【本誌ネタバレ】220話感想
本誌感想です!!
いや~~~~…ねぇ?!
まずあらすじいきますか!!
熊がいないことにおびえる杉元
「やっぱりあの白い熊を送らなかったから山の神さまが…」
アシリパさん「わからないことをカムイのせいにして考えることをやめるのは良くないことだ」
↓
熊捜索の杉元とアシリパさん
平太師匠を探す白石と頭巾ちゃん
の二手に分かれることに
平太のシーン
熊に食べられる嵩さん…とそれを見ているノリ子
↓
平太に抱き着くも熊にやられるノリ子
↓
逃げる平太
杉元と平太会う
↓
平太「私は必ずあいつに食われる だから出来るだけ離れてください」
「ノリ子姉ちゃんも食われてしまった 僕のせいだ
僕がウェンカムイを連れてきてしまったから」
↓
杉元「平太師匠あんた…さっきから誰の話をしてるんだ?」(!!)
場面変わって白石とヴァシリ
↓
ヴァシリが一心不乱に描いているのは、ねそべった刺青の入った平太の絵(!!!)
種明かし
いままでの登場人物はみんな平太の脳内にいた
アシリパさん「平太の足元にあるそれ…ヒグマの毛皮だな?」
↓
平太「何度も捨てたのに 焼いても川に流してもいつの間にか戻ってくる」
↓
杉元「「いつの間にか」って…あんたがそれを大事そうに背負ってたんじゃないか」
↓
アシリパさん「もしかして杉元と白石が見たという熊は その毛皮だったんじゃないのか?」
「平太のいうウェンカムイとは 平太の頭の中にだけいるんじゃないのか?」
↓
平太の脳内で熊に食べられる平太(217話の平太が熊に食われるシーン)
↓
皮をかぶって熊と化す平太
↓
杉元の腕が…
…ホラー……
前回の感想みてくれ!→219話感想
なんていうかやっぱり刺青は平太だったし被り物もしてたし全部平太の頭の中の話でしたな…前科者であるところの江渡貝くんパターンでしたな…
(考察がちょっと当たってちょっとうれしい♬)
そして前回感想ではノリ子が刺青入ってるかもっていう憶測たててましたがなんか斜め上すぎてちょっと笑いました…
全部平太じゃん!!!wwみたいな(笑うな)
いやーーーおもしろいですね!!こんなホラー!!
江渡貝くんのところも不気味でしたけどなんかリアルタイムで追ってるからそれ以上な感じ…
平太激強だし…
なんでか彼は自分は熊だと思いこませているのであのパワーだから、熊と思って戦ってほしい杉元!!がんばれ杉元!!
で、平太はなんで自分を熊だと思っちゃったのかって考えてみたんですけど、
熊事件は多分何年か前に本当にあって、家族みんな殺されちゃったのがショックすぎて…とかなんでしょうか。
ナイーブな話になりますが、ひどい目にあった人って精神分裂を起こす話ってあるじゃないですか。
ひどい目に合ってるのは自分じゃないと思いこませたりして二重人格になる、とか聞いたことがあると思うのですが…
ゴールデンカムイにおいても、例えば江渡貝くんも去勢されたり人格を否定されながら育ってしまったので脳内の声と生活するようになってしまっていたし、
関谷とかも、娘の理不尽な死は自分への裁きだとするべく自分を"裁きを受けるべき人間"に変えてしまったし…
獣害で言えば辺見ちゃんも弟の死を目の当たりにしてしまったからああなったとも言えなくもない(なくもない)
そういう自分ではどうしようも出来なかった理不尽な体験に対して、人間は自分を変えようとする防御反応が出てしまうので。
平太もそれなのかなと…憶測してみた。
そう考えるとすごい悲しいですね。
でも熊は誰が倒したの?皮は誰がはいだの?
