漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。

【本誌ネタバレ含】14巻感想(前編)

14巻感想です。
すっごい気持ち悪いテンションでしかも長いのでちょっとスペース空けますね。!
しかも前後編二つに別れてるという長さ…
6/19日発売のところ6/21にやっと入手できた喜びで書きなぐりました!!!!(北海道の青年紙単行本はいつだって二日遅れ…)

本誌と単行本の違いとかは気づいたところだけ指摘したりしなかったりです。









≪目次≫
131話の表紙を少し変えたものになってました。
これはGuns N' RosesのAppetite for Destructionというアルバムのジャケットパロで、アルバムタイトルが題の「破壊欲」とかかってるというなんとも熱い表紙でした。
本誌では十字架の下にリボンがあって、welcome to Abashiriとか色々書いてありました。(アルバムの一曲目がwelcome to the jungleという曲なんです。すんげーかっこいいですよ!)


≪131話『破壊欲』≫
最初から色々加筆されてますね。杉元のアップとか。
この回はタイトル通りもう鶴見中尉回。もう鶴見中尉ここに極まれりみたいな回ですな。
「中央なんぞには」もここでバッタ使ってくる中尉も素敵だけど、特に「監獄側の証言者…?」ね!!!!
かっっっっこいいいいいい!!!!
目がイっちゃってるし汁出てるしだいすき。
それにちょっと恐怖覚えてる月島さんもすき。こういう人がいるから中尉が自由にできるんだよね。わかるよ。
で、最終ページは右コマがね、いいですよね。
音之進と宇佐美が嬉しそうにしてる。中尉と戦えてうれしいんだね。よかったね、わたしもうれしい。(何目線だ)


≪132話『蹂躙』≫
牛山さん最強説。死亡フラグの次のページにはそれをへし折る。オズマ・リーかよ。
なんかゴールデンカムイって死亡フラグ?!と思ったら違うみたいなの多くて好き。
月島さんが爆弾投げるとこも手練れ感があって好き。
これ普通の兵士だったら全然違うとこ投げちゃうよ。もういい直接いって切ってこいとか言われちゃうよ中尉に。さすがだ月島。
SHIGOTONIN TSUKISHIMA!!

あとねー鶴見中尉のショットガン ジャキン!もすごいよかった!!
これ片手でやってるよ?反動でやってるよ?
アドレナリンも汁もでまくりでおかしくなってるよ好き。
戦場に帰ってきた感がすごいですね。
中尉が戦場で戦ってるのあんまり見たことないからこういうシーンは非常に素晴らしい。ただただかっこいいと言わざるを得ない。好き。


≪133話『700人の脱獄囚』≫
鶴見中尉がすぐ後ろを守らせるのが、月島と、鯉登少尉なの、いいよね。
よかったね音之進。
そして門倉部長からの宇佐美からの「着け剣ッ」からの「一匹残らず駆除だッ」の流れのスピードよ。
なるほどみんなバッタなのね。だから駆除なのね。

そして偽のっぺらぼうがなんかいい味だしてるのめっちゃうけますね。
頭撃たれて死んでるのにすごい笑えた。
こーゆー悲劇を喜劇に変える手法がすばらしい。
さようなら偽のっぺら坊。


≪134話『教誨堂』≫
6,7ページ目の第七師団の戦闘シーン丸々見開き1ページ加筆!!!!!
きたーーーーーーー!!歓喜!!歓喜!!!最高!!!最&高!!!!男たち!!!
(語彙力)

音之進が戦ってるよ~!!!かっこいいよ~!!!
ほんとよかったね!!!鶴見中尉と戦場にこれたね!闘えたね!
軍刀握りしめて血みどろだね!

音之進の軍人としての覚悟は分かっていたつもりでしたが一寸先は死なのにこんなに生き生きしちゃうとは。
崇拝する上司と尊敬する父上がいたらそりゃあ気合いも入るよね。
すごいよ立派に鶴見小隊の軍人だよ。
正直、戦えるのか?とか指揮官になれるか?とかなんか色々不安だったけど、大丈夫そうだよかった。

いやあ、集団戦の音之進みたの初めてなのでどきどきします。
追い掛けていって→少数戦の彼しか見たことなかったし。
よかったちゃんと戦えた。

と同時に音之進、鶴見中尉のこと裏切れない気がしてきた…
音之進て鶴見小隊の中ではまとも枠だと思ってるんですが、それは戦場に行ってないか行ってるかの違いなのかな~と思っていて、
だから鶴見中尉の暗躍の内容を知ったら絶望するんじゃなかろうかと思っていたのですが、
わからなくなってきましたね!!
崇拝度合いがやばそうだし立派に軍人してるもの。
…いや、軍人じゃないな、「鶴見中尉の部下」だな。


しかし杉元はよくほっぺに穴があくなぁ。


≪135話『鎖デスマッチ』≫
杉元VS二階堂。加筆なしです。
気合い入れて描かれていたのだなぁ。

二階堂さ…最近布団に入ってる二階堂がデフォみたいになってるからこーゆーギラギラしてる二階堂みると新鮮というか…切ない。
洋平の復讐のために生きてるんだけど、話しかけてるのは「洋平の耳」だし、でも洋平がもういないことはわかってて「洋平、杉元がそっちへいくぜぇ」だし…
とか堂々巡りで考えると切ないぞ二階堂。
この切ない二階堂を生み出してるのは他ならぬ主人公の杉元で、杉元も必死で杉元なりの正義があって…と考えるとやっぱり切ないぞ二階堂。
つまり切ないぞ二階堂。(何回言うんだ)


さて、土方VS犬童。
鎖つながれてキラキラしてる見開き加筆されてます。通じ合ってるんですね。
土方さんの血バッシャァのところ、めっちゃ天然理心流感あって最高です。
天然理心流は近藤勇の道場の流派でもちろん土方さんもこの流派で、ごりごりの実践剣術だったですよ。
なので砂投げて相手がひるんだ隙に切ったりってことも普通にしていたらしいです。卑怯と言われてもそりゃあ生死かかってますもんね。
幕末は竹刀剣術と呼ばれるものもあり、むしろ主流の流派はそっちだったりしたわけですが、天然理心流と同じ実践剣術としては鯉登少尉でおなじみの自顕流が有名だったりします。なんて熱いコラボだ。


≪136話『最後の侍』≫
土方さん、犬童を介錯
そうなんです、これは介錯なんです!!
なぜなら首の皮一枚残してるから!
これは武士の介錯の作法で、土方さんは犬童をも武士として送ってあげたんですね。
友近藤勇は新政府軍に斬首されたというのに…介錯…泣ける…。

二人が戦闘中に話していた旧幕臣と新政府の話。美化される死と、ジレンマに苛まれる生。
どちらも信念がぶつかり合った結果だからどちらが正しいとかはないけど、土方さんは旧幕府軍であったことを誇りに思ってるし犬童は反対に苦しんでるように描かれている。
新政府軍がジレンマを持つのは、殉教者が美化され長く記憶に残る判官贔屓の思想が拍車をかけていると思います。日本て割と判官贔屓ですもんね。
勝った方は国を作るけど、その卑怯さを取り出されていつまでも語られ恨まれ…
「戦争というのは負けてはいかんのだ」と土方さん言ってましたが、
おそらく勝った側も勝った側でジレンマに苦しんでいるその辛さを土方さんは重々分かってる。
だから犬童を「介錯」したんだろうな。

犬童も何をしても屈しなかった土方さんを「最後の侍」と称賛してる。憧れと畏敬の念を込めて。

だから最後の最後で介錯され侍になれた犬童、よかったな、立派だったとも思えてくるし、
近藤さんを斬首にした新政府の人間なんか憎くて仕方なくて、それこそ犬童みたいに復讐に走ってもいいくらいなのに、
新政府の人間である犬童を侍として送った土方さん…
かっこよすぎますね。


…しかし、この新政府や旧幕府とかって話は時代の流れ的にはこの時代までだったんだろうなと思います。(会津ではまだまだ1980年代まで残ってたりしますが…)
この後は世界大戦や国連とかでどんどん国外に目を向けられていきますし。
現に作中でも杉元たち若い世代には関係ないことですものね。
だから明治末期~大正は最後の侍が生きていた最後の時代だったんですね。
熱い時代ですな。



さてさて、今回はここまでにします。
今回杉元たちが全然出てきませんが後半にまとめます。杉元やキロちゃんの動きなど語れたらいいなあと思っています。


後半は…日曜にでも?アップできるのか…?