですね。)

よい身欠きにしんが手に入ったので甘露煮にして、にしん蕎麦にしてみました。今回はまったく参考にならないレシピ付きです。

 

身欠きにしん生タイプを↓

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甘露煮に↓

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【材料】

身欠きにしん 2枚

水      400㏄

醤油     大さじ3   

砂糖     大さじ2

酒      大さじ3-4

みりん    大さじ2

 

【手順】

身欠きにしんを分量外の水か番茶でゆでで、やわらかくなったら別鍋に移し、分量の水と調味料でひたすら煮ます。煮汁が少なくなったら火を止めて冷まします。
一晩置いてできあがり。↓

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これをお蕎麦の上にのせてねぎものせて出来上がり。

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下)ゴールデンカムイ2巻第15話「におい」より

つゆも関東風の濃い目お醤油味で作りました。

…てかこれうどんじゃね?と思われた方正解です(笑)

わたしが蕎麦アレルギーなのでうどんです。でもとてもとてもヒンナでした。

 

 

…杉元に食べに来てほしい。

うちは鶴見中尉に情報売らないから!!安心して完食して!!

 

久々の金カムごはん楽しかったです。

【本誌ネタバレ含】キロランケについて語る

今回はキロちゃんのかっこよさやなんやらを語りたいと思います。
ぶっちゃけこんなの何万回と言われてることなんだろうと思いますが(てかこれこのブログ全体に言えることですが)、気にせず語ります(笑)


最初はキロランケニシパと呼ばれて登場したキロちゃん。
アシリパさんの旧知として現れたのに杉元には全く信用されず、インカラマッちゃんにも色々ばらされ、誰もが疑ってるけどなんとなく一体感を持った感じで仲間にいたキロちゃん。
と思ったら見事に杉元を裏切ってアシリパさん連れていっちゃったキロちゃん。
主人公にブッ殺してやるとか言われてるキロちゃん。
日露戦争で工兵だった以前にも実はガチのテロリストだったキロちゃん。

なんか語る要素が多すぎて何から始めていいのやら(笑)
とりあえず今までの発言など集めてキロちゃんの人生年表作ってみました。


年号   推定年齢   出来事

1881年  15歳    国王暗殺テロ
1882年~ 16歳    逃亡生活
            樺太へ南下&ウイルクと知り合う?

            逃亡の末北海道へ。以後アイヌとして潜伏。

1902年   36歳     アイヌ殺戮、ウイルク拿捕 ウイルク葬式
1903年   37歳     刺青囚人脱獄
1904年   38歳     第七師団で工兵として働く(二〇三高地など)
1907年   41歳     ウイルク確認&尾形に殺害指示 →樺太



?と隙間だらけ。(笑)
国王暗殺後、逃げた先が樺太→北海道なのかなと思ってこう書きましたがそれすらわからないという。

とりあえず国王暗殺の兵器が手投げ爆弾だったの、キロちゃんの工兵だった伏線これか!ってなりましたし、アシリパさんの父親の友達として登場したのに、その家族が作中であまりにも杉元たちと関わらないのもキロちゃんがもうあそこには帰らない伏線だったんだなあと合点がいきました。
キロちゃんの心はいつも家族やコタンにはなく、遠い理想を追い求めていたわけですね。


キロちゃんが金塊を狙う理由はずっと一貫して、革命のため、です。
10代半ばで国王暗殺の実行犯になったということは、そんなに幸せな幼少期は過ごしてないだろうなと容易に想像できますね。
元々は馬と暮らす遊牧民族で、自分の村が帝政ロシアに潰されたりしたんでしょうか。

そんな少年期からずっと帝政ロシアという国そのものと戦ってきて、革命を起こそうと必死で、仲間も処刑されたり牢獄に入れられたりで、戦えなくなってきたところやっと見つけた一発逆転の金塊。
これは誰を殺してでも手に入れたかったことでしょう。

ほんとにキロちゃんからしたら、ウイルクこそが裏切り者だというのが痛いほど分かります。
苦境に耐えて待ってる仲間たちのことを思えばウイルクのことは許せないのは痛いほど分かります。
痛いほど分かります、が、多民族の金だし横取りだしそれはどうなの?って感じはします(笑)
いくら北海道アイヌのことも救える手段としての金塊だったとしても。


そんなテロリストキロちゃんですが、
煙草をふかす粋な大人で、馬にかける愛も人一倍で、優しい人かっこいい人なのは随所に見られます。


なるべく無関係な人間は殺さないし(尾形にも、杉元まで撃つ必要あったのか、って問いただしてましたしね)、
アシリパさんの杉元へのほのかな恋心を察して、しかもアシリパさん起きてるってのも察して白石を制したり、
湖で溺れかけた谷垣とインカラマッを「よし頑張った」って言いながら二人いっぺんに助けたり。


