漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】185話感想

ちょっと、今回、情報量…!!!!!ほんと情報量!!!!!

あらゆる私が叫んでいました。(?)

この話のタイトルが『再会』なんですが、え、あ、そっち?再会そっち?ってなりました。それはあらすじみていきましょ。

 

まずもう扉絵が、やばい!!杉元がとんでもなくカッコいいです。全てがかっこいいなぁ杉元。そして杉元のイメージカラーはやっぱり赤なんだなぁと思いました。

この扉絵は壁紙として公式ホームページで配布されているので単行本派の方、ぜひ!!みるだけでも!!

 

で、本編。

先週ラストシーンの続き。

杉元白石の感動再会からすぐに杉元はアシリパさんが無事かどうか確認します。白石はアシリパさんは無事で、尾形とキロランケも一緒にいると杉元に話します。そして尾形が言っていた、杉元は死んでいたという嘘を杉元に打ち明けると、杉元は尾形がキロランケと結託して自分を撃ったと。

白石「…なんてこった」

で、二人はアシリパさん奪還のために走り出します。

 

ここほんっとよかった!!白石が尾形の言うことはばっちり疑っていたのに杉元の言うことはすぐ信じるところが…どんまい尾形。

 

で、場面は変わり、アシリパさん&尾形。尾形はアシリパさんを説得して、暗号の鍵を聞き出そうとします。

 

また場面変わって先遣隊without杉元。そしてここでまさかのスヴェトラーナさん(灯台守の行方不明の娘さん)登場。谷垣と鯉登は彼女に気づかず、軍曹だけが彼女に気づきます。先を急がなければならないと思いつつも話しかける軍曹。なぜこんなところにいるのか。

それに対してスヴェトラーナさんは「連れ出してくれるなら誰でもよかった 何もない退屈な島の生活から逃げ出したかった」

軍曹は彼女に家に帰るんだと犬橇に乗せようとしますが彼女は都会を見てみたいの!と固辞します。

ここで軍曹マジギレ(超かっこいい)。「生きてることくらい伝えたらどうだ!! どんな気持ちであんたを待ってる…どうしてそんな残酷なことができるんだ!!」

で、スヴェトラーナさんは、男と強盗して捕まったなんて親に知られたくなかったんだもん…とのこと。軍曹ため息。

 

ここは…なんというか、灯台でご夫婦の話聞いてた時から軍曹は思うところがある顔していたけど、やっぱりあったかーって感じでしたよね。

軍曹は多分連れ出した男の立場と、無事を知らされなかったご両親の立場の両方に立つことができるので、さぞかし複雑だったろうなと思います。

スヴェトラーナさんの「連れ出してくれるなら誰でもよかった」発言に対してもなんとも言えない表情をしてる軍曹…。

いご草ちゃんが、島から連れ出してくれるなら誰でもよかったと思っているわけはないと思うんですが、もしかしたら軍曹自身が、自分の故郷の島にうんざりしていたから一緒に逃げてくれる相手を探していたりしたんだろうか、とか、それが、いごの草の両親にとってどんな酷なことか考えていなかった、その事を複雑に感情を巡らせているんじゃないかなとかちょっと思いました。

だから軍曹はここでは三者の立場が分かるんじゃないかと。

ただ、感情を露わにしたのがやっぱり無事を知らされなかった両親の辛さに対してなので、軍曹はお世話になったご夫婦への同情と、いご草が生きているならそれを自分に知らせてくれなかったことへの憤りがあったんでしょうか。わかんないけど。

軍曹めっちゃいい男ですね。大人というか、まさに良心。

 

場面は、谷垣と鯉登少尉へ。脱獄囚に襲われて闘う二人。

ここの鯉登少尉、めっっっっっっちゃかっこよかったです!!!!!

金槌事件で学んだのか、手袋して刀抜いてるところ痺れました。成長してる!!!何も知らなかったボンボンが成長してる!!!!感涙

 

また場面がアシリパさんと尾形。説得の、尾形。でもアシリパさんは賢いので、キロランケのいないところで情報を聞き出そうとしている尾形への不信感を口に出します。

で、キロちゃんが探しにきて、この話はおしまいに。

 

キロちゃんは、尾形が本当に流木を探しに行ったと思ってる。

ちょっと、このキロちゃんさぁ、どうしたの?平和ボケがすぎませんか?先週も言ったけど、ほんっっとに人を欺くとか見捨てるとかそういうことができない人なんだな…にしても信じすぎじゃね?ほんと心配になる。

キロちゃんて、相手の手を読むことに重きを置いていない感じありますよね。情報の大切さがわかってないというか…常に体当たりみたいな。それじゃあ勝てないしなんか考え方がキレイすぎて…とにかく心配になる。(2回目)

やっぱり潜伏生活で変わってしまったのはウイルクじゃなくてキロちゃんだったんじゃないかなと思います…なんとなく。

元々平和ボケの素質(?)はあったけど、アイヌとして暮らす内にますます革命には向かない性格になっていったんだとしたら…

え、切ない!!!!

キロちゃんはほんとに優しい遊牧民すぎて…。

 

さて、話を戻します。

銃声が聞こえたので、尾形は銃声の方を双眼鏡で見ます。

すると、そこには、

 

「不死身の杉元」

「やっぱり 生きてたか」

 

弾を込める尾形。

 

今週はここまで。

次号アオリ「もういい撃とう撃とう」(玉井伍長!!!笑)

 

タイトルの『再会』は杉元と尾形の再会だったんですかね。

ラストシーン。尾形の、杉元を見つけた時の嬉しそうなこと!!!!

ドクン、って言ってましたよ。久しぶりに血が通ったのかな。

尾形、杉元のこと好きすぎる。笑

前の尾形記事で書きましたが、尾形は好きな人ほど撃っちゃう感あるのできっと杉元のこと撃ちたいだろうしきっと次は目狙われるよ!!!!アシリパさんが言ってたし、強いやつは目狙えって。こわ。最高。

 

そして、尾形は誰からも信用されてないよな。キロちゃんくらいかなある程度信じてるの。わかんないけど。どんまい。

 

あと、キロちゃん杉元に恨まれてるけど杉元撃ったのは尾形の独断だからキロちゃん恨まれる筋合いないよね。でもきっとキロちゃんはそういう時はユルバルスになるのかな。

 

ちょっと思ったのが、今、吹雪の中色々やってるじゃないですか!!

自然の脅威に敵味方問わず協力して結託してなんとか凌ぐのがゴールデンカムイの魅力の一つなので、今回も杉元たち一行とキロちゃん達一行、とりあえず殺し合いは置いといてみんな死なないように協力し合って仲良く吹雪から身を守ってほしい。

キロちゃんとソフィアが作ってるあの氷積んで吹雪しのぐやつ、あれに杉元も入れてあげてほしい。キロちゃんなら絶対入れてあげるよね。そして杉元にも悪いやつじゃないと思われてほしい。

 

 

そんなわけで、感想おわります。

 

そうそう、今週の冊子版にはシルバーカムイのお正月バージョンがついてました!!!!

めっっっっっっちゃ笑った。

 

シルバーカムイ見ると、きっともう誰も死なないんじゃないかなと思えてくるので大変いいですね。

てか網走で一緒に鮭食べた人達みんな、死なないとかならいいなぁ。