漫画と北国とわたし

ゴールデンカムイの考察だの感想だの聖地巡礼だのをつれづれと。本誌ネタバレ含みます。(他作品語るブログはじめました→ https://mochimochihq.hateblo.jp/ )

【希望的観測】土方ラスボス説【ゴールデンカムイ考察】

今回はわたしが大好きな土方おじいちゃんについて語ってみます。


まずもってわたくしは史実の新撰組土方歳三が大好きです!!!
中2の時、初めてあの有名な土方ブロマイドを見て、一目惚れ。
函館に行くチャンスがあれば土方グッズを買い漁り、色んな新撰組の作品読み漁り…

と同時にあらゆる作品の土方歳三を好きにならずにいられない病にかかりました。いまだに治ってません。不治の病です。


なのでゴールデンカムイでも例にもれず。
箱館戦争で死んでる土方さんが生きていたなんてほんと夢をありがとうゴールデンカムイ…!!
しかも経験も金も信念も持ってるかっこよじいちゃんとか最高かよありがとうゴールデンカムイ…!!!



というわけで、土方さんについて考えてみる。


土方さんは、金塊で蝦夷共和国を作ってロシアとの緩衝国とするのが目的。
これはずっとぶれない。
戊辰戦争箱館時代から、ずっとぶれない。

日本のために戦うことが彼の走る理由で、信念で、誠。
土方さん……!!!!(声にならない感情)



そんな彼が信念のために何しようとしてるか、箇条書きにしてみます。

・金塊を狙う
・自分の国の大将となる器を持つものを探す(近藤さんの器を探す→これはアシリパさんを見つけたからクリアなのかな?)
・新聞を利用してアシリパさんを北海道独立のジャンヌダルクとしてかつぎあげる
・明治政府との戦争(もしくは対話)


こんなもんでしょうか?

…てことで本題にして結論。


これさあ、土方さんがラスボスじゃね?


だってこんなに全てを利用して自分の理想郷を作ろうとしてるとかラスボスレベルの巧妙さ狡猾さ、そして聡明さ。


ここでラスボス候補の方々を見てみます。

ラスボス候補1、キロちゃんは金塊もって仲間と独立したい!
ラスボス候補2、鶴見中尉は金塊で北海道に軍事国家作りたい!

二人とも中々狡猾で頑張ってる(何故上から)わけだけど、そのためにやってることが土方さんとはレベルが違う。
土方さんは一段上にいると言うか。

土方さんは組織はトップと参謀が同じ人じゃいけないこととか、情報の有効活用方とか、人材の使い方とか(牛山と家永の使い方とかね)、全て分かって、持ち前の先見の明でもって全て使って信念に向かってる。


…とわたしは思うわけです。


しかもさ、都仁がさ、13巻で、杉元の声が土方さんの若い頃の声にそっくりだって言っていたじゃないすか。


だから最終きっと杉元VS土方になるんではないかなと私の中の予想。てか希望的観測。

きっと最終決戦はアシリパさんを巡るバトル。
アシリパさんを守りたい杉元と、独立戦争のシンボルとして担ぎ上げたい土方さん。


戦争で傷ついたやさしい不死身の男と、最後の侍の最終決戦とか…


くぅーーーーー!!!!
最高かよ。



…結局わたしは土方おじいちゃんと杉元の、気持ちの良いバトルが見たいだけなんだ。


もちろん土方おじいちゃんは負けて新しい時代に賭けるわけだ。




というか、ここからは妄想(妄想じゃないことが一度でもあったか?って感じですが妄想)ですが、

土方おじいちゃん、アシリパさんを庇って死ぬ気がしてならない…


土方歳三は、流山で近藤勇を出頭させています。(史実)
流山では、逃がしたり、武士として切腹させて自分が介錯したり、もしくは自分が身代わりになったり…と、他にも色々な選択肢があったはずで、
それを出頭という選択肢をとって、挙げ句近藤に武士としての切腹ではなく、斬首で命を落とさせてしまったことを後悔しているのだとしたら。


近藤さんの器を見つけた土方さんは、今度こそ日本のために戦い、近藤さんを庇って死ぬことを希望として持ってるとしてもおかしくはないなあと思いました。

近藤さんの器は、アシリパさんなのか否か…!


でもこの妄想には問題があって、アシリパさん命狙われないといけないから、最終決戦なのに誰がアシリパの命狙うの?鶴見中尉?じゃあ中尉がラスボスになってしまうよね?みたいな。え、まさかの尾形?あれかな、誰にせよ最終お銀みたいに首だけになって最後の力振り絞ってアシリパ狙って、みたいなことかな?


…止まらないのでやめます。


というわけで土方おじいちゃんラスボス説でした。
違ったら畳バリバリしてお詫びします。





それにしても史実としての土方歳三は知れば知るほど惹かれます。

新撰組は、日本のファーストアーミー(最初の軍隊)にしてラストサムライ(忠義を尽くした最後の侍)と言われますが、
それを作ったのが土方歳三なのです。


わあもう…好きだ!!!!



おわれ。