漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。

【本誌ネタバレ】187話感想

三日遅れの本誌感想です。

いや~なんか色々考えてみましたが、正直なんていうかさっぱりです。話が進むにつれて尾形がますますわからなくなってくるのでもうお手上げ…

とりあえずめっちゃ簡単なあらすじと感想いきますね。尾形ぁ…

 

一ページ目、ホパラタの杉元。(ホパラタは12巻の目次ページにありますね。あとしとんせんせいのとこ。懐かしい。)

で、早速尾形とアシリパさん。

金塊のヒントを聞きだしたくて焦る尾形。嘘を並べてアシリパさんを懐柔しようとします。その嘘というのが、「杉元に頼まれた」。

アシリパさんがどうして教えてくれなかったんだと聞くと、尾形は最後に話すことが他の女のことだったなんてアシリパは知りたかったか?と。

ここから尾形の杉元の最後の様子(嘘)が語られます。

杉元は親友の未亡人に金塊の分け前を届けてくれと尾形に頼んできた。で、その未亡人の名前は「トメ」(と尾形には聞こえたとのこと)

アシリパさんが、杉元は最後に何か食べたいとか言っていなかったか、と聞くと尾形は

あんこう鍋が食べたい」

そこでアシリパさんは気づきます。「そいつは杉元じゃない」「尾形お前…誰の話をしているんだ?」「私の知ってる杉元なら「干し柿」と答えたはずだッ」

アシリパさん賢い!!半信半疑だった杉元の死を確信するために聞いたことだったんでしょうが、それが逆に杉元が生きていることの確信になったわけですね!アシリパさん賢い!!)

そして決定的な一言と共に弓を構えます。「お前はなにひとつ信用できないッ」

尾形は髪をかきあげます。

「あーあ…時間切れかな」「やっぱり俺では駄目か うまくいかんもんだな」

で、尾形は続けます。初めて会った時、杉元が尾形を殺そうとしているのを止めたアシリパさん。それは清いままでいる必要があるからなのか、と。

「俺を殺してみろ 清い人間なんてこの世にいるはずがない  自分の中に殺す道理さえあれば罪悪感なんぞに苦しまない」

「道理をやろうか? お前の父親を殺したのは俺だ」「やれよ…お前も出来る…お前だって俺と同じはずだ」

アシリパさんは「私は殺さない…」と言って弓を下げます。

すると尾形「お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」

その尾形の背後から、杉元!!ここで今週は終わりです!!

 

 

いやうーん…なんか考えることは多いんですが正直ここまで読んでみても尾形ってわからないんですけど…そもそも分かる日はくるのだろうか。

 

 

ちょっと尾形の行動原理を考えてみたいんですが、尾形って結局のところ「確認」したいんだなぁと思いました。

罪にまみれても罪悪感を感じない自分がおかしくないことの確認を、殺したり、堕落させようとしたり、あの手この手で得ようとする、そんな男に思えます。

多分、心の底では祝福もされたいのではないかなと(他人を堕とすか、自身が上がるかの違いですが、祝福された者と肩を並べたいと思っている)。

 

恐らく今のこの状況って、恐らくアシリパがのっぺら娘と合点したとき(9巻)に思いついたんじゃないかなと思うんです。その時に出会った時のアシリパさんの「不殺」の姿勢を思い出してこの絵を描いたのではないかと。

具体的には、杉元を排除し成り代わる(祝福ルート)、

ダメならアシリパに自身を殺させる(堕落ルート)。

勇作さんの時に成し遂げられなかった「祝福」を今度はアシリパさんでやってみようと思った、だからそのためにキロランケと結託して、キロの指示じゃない杉元まで撃つ必要があった。かな?と思いました。

 

しかし尾形の故郷へ帰りたいは二階堂、あんこう鍋は自分、清い偶像・いて良いはずがないは勇作、などと尾形の話の全てが狭い世界。尾形は狭い世界でもがいていて、だからこそ行動原理は、新しい国家を作ることでも革命でもなくベクトルは自分なんですね。

そしてその個人的な理由で動いているのは杉元も一緒ですね。この二人は対になる存在なんだなぁとちょっと思いました。

 

てか尾形の幸せってなんなんでしょうか。(重た)尾形のイマジナリ―杉元の言動は尾形の望みなんでしょうか。もし尾形が故郷に帰りたいとか思っていたんだとしたら発言は尾形自身のことを言ってることになるんですが、いずれにせよ!何を考えているんだい、尾形?!!

 

「うまくいかんもんだな…」

という台詞、それまで演技していた尾形が見せた素の表情だと思うんですがこれはこれまでの人生を振り返ってそう言ってるんだとしたらそれはなんていうか悲しいな尾形。

 

 

にしてもキロちゃんが心配ですね(?)ドキドキしながらヤンジャン開いたんですがかれこれ三週間も生死不明…

186話感想でも書きましたが、彼は革命家なので革命が成功しないならそれは死んだ方がいいんだろうか…とか考えてましたよね。

チェ・ゲバラが「革命には、成功か、死かしかないという現実があることを目の当たりにした」って言ってましたが、それでいくとキロちゃんもう…

 

やめましょう!!次週を待ちましょう!!

おわります!!