それがあの熊の木彫りのやつくれたアイヌの人たちなのかな…
それか、平太、家族を皆殺しにした殺人鬼で(ノリ子に横恋慕して嵩兄殺してみんな殺して…みたいな)、
自分がやってしまったストレスから逃れようと架空のウェンカムイを脳内で作り上げてしまった、とか。
殺人犯してからアイヌの人たちと親しくなってウェンカムイの話を聞いて「ウェンカムイのせいだ」と思い込むようになったとか…
家族を殺した熊に自分をも脳内で食わせて、家族殺しをなかったことにしたみたいな。
それもまたストレスからの自己防衛ですが…なんか意味合いが違いますね。。。
真実はどうなのでしょう…。
とにかく平太がやたら協調してウェンカムイウェンカムイ言ってたのはこれか~
と思いましたね。
獣害って道民にとっては昔から頭を悩ませている問題で、特に羆は恐怖の対象でもあるんですよね。(『熊嵐』読んでください)
熊に命を奪われた人間とその遺族の無念は計り知れないので、なんというか筆者は道民なので、もし本当に平太の家族が熊にやられていたんだとしたらひたすら同情する…
でももし自分のやったことをウェンカムイのせいにしたんだとしたら熊の所為にすんなよ!!って感じですね。
次週も楽しみだ。
…にしてもヴァシリ、妖艶なおっさん(平太)に「描いて?」って言われて素直にめちゃめちゃ絵描いてるけどいいのかそれで。
でも、君がいてくれてよかった。(何目線)
杉元の腕超心配。
おわります。
【本誌ネタバレ】219話感想
遅ればせながらの本誌感想です。
めちゃめちゃ考えてました。ここ三週続く不可思議なホラー回。
まず、この漫画はゴールデンカムイなので、ここまで長いお話に刺青とか金塊が関係してないってことはないと思うんです。
前回も言いましたが砂白金が今後の鍵になるパターンと、刺青が見つけられたよパターンがあると思っていて、
で、今回は刺青の場合を含めて色々全体的に考えてみました。
まず今週のおさらい。
ヴァシリは絵を描く
↓
チャクチャクカムイ(鳥)が鳴くと熊がいる。チャクチャクカムイが鳴かないから熊はいないと思うアシリパさん。
↓
平太、ハク獲りの名人。杉元白石「平太師匠」と呼ぶ
↓
アシリパさんだけが川が汚れることに憤り
↓
アシリパさん平太を怪しむ「その熊は何日前から近くをうろついてる?」
平太「もう何年もです…」
↓
ノリ子、ヴァシリに絵を描いてと小屋に誘い出して脱ぎだす
ヴァシリすごい勢いで描く
ノリ子「あたしのからだ…好き?」
↓
突然怯えるノリ子
ノリ子「まただわ…捨てたはずなのに」
↓
ノリ子の男(嵩さん)乱入して怒る
ノリ子「きれいな体を絵で残しておきたかったの」
↓
ノリ子の男、東京行って商売したいらしい
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ノリ子と男のチュー…を木の上からペロペロしながら見てる平太(ホラー)
↓
ヴァシリの双眼鏡が木の上に隠される
↓
取りに行こうとするヴァシリが罠に…?!
↓
ヴァシリを助けるアシリパさん
↓
周囲を探索したけど熊がいそうな様子はなかった
アシリパさん「どうして平太は嘘を言うんだろう」
↓
熊を見たという杉元と白石「平太師匠を守らないと!」
↓
めっちゃホラーな平太の顔
アオリ「熊は執着心が強い。あと三人…」
で終わり…いや、夜中に読むんじゃなかった…まじで。
でもどうにかこうにか考えたい!!
ってことでまず登場人物整理を…
【レギュラー陣】
・杉元(イツメン三人衆の一人で言わずと知れた主人公。のせられやすく現在金に目がくらんでいる)
・白石(イツメン三人衆の一人。持ち前の視野の広さはどこへやら現在金に目がくらんでいる)
・アシリパさん(イツメン三人衆の一人。非常に聡明である。金に目がくらんでいないし真実を見据える力がある)
・ヴァシリ(イツメンではないけどロシアから尾形を追いかけて旅の仲間に入ってきた頭巾ちゃん。金に目がくらんでいない。日本語はわからない。絵が上手)
【ここ最近ログインした人たち】
・平太(砂金掘り師。砂白金でめちゃくちゃ稼いだらしい。冒頭で熊に食べられていたはずだけど生きてるし言動がホラー)
・ノリ子(妖艶な美人だがやっぱりホラー)
・男(嵩さん。ノリ子の男。東京に行きたいらしい)
・おじいさん(熊に食べられる)
・子(熊に食べられる)
…というわけで、金に目がくらんでるかわいい男子二人はおいといて、ここは聡明なアシリパさんとヴァシリの行動からみてみます!!
