漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。

【本誌ネタバレ】178話、179話感想(前編:あらすじ)

今回は長くなるので前編をあらすじに、後編をちょっとした考察にしたいと思います。
テンションは低めです…


【178話】
前回と引き続き、長谷川写真館で日本語を習う三人。
長谷川さんは維新の三傑の話を聞かせます。長谷川さんは三人が革命家だと分かっているので、妻を実家に逃がします。
「絶対に戻ってこないと約束してくれ」と言い聞かせて。

ウイルクはそろそろ日本に渡ってもいいと言いますが、ソフィアはまだ迷っていると。
キロランケは「あんたが「一緒に来てほしい」といえば彼女は来る」と。

後日また三人が長谷川写真館に行くと「もうここへ来てはいけない…いますぐ出ていきなさい」と長谷川さん。
秘密警察が訪ねてきます。応戦する三人。
一人を捕まえてウイルクが情報の出どころと仲間の有無など問いますが、秘密警察は「あんたたちは誰だ?」「我々は日本人を捕まえに来た」と言います。

長谷川さんは日本軍のスパイだった。
キロランケは「おおかた他のスパイがロシアの秘密警察に捕まって長谷川さんの情報を吐いたんだろう」と推測します。

二階へと促されるキロランケ。
長谷川さんが写真機の中に隠し持っていた銃器(ガトリングガン?)で外の秘密警察を撃ちます。
三人は写真館を包囲している警察を皆殺しにします。

が、ソフィアが最後に撃った人物は、長谷川さんの奥さんと子供。
奥さんは自分の旦那が日本軍のスパイであったとは夢にも思わず、落ちていた手配書を拾い、夫を案じて戻ってきていたのでした。


【179話】
ソフィアと長谷川さんが長谷川さんの奥さんに近づきます。
すでに死んでいるようで長谷川さんは「…だめだ」と。
長谷川さん「あなた達はもう行きなさい 少しでもここから遠くへ逃げなければならないはずだ」
ソフィアは泣きながら子供を抱いて長谷川さんを呼びますが長谷川さんは「早く 行きなさい」と、目を見開き三人とは目を合わせずただ妻を見つめて冷たく言い放ちます。

長谷川さんとはそれきりだったとアシリパさんに語るキロちゃん。


場所は再び亜港の海岸。
170話でキロちゃんが待っていたものは、流氷でした。
樺太島と大陸が繋がったから、流氷の上を歩いて大陸へ渡るとキロちゃんは話します。
キロちゃんは数十年前こうして大陸から樺太へ、そして北海道へと渡り、今度はその逆を行き、大陸に戻ろうとしている。


再び場面は過去へ。
「ロシア政府から漏れてきたある情報…北海道に渡って私たちは確かめにいく必要がある」と語るウイルク。
振り返るとソフィアが立っている。
ソフィアは自分を責め続けた結果、女としての幸せを放棄して、革命家としてロシアで生きていくと決意。
北海道にはいかず、愛するウイルクとは別離することを決めたと。
ここでキロランケ・ウイルクとソフィアは別離しました。


再び場面は亜港。
そもそも、ロシア正教の教えに敬虔なために、物言わない農奴になってしまった人民たちを救うことは難しい。
極東の少数民族たちが持つ危機感を理解した革命家たちは、少数民族たちと手を組もうと考えた。
少数民族たちもロシアの支配が自分たちに及ぶのを恐れている。

「俺たちのカムイが違うものにすり替わっていく」
「いずれ自分たちも文句を言わない敬虔な信者にされてしまう」
「だからウイルクと俺はソフィアたち革命家に加担した」

とキロランケはアシリパさんに語ります。
(キロランケが177話で語っていた「革命家を利用した」はそういうことだったのですね。
そして、「カムイ」という言葉を使うところが、アシリパさんに分かりやすいように語ってるように見えて、少しずつ彼女を洗脳しようとしているように思えます。)

ソフィアにはウイルクの死も手紙で伝えていました。


場面は再び、過去の長谷川写真館。
長谷川さんは妻を抱きしめ、妻は「コウイチ…」と呼びかけます。
長谷川さんは「わたしの名前は長谷川幸一ではないんだ…」と手をとって答えます。
妻「あなたは誰なの?」



「鶴見篤四郎」



息を引き取った妻と子供。
『長谷川さん』は子供を抱き上げてその手を取ります。
そして二人を写真館に寝かせ(ここで妻の小指をはありません。切り取ったのですね。)写真館に火を付けどこかへと去っていきます。



ここで終了。
次回ちょっと考えてみます。