漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。

【本誌ネタバレ含】尾形って…【ゴールデンカムイ考察】

またまた尾形の話です☆
尾形が私怨で人を殺す理由について考察(という名の妄想)。

私怨で殺した対象は主に父母勇作さんですよね。
(他にいますかね?いたらゴメンナサイ)


まずは父花沢中将。
139話で鯉登パパが言っていた、花沢中将からの手紙の内容を考えるに、
花沢中将って尾形が殺さなくても自刃していたんじゃね?
と思えます。

そして尾形の異母弟勇作さんですが、
彼も尾形が殺さなくてもすぐ死んでたんじゃね?
って思えますよね。
だってあんな最前線で旗もって走ってるわけだから。標的すぎる。旗手は歴代命懸けで旗を守ったらしいし…。
ただ父に勇作さんの戦死の報を届けたかったなら殺す必要もなかったと思う。

で、尾形はお母さんのことも殺してる。お母さんも遅かれ早かれな感じするし。それこそ自殺とかしてしまいそうな。


つまり尾形は放っておけば死んだものを(もしくは死んだも同然なものを)わざわざ自らの手で葬ってるわけだ。


ここから、尾形は愛する人ほど自らの手で葬りたいんじゃね?と考えます。

愛してほしかった父母は言わずもがな、勇作さんのことも尾形はきっと好きだったんじゃないかな。
だって「勇作さん」て言ってますものね。

作中で言ってる、祝福される道があったのか確認したかった、というのももちろん一番大きな理由だけども、それって自分で手を汚さなくても達成されていたとも思えるのです。


…もしそうだとしたなら、大切なものほど自分で送りたい、という思想を持っている尾形が見えてきます。

人殺しで尾形だから(笑)、とんでもないサイコパスで歪んでるように見えるけど、それもひとつの愛のように思えてなりません。


そして大切なものを自らの手で葬る、送る、っていうのは、アイヌの考え、イオマンテなど同じ。
獲物は全て食べて皮にして、ヒンナと感謝して送るのと同じ。
谷垣の妹が死んだ理由と同じ。
杉元が自分の家を燃やしたり、
武士(土方さん)が剣を交えた相手に止めを刺すのと同じ。


送る、という思想はこの作品全体に流れているもので、
尾形の愛憎と殺しもその一端を担っているなあと感じました。





さて、仮にそうだとしたら、
139話でキロちゃんが尾形に杉元まで撃つ必要あったかと問うていたことが思い出されますね。
つまり杉元を撃ったのは独断。
なんやかんや理由言ってましたが、結局杉元のこと撃ちたかったんじゃね?



結局尾形って杉元のことめちゃ好きじゃん(笑)




おわれ。