何よりも7巻で競馬の騎手になった話。
人間の都合で利用されてる馬を労って、馬の気持ちをくんで、自分が危険な目に遭うのを分かっていて馬と一緒に勝利する。

レースでは光に向かって駆け抜けていったキロちゃん。
あのキラキラしたキロちゃんがきっと彼の本質なんだろうな、と思うし、キロちゃんを象徴していると思うんです。

キロちゃんは社会的弱者への圧倒的な同情心を持ち合わせていますよね。
馬もそうだし、少数民族に対しても。
社会的強者が弱者を虐げる構図には我慢できないんだろうな。
だから競馬レースでの勝利は、自分の乗った馬が勝ったことと社会的弱者の勝利とで、キロちゃんにとっては大きな喜びだったろうなと思うのです。


駆け抜けるキロちゃんの後ろ姿のシーンはなんだか泣けてきます。
うぅ…かっこいいよキロちゃん。


そんなキロちゃんのもう一つの面、普段の物腰とは裏腹な、残酷な面を見ることが最近多くなってきました。
その残酷さは、彼が大きな理想実現のために身近な人たちを犠牲にして生きてきている故なのだと思います。
それは家族を捨てること、アイヌの人たちを殺すこと(これはキロちゃんじゃなかったらごめんなさい)、アシリパさんの父親をアシリパさんの目の前で殺したこと、アシリパさんが恋心を抱いてる杉元と離別させてること(これは不可抗力だったような気はしますが)などに現れています。

革命のためには身近な人間の小さな幸せが犠牲になっても仕方がないと心の底から思ってるのでしょう。
きっとキロちゃんはずっと、自分でもそうやって、小さな幸せなんか捨ててやってきたんだろうなと思います。

キロちゃん、ウイルクが捕まったあと、金塊も見つからないしこのままアイヌとしてのんびり家族と馬と暮らしちゃおうかなとふと思ったこともあったと思うんです。
でもアシリパさんが来てやっぱり金塊が見つかるかもしれないってなると、自分の信念に背くこと、金塊を待ってる仲間を裏切ることはできないって気づいたんだろうな、と。

アシリパさんの杉元への気持ちに気づきながら、アシリパさんに過酷な運命を背負わせようとしているのは、
キロちゃん自身が自分を捨ててきているから、アシリパさんにもそれを求めているんだと思うんですが…アシリパさんに多くを求めすぎだキロちゃん。
12-3歳の女の子なんだから小さな幸せを求めさせてあげてほしい。杉元と一緒にいさせてやってほしい。



なんとなくですが、キロちゃんて最後死ぬと思うんですよね。
アシリパさんでもきっと救えないんじゃないかしら。どうかしら。

でも死ぬとしても絶望の中に死ぬんじゃなくて、あの競馬のシーンみたいに、キラキラした光の中で安らかに眠ってほしい…


…想像しただけでモニターが見えなくなったのでやめますね。


とにかく、キロランケはかっこいいです。(雑な締め方)
正に革命の体現者ですね。




こっからは余談ですが…
キロちゃんと尾形っていつから手を組んでたんでしょ?

もしや第七師団の頃から?と思わなくもないんですがどうなんでしょ?
なんか土方さんが、谷垣とキロランケから尾形の話聞いたとか言ってたけど(13巻)、谷垣はわかるけどキロちゃん別の小隊にいたのに別の小隊の尾形の話そんなする?…とか思ったけど軍はそんなものなのかもしれないからわからないですね。

インカラマッちゃんがキロランケの指紋がどうのこうの言ってた時(12巻)、真っ先にインカラマッに疑いの目を向けさせたのが尾形だったから少なくともその時点ではすでに手を組んでたのかなあとも思います。
「誰かに寝首をかかれるのはごめんだ」って、尾形らしくない台詞言ってたのも(絶対思ってないだろお前、みたいな(笑))キロちゃんから疑いの目をはずすため?とか思ったり思わなかったり。
そもそもキロちゃん、ラッコ鍋の番屋に都合よくきて合流したけども、そんなんできる?みたいな。
尾形と連絡取ってたんじゃね?みたいな。(あーでも尾形そんな細かいことする暇あるかなあ杉元たちと一緒にいて)
深読みすればキリがないですね。楽しい。


おわりますん。



前回キロちゃんについて書いた記事はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

キロちゃんvol.2はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

キロちゃんvol.3はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

キロちゃんvol.4はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

キロちゃんvol.5はコチラ↓
mochikuchen.hatenablog.com

【本誌ネタバレ】160話感想

本誌感想です。
先週に引き続き異常なテンションで感想を述べるだけ述べてます。














わあああああああああアシリパ伏せろ橇の影にいいいいぃぃぃぃぃぁぁぁぁぁぁ!!!

なに突然の騎士尾形。
騎士!!
身を呈して守ってる騎士!!!!
姫を守る騎士!!!!!
親分が浮気するからだッ!(姫違い)


いや尾形先週からなんなの?
かっこいいんですけど~やばいんですけど~

アシリパさんに死なれたら困るからなのは重々承知なんだけど、
アシリパさんとの関わりの中で人の心を持ったのだとしたらそれはすごく幸せなことだよね~(何目線)

さ、落ち着いて最初から見てみます。

初っ端から馴鹿狩り尾形。
撃ちまくり尾形。
自分で全部仕留めたいプライドエベレスト尾形。
新しい銃にわくわくする尾形。
やはり生粋のスナイパーですね。
そしてだまって言いなりで弾を込めるキロちゃん和む。

狩ったトナカイ食べてるアシリパさん、変顔が戻ってきた!!!
久々にアシリパさんの生き生きした顔みた気がするよ~
も~おかえりアシリパさん~心配してたんだよぉ~

そして黙って脳みそ餌付けされてる尾形。
ん猫ちゃん猫ちゃんッ!!
「いや俺はいらん」とか言ってたお前はどこへいった!

ここへきて冷静な白石。
樺太から白石がツッコミ役に。
キロちゃんが全て予定していたことに、畏怖を感じてる白石。
白石はほんとまともだ。

パンもバターもおいしそう。

アイヌの女性にとっても針は貴重で大切なものだったんだけど、
そうかオロッコの女性にとってもそうなのか。
文化の違いもあれば同じところもあって面白いな。


そしてそしてそして、


鶴見中尉!!

会いたかった!!
待ってた!!
すごく待ってた!!!!
先週の今週ですぐ出てくれるとは!!!
連れてきてくれたよ江渡貝くぅん!!!

久々にみたらいけめそ鶴見中尉。
そしてすごい暗躍具合。
全て知っててキロランケたちの行動読んでる鶴見中尉。
ロシアに情報渡しちゃうとかすっげーかっこいい。
鶴見中尉はやっぱり背負ってるものが軍だから重いし国とか関わってくるからなんかもう…すごいな!!(語彙力)
なんかさ、ステージが違うよね。スケールというか。
このレベルの人と渡り合えるのは土方おじいちゃんだけだよね~と思ってる。
前まで鶴見中尉より土方おじいちゃんの方がステージ上だとか言ってたけど、違うわ。同じくらいだわ。
鶴見中尉と土方おじいちゃんの対決が見たい!!!

…って感じで139話くらいから出てないはずだから20話ぶりに出て、たった3ページですべてを持っていった感ある鶴見中尉。
(6/3追記:中尉、148話で出てましたね、すいません…なので12話ぶりでした。)

あれてか待って、鶴見中尉の持ってる写真て…?
まさかあのときの?
え、土方おじいちゃん…?
違うか、杉元か。焼き増しか。

あと顔だす二階堂ちょっとかわいい。
てか二階堂のお見舞いきてキロランケの話してくれる鶴見中尉めっちゃ優しくない?


そしてキロちゃん、筋金入りの革命家…てかテロリストだったよ。

組織名と実際にやったこと見ると途端に真実味を帯びてきて恐くなりますね。
10代の少年時代に国王を暗殺するってどんな幼少期を送ってきたんだろ。
結局仲間は処刑され、独立も叶わず戦い続けてやっと金塊が見つかったと思ったらウイルクに裏切られるし、それでも絶望したり光を失わずにひたすら信念を持って40歳前後(推定)になる現在まで突き進んでるって、どれだけ強い人なんだろうキロランケ。

でもキロランケのやりたいことが成功する可能性はほぼないから、切ないな。
そして多民族の金塊盗るのはどうかと思うよ。


そしてこっから騎士のターン。

かっこいいなああぁぁぁぁ~!!!

命拾いしてよかったね、尾形。
そしてベルダンそんなに気に入ったのね。
これからは三八式じゃなくてベルダンでいくのかな?
単発式だから、村田単発銃みたいに、一発勝負の男になるのかなぁ。
わたし的に、尾形が撃つ前の「ジャキッ」が大好きだったからそうなら少し残念だ。
そしてオロッコ尾形かわいい。もこもこ尾形。

手練れの狙撃主に出会った尾形。
最近殺し合いしてないから途端に生き生きしだす尾形。
よかったね、尾形。

今週はここまでですかな。


はぁ…毎週毎週ありがとうございますのだせんせお陰様で木曜日は元気いっぱい。


かっこよさを語るシリーズ、
次回はキロランケと鶴見中尉だなこりゃ。

旭川でゴールデンカムイ巡り

旭川行ってきました~!!

旭川と言えばゴールデンカムイでは軍都として紹介された、第七師団の本部があったところですね。

ということで今回は、

 

・北鎮記念館

旭川市彫刻美術館

・駅前通り(旧師団通り)見る

 

って感じで巡ってきました。

 

【北鎮記念館】

第七師団から現在の陸上自衛隊の活動まで余すところなく紹介している博物館です。

ここがもうゴールデンカムイに出てくるものばっかりでファンとしてはとても楽しく、でも戦争の生々しさを伝えているので眼をそむけたくなるようなものもあり、複雑な思いで興味深く拝観しました。

今回はゴールデンカムイに関係しているところのみ一部ですがご紹介します。

 

第七師団の歴史。

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 谷垣たちが乗ってたアザラシスキー。

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右)ゴールデンカムイ2巻第8話「逃走」より

制服。鶴見中尉がこんなデザインのをよく着てますね。飾りの色はちょっと違いますが。

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右)ゴールデンカムイ13巻第130話「誘導灯」より

上等兵の制服。 

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右)ゴールデンカムイ1巻第4話「のっぺら坊」より

 弾薬帯。杉元や尾形がつけてるのもこんな感じでしょうか。

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右)ゴールデンカムイ12巻第116話「青い目」より

三八式歩兵銃。

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右)ゴールデンカムイ12巻第114話「エチンケ」より

どれだけ広大だったのかわかるジオラマ。これの広さでは白石探せないですね…。 

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右)ゴールデンカムイ10巻第97話「旭川第七師団潜入大作戦!!」より


…他にも実際の肩章やバッジの展示、白襷決死隊の話や賢吉のように爆弾かかえたロシア兵を食い止めた話など、戦争の壮絶なエピソードも紹介されていたり、見どころ満載でした。

本当にまだまだたくさんの資料があってここでは紹介しきれないので、ぜひ機会があれば訪れてみてください。

(入館料は無料ですよ)

 

屋外には門の展示や、歴代師団長の名前が書かれた碑もありました。

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ところどころキャラの名前に用いられていますね。

 

外観。立派な建物でした。

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旭川市彫刻美術館】

6巻で第七師団本部説明の部分でちらりと紹介されている建物です。

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右)ゴールデンカムイ6巻第50話「春雷」より

これは第七師団の将校たちの社交場として建てられた物で、 第七師団関係者の会議、研修会、講演会、宴会、結婚披露宴など様々な用途で使われていたようです。

現在、中は彫刻美術館になっています。(今回は時間がなくて中まで入れず…)

 

正面から。美しい建物でした。

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【駅前通り(旧 師団通り)】

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右)ゴールデンカムイ10巻第97話「旭川第七師団潜入大作戦!!」より

現在は買物公園という名前で親しまれている駅前通り。

実は筆者、昔旭川に住んでいたことがあるのですが、その頃に聞いた怪談がありまして…

「買物公園では夜中になるとどこからともなく、「ザッザッザッザッ…」と大勢の軍靴の足音が聞こえ、第七師団の本部の方向へ消えていく…」

というもの…。

怖いよおッ!!

北海道は開拓してからの歴史が浅い割にこの手の怪談が多いです。土方おじいちゃんが10巻で言ってた上川道路(現国道12号線とか)とか、過酷な環境下で囚人たちが作った道路やトンネルなどが多いからですかね。

あとアイヌは歴史が古いからか、心霊関係の話ちょくちょく聞きますね。

 

 

今回巡ったのは以上でした。

神居古潭アイヌ博物館には行けずでしたが、またリベンジしたいと思います。

 

 

【おまけ:大雪山

今回は麓ではなく遠くから眺めてみました。

正面やや左側の山々が大雪山です。

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下)ゴールデンカムイ10巻第100話「大雪山」より


5月も下旬なのにまだ雪がありますね。7月(年によっては8月)まで雪が残り、万年雪もある標高の高い山。もちろん夏でも寒いです。

そんな山々をあんな軽装備でよくも越えたなあ杉元たち。寒かったろうな~。…とか思いながら眺めるのがおすすめ。

大雪山の最高峰、旭岳にはロープウェーで五合目までいけます。そこからハイキングコースで六合目まで。楽しいです。

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北海道っぽい景色だ。

 

次は小樽行きます~!!!