漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【本誌ネタバレ】221話感想

本誌感想です。

なんとも言えない回でした…なんか…ねぇ。(最近こればっかだな)

とりあえずあらすじを…


(多分阿寒湖の宿)
門倉さんが平太の話をする。
平太は網走にいた頃からヒグマの妄想にかられていた。ウェンカムイが自分を喰って、乗っ取り、人を殺し、飛び散った後は、自分はまた元の自分に戻るという妄想。

キラウシ曰くバラバラになるのはウェンカムイの肉や皮はバラバラにして山へまくのでそのことではないだろうかとのこと。

平太は「道東のヒグマ男」として死刑になるはずだった(でも刺青が彫られて脱獄することに)


場面は杉元たちへ
すごい腕力で杉元を追い詰める平太

でも自分でかけた弓の罠に自分でかかる平太「あいつをここに誘い込みました」

平太は曰く、
12歳の時に聞かされたウェンカムイの話が恐ろしくて何度も妄想していた
「私が汗水流して砂金を掘ってもその日のうちに散財する家族たち」
「砂金に目がくらんだ欲深くて醜いあいつらにバチを与えて欲しかった」
「ある日ついに僕のウェンカムイが家族を全員殺してしまった」
「そして罪深い私も罰として食べられ…ウェンカムイとなった私は誰かを食べに行く」
「誰かに止めてほしかった」
「杉元さんが戦ってくれたおかげで 自分でとどめをさすことができました… 
ありがとう」

平太死。

アシリパさん「平太の中で間違ったウェンカムイが育ってしまった 正しく伝えることは大切だ」

杉元「砂金への欲望が人を狂わせたのか…」 
「あるいは砂金に狂わせる魔力があるのか」(←背景に鶴見、土方、尾形)


白石「死なないで平太師匠!!次はどこを掘ればいいんですかぁ!!平太師匠おおお!!」

 

今週はここまで。

最後の白石にすべて救われた気がしますね。白石ほんとにぶれないから好きです。


さて、今回はお久しぶりな方々が多かったですね♪
みんな元気そうで何よりだね。(何目線だ)


門倉さんは囚人一人ひとりのことを語れる人なんだと再認識しましたね。
それも聞いた話ではなく自分が経験した視点で語られるから、門倉さんは看守部長としてちゃんと囚人たちを見ていたんだなぁと思いますよね〜。
一人ひとりと「対話」してる感じ…
かっこいいじゃん門倉さん…!!


平太がなんで自分をウェンカムイだと思い込んじゃったかはなんか予想ははずれてましたけど(てへ☆)そっかやっぱりストレスか…あの家族が害悪だったとは。
かわいそうですね頑張って砂金彫ったのに…てか儲けたら東京で商売したかったんじゃないのかい嵩さんは!!

家族を殺した罪悪感でウェンカムイになってしまった平太はそこからずーっと自分の行動の正当性というか理由を探してしまったわけですね。
関谷もそうでしたが、なんか…悲しい囚人おおいな。
みんな一癖も二癖も…


待って、ところで、白石ってなんで死刑囚になったんでしょうか…?
(一巻で後藤のおっさんが刺青を掘られたのは「死刑囚」って言ってるので)
尊属殺人(親殺し)なのかな…少年期に親を殺してるとかそんな?
それとも脱獄って明治時代はそんなにも重罪だったの…?
明治に脱獄した方々の略歴を見ていると大体が死刑判決→脱獄→(その後死刑になったり模範囚になって釈放されたり)って感じなので不安ですね。
白石にすごい過去があったらどうしよう…切なさで胸が張り裂ける。
もし、この平太のくだりが白石の過去への伏線だったらだめだ泣きますわ(だいたいいつも泣いてる)


というわけで、平太編は終わったわけですが次回はどうなるんでしょうか。
誰かの過去?現在??土方陣営?!鶴見陣営?ソフィアさん?てかキロちゃん…?

心臓に悪いな…(毎週本気で読んでいる)


終わります!!