漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】216話感想

本誌感想です~

今回はなんというか…いい回でした(毎回だ)
あらすじはもう

熊!!

そして鯉登親子!!

って感じなので読んでください。
白い熊の毛皮のお金の算段してる杉元たちかわいいです。
杉元に頭巾ギュって掴まれてるヴァシリもかわいいです。

あと杉元はこれまでの旅で知識を得ているところがなんともよかったです。
親分とか姉畑先生とか…懐かしくてめっちゃ笑いました。


で、鯉登親子です。
すごく、めっちゃ、本当に(わかったから)…よかったなぁって。
最後のページ、たった1ページなんですけど、よかったなぁって。

鯉登少尉が船の上で「情けんなか」って言うんですけど、それに対して鯉登少将が周りに人がいないか確認した後で
「生きてればよか」
って言うんです。言うんですよ!!
感動しませんかします(食い気味)

少尉の過去回想でね、「死んでもらうしかなか」とか言ってたじゃないですか少将。
「戦うて死んだと分かれば父上も少しはオイをを見直すじゃろう」とか言ってたじゃないですか少尉。


それが戦って死ぬより、生きてる方が大事だっていう…親心を…少将がストレートに…伝え…うっ(泣く)
よかったね、少尉の命を大事に大事に思ってる人がいるんだよ。ってことが伝わって…ボンボンでいいんだよよかったな…(泣く)

こんな風に少将が「息子の命が大事」だと認識して、それを伝えるようになったのってやっぱりあの虚偽誘拐事件がきっかけじゃないですか!
あの事件は鶴見中尉の策略かもしれないし、鶴見中尉が鯉登親子を利用するために行ったことなのかもしれないけど、
それによって実際鯉登少将と少尉の心が救われているので、なんていうか…物事の二面性が描かれてる正にゴールデンカムイ!!って感じですね。(もうちょいマシな表現ないんか)
そしてあの事件によって自分たちが救われたこと、少尉もわかってるといいな。
もしわかってるなら少尉は中尉を殺せない…といいなぁ。どうかなぁ。


そして鯉登親子が救われたことが端的に表されてるこの1ページ、最後のコマは遠くを見つめる月島軍曹なんですが、ここもまたコントラストが…!!!
210話での月島軍曹の「あなたたちは救われたじゃないですか」発言がここで効いてきています。月島軍曹はまだ救われていない(と思っている)から。
月島軍曹の「救い」はどこにあるのでしょうか教えておじいさん教えてアルムの(真面目にやれ)

実際月島軍曹の「救い」について考えてみたんですが、何度か言ってますがそれは鯉登少尉なんじゃないかなぁと思うんですよね。
19巻読んでて思いましたが谷垣と月島軍曹がキロランケにやられた時、鯉登少尉まじギレしてたじゃないですか、「よくも私の部下たちを…」って!!
あれ、月島軍曹からしたら初めての経験だったんじゃないかと思ったんです。

月島軍曹って「誰からも大事にされない」って思いが強いっぽい感じがしてて、鶴見中尉にとっても自分は使い捨ての駒だと思っているので、
そこへ自分が傷ついたからってキレて駆け出していく少尉って、軍曹の中では異質な存在だったんじゃなかろうかと思いまして…なんかそんな感じがするというかそうであれ!!!みたいな。(みたいな、て)

鯉登少尉のことが少なからず大事だからこそ、鯉登少尉が鶴見中尉に殺されるっていう最悪の事態を避けるために(210話で)脅したのかなって…そうであれ!!!

月島軍曹にも救われてほしいです!!わたしは!!!

ゴールデンカムイのキャラみんな祝福されろ~!!!


そんな感じでした。


あれ、ちょっとまって、なんかさ、駆逐艦が追ってきたの早すぎたから鯉登少尉と月島軍曹っておいて行かれたもんだと思ってたけど乗ってたの?
それともパパが迎えにきたの?迎えにきたのかな。

どちらにしてもよかったなぁ…音之進…(泣く)


おわりもすーー!!