【本誌ネタバレ】197話感想
またもや周回遅れの本誌感想です。ブログは情報の新鮮さが命なのにねぇ…まあいいんです自分が楽しくて!書いているのだから!しかも!今週は!こいとおとのしん(14)…
さて、見て行きましょう。
あらずじから。
尾形は手術を受けます。が、医者は明日の朝まではもたないだろうと。
様子を見に行く杉元がみたのは血だらけで倒れる医者ともぬけの空の病室。逃げた尾形を追って杉元とアシリパさん。
鯉登少尉が医者の様子を見ようとかがむと、扉の後ろに尾形が看護師を人質にして立っています。
で、尾形、ロシア語喋ります…
「(その男を殴り倒せ!)」
で医者は鯉登少尉を殴り倒し、尾形は倒れた少尉に銃を向けます。
「(ボンボンが)」
そして、ここから、鯉登少尉の回想が始まります…
鹿児島で高級な乗り物を乗り回す14歳の鯉登音之進…
曲がり角で男の人にぶつかり、謝る音之進…
乗り物を勝手に乗り回していることを怒られないかと問われても「がられもはん(叱られません)」
ぶつかった男の人は西郷隆盛のお墓に行きたいと言い、音之進はお詫びとして案内をかって出ます。
二人で西郷さんのお墓に着き、男の人は景色がいいから一緒に食べよう、と月寒あんぱんを差し出します。
食べながら二人は鹿児島の話をして、そして音之進が「桜島大根」とからかっていた兄の話へ。
「優しか兄様でした…おいが死ねばよかった」
暗い表情の音之進。
そしてそれまで顔が見えなかった男の人の顔が見えます。そうです、鶴見中尉です。
「話してごらん?」
今週はここで終了。
あの…わーーーーーーーーわーーーーーーー!!!!(語彙の喪失)
masakano
鯉登少尉の過去!!!!
待ちに待った、謎に包まれていた、過去!!!!
鶴見中尉になぜあれほどまでに傾倒し惚れ込んでいるのか、その理由が分かりますわけですね…
ていうかその前に尾形!!!ロシア語!喋れたのかい!!やっぱり。
筆者は尾形ロシア語分かってるんじゃないかな~なんて思ってましたが(本誌感想でそんなようなこと書きましたっけ?書いてなかったらちょっと恥ずかしいな)やぁ…ねぇ?
じゃあ尾形はキロちゃんとソフィアさんの話もぜーーーんぶ分かっていたってことなんだよね。
そしてキロちゃんは樺太の旅やソフィアさんの話の中で通訳に徹していたことから、尾形がロシア語理解して喋れるってこと知らなかったんじゃない…?
え、待ってキロちゃんて割となーんにも知らないで死んじゃったん?悲しい。…え、悲しい。
で、鯉登少尉!!
過去!!
鯉登少尉ってさ、なんていうか絶望とか焦燥とか何にも知らないやつだと思ってたんですけど、そこがかわいいな~と思っていたし軍人としての覚悟も立派な男だと思っていましたが…まさかのとんでもない悲しみを背負っていたとは…。
兄様なんで死んじゃったんですかね。その死は音之進に関係しているのだろうか。病気か、事故か…?
もしや日清戦争とか…?だとすると音之進の「戦争が起こらないものだろうか」発言もまた違ってきますね…彼は彼なりに兄の死という形で戦争を経験していたってことになりますもんね。
そしてもしそうだとしたら鯉登パパの、「危険なところに行かすのは自分の子どもから」発言が泣けて仕方がないですね…何というか、彼はずっとそうなんだなって。
期待していた長男を失っても尚、司令官であり軍人であろうとする鯉登少将……立派だ…(ガチ泣き)
(こんな立派な人なら黒幕ってことはなさそうな気もしてきた…)(右往左往)
なんにしても、「自分が死ねばよかった」なんて言葉を14歳の少年が吐くほどに追い詰められていたなんてさ…うぅ(ガチ泣き)
そんな絶望をきっと希望に変えてくれたんでしょうね鶴見さんが。
そして怒られず育ってしまって、そのことも「自分を見てくれる人がいない」と自己存在への否定感を育てる要因となってしまっている音之進を叱るかしてくれたんでしょうね鶴見さんが。
だから現在の音之進は自己肯定力強めなのかな。
なんて言ってますが次号を待ってまた色々考えたいですね。
にしても今まで書いてた年表書き直しを迫られていますね…頑張ったのに…しくしく(情報が少ないのに年表なんか作ろうとするからこういうことに!!)
おわりもす。