まず、熊と平太について考えてみます。
アシリパさん、このシリーズの冒頭(217話)で「熊の被り物をしたカムイが…」と言ってるんですよね。
このカムイの話はいい話だしこの話は何度も出てきてるんですが、ここへきて【被り物】ってキーワードが気になりまして、そう、杉元と白石がみた熊って被り物した誰かなんじゃね?…と考えてみました。
というのも、アシリパさんは熊を見ていないし、いないと考えている。
この漫画でアシリパさんは真実なので、彼女がいないといったら熊はいないんです。(アシリパさんのモンペみたいになってしまった)
…となるとどう考えても平太が嘘吐いてるし、じゃあ熊の被り物をした人間だろって話になるわけです。ほら、もの〇け姫でもいたじゃん、イノシシの被りものしたやつら。あれです、あれ。(なーんて言っといて全然違ったら笑ってくださいね!!)
じゃあ平太が今週言ってた「(熊が近づいてきているのが)何年もです」ってなんのこと?って感じなんですけど、憶測なんですけど最近の登場人物、平太以外人間じゃないんじゃね?と思ってます。
だからあれ全部平太の記憶か妄想で、みんな数年前に死んでるみたいな。
218話で平太が言ってた「(額の傷が)少し前のものなので」って言ってるので熊事件自体が何年も前で…みたいな。
わかんないけど。(投げる)
でもノリ子とは218話でしゃべってましたね…「烏合の衆」とかって。
でもでも金カムには江渡貝くんっていう前科者(前科者て)がいるので、読者は江渡貝くんの妄想の世界を信じてしまったように、今回も平太ワールドに入っているんじゃないかなって思っております。
あとは杉元と白石が騙されててアシリパさんとヴァシリは何に向かってしゃべってるんだろう…?って思ってるとか?
わかんないけど。(やっぱり投げる)
で、刺青なんですけど、刺青入ってるとしたら平太かなぁ~なんて。生きてるのが平太だけなら平太じゃね?わかんないけど。
でも実はノリ子の線も考えてみたんですわ。
「あたしのからだ好き?」って何って感じだし刺青がきれいにほられてて??上半身にはなさそうだから親分みたく下半身に、とか?
「きれいな身体を残したかった」って言ってますが、その「きれい」って熊に食われたからだなのかなと思うともの悲しいですが、「刺青がきれい」なんだったら刺青がノリ子の線もあるかなと思ったんです。
でもノリコ女性ですからね…
ヴァシリが描いてたのがノリコの死体で(え、待ってホラーなんてもんじゃないまじかよヴァシリサイコパスじゃん(妄想で罵るんじゃないよ))、
その絵見た三人が「刺青?!」ってなるみたいな?とか妄想してみたんですけど、でもノリコ女性ですからね…
網走でウィルクが掘ったと考えると女性に掘るのは無理じゃないかと思いました。
…でもよく考えたら岩息さんがさ、監獄で岩息さんが暴れてた時は牛山さんが止めに来てたみたいな話してた時、その見返りとして
「ご褒美に何か女性でもあてがってもらえたのかな?」
って言ってたじゃないですか。
そのあてがわれてた女性がノリコならまあ網走は入れたっちゃあ入れたよね…?とか…でもノリ子膝に刺青ないのよね…うーーん…
全然わかんない!!
…普通に全員生きてたりして☆
なんにしてもヴァシリが描いてる絵が謎を解く鍵になりそうですね!それはきっと間違いない。わかんないけど(やっぱり投げる)
とりあえず次号を待ちたいです!!220話だから一区切りつくかな…?
なんかすごいおもしろいと思うんだこのシリーズ!!!
なんていうか旅の仲間が傷ついたり死んだりしないって、すごい原点回帰じゃん…安心しちゃうね!!
おわりもす。
…網走の記事どうしたん?…えへ。
【本誌ネタバレ】218話感想
本誌感想です。
今回もなんかまだ全然よくわからなかったのですごくうっすらとてきとーに。
あらすじ
北海道は第二のゴールドラッシュ!!(ズッキュウゥゥゥン)(ぎゅっ)
…待って、え、何みんな幽霊なの?!
です。
うそです真面目にやります。
砂金掘りに出かけた川にて
↓
先週死んだと思ったら生きてた人(平太)と話す
↓
曰く
・杉元がやってた砂金掘りのやり方だと効率が悪い
・一日50円稼いだのは平太
・今まで捨てられていた砂白金を高額で買う人が現れたため
・北海道中の川に捨てられていた砂白金を集めれば大金持ちになれる
↓
北海道は第二のゴールドラッシュ!!(ズッキュウゥゥゥン)(ぎゅっ)
↓
謎の美人トミコと熊に食われるおじいさん
(全然真面目じゃない)
とりあえずなんかすっごいなんとなく背筋が寒くなる系の話なんですけど…
ていうかなんかみんな不気味に描かれててなんていうかみんな幽霊なんじゃね?って思えてきますねハロウィーンですね、これ書いてる時すでにハロウィーン終わってますけどもごめんなさい
あと平太はなんで「ウェンカムイ」って言葉知ってたんですかね??アイヌと交流があったのかなんなのか。
なんとなくこの砂白金の話って伏線になる気がしてます。気のせいかな。
今回アシリパさんがほぼ喋ってないのも気になっております。
とりあえずここまでってことで…来週ってかもう今週を楽しみに生きるってことで…
一行についてくるヴァシリめちゃめちゃかわいくないですかかわいいです。
あ、あと雨竜川付近てかもう少し下流の方も、熊めっちゃ出ますよね。熊害事件で有名なのたくさんあるし現代でもめちゃくちゃ熊出没した話聞くので…元気なんだね熊(?)
おわりまーーす!!
【本誌ネタバレ】217話感想
連絡船にて
船長「乗りなさい…(泣きながら)」
↓
堂々と北海道に帰る尾形
北海道!
北海道とチセで今後の話
↓
お金になる砂金取り
↓
死んだと思ってたら生きてた冒頭の男
わけわかんないですね。読んでください!!
今回は北海道に戻ってきた杉元一行の新しいエピソードの始まりって感じです。
なのでそんなに考えることもないんですがとりあえず!!
尾形!!!!!
なんか尾形の生き方って、すごくいいですね…
若いのに上等兵になってて上からも気に入られてて順調にうまいことやってたのになんか知らんけど造反して樺太まで行って協力してた人裏切ってうまいこと金塊ゲットしようとしていたのにそれはうまいことできなくて片目なくしたのにまた不死鳥のように蘇ってまたうまいことやって連絡船乗って北海道帰ってくる…
っていう(長い)
尾形ってなんだかんだ生き延びるタイプな感じしませんかしますね。
何にも執着してないのかと思いきや金塊にも生きることにも執着してて逆境も楽しんでる感じ…
そう、なんか何やっててもにやにやして(失礼)ますよね。
彼のその「笑み」はなにを意味してるんだろうとか考えると頭が混乱していくのですが、尾形って大体笑ってて、
父親に「呪われろ」とか言われた時も、アシリパさんのことたらせなかった時も、目治って逃げる時も笑ってたんですが…
彼が感情を爆発させたのって187話でアシリパさんに銃を向けたときなのかなと思いました。
「お前達のような奴らいて良いはずがないんだ」の時ですね。
尾形、勇作さんの「存在していいはずがない」っていう言葉にいつまでも囚われて、ってか呪われてますよね…
月島軍曹の感情を動かすのが「あの子」関係だけなように、尾形も勇作さんの存在否定発言に感情を動かされてるのかな…なんて…思ったり思わなかったり…
うーん…推敲。
杉元が尾形のこと「ひっかきまわして楽しんでるだけなのかも」と言ってましたが、そんな感じもしますし。
尾形の根の部分てほんっとわかんないから考え出すと一日中尾形のこと考えるはめになるのでやめます(やめるなよ)
とりあえず尾形が北海道帰ってこれるのはとても安心しています…よかったな。長生きしろよ!!(何目線だ)
おわりもす~!!
そうだ、先日網走行ったんですよ。
巡礼記事は写真整理したら…書きますね。
最高でしたよ網走!!
北海道開拓の村でゴールデンカムイ巡りvol.4(神居古潭もあるよ)
聖地巡礼記事、開拓の村編その4です。
vol3.で「ラストです」とか言うてたのに全然ラストじゃなかったですね。撮ってないところたくさんあったし色々増えたのでもう一つ記事作りましたへへへ。(笑って誤魔化すスタイル)
というわけで見逃してた場所や前回は単行本になってなかった場所などなどです♪
【旧札幌農学校寄宿舎(恵迪寮)】
10巻で鯉登少尉が慌てて駆け上がっていった階段。
白石引き渡しの部屋。
【旧広瀬写真館】
13巻、田本写真館のモデル。
(向きが、逆…!!)
【旧小樽新聞社】
白石と石川啄木が土方さんについて話している時にワンカット登場。
(これも、向きが、逆…!!)
【旧田村家北誠館蚕種製造所】
18巻、関谷が土方さんを埋めて門倉さんと運試し対決をした建物。
(これも、向きが、逆…!!)
建物内にはこれもありました。
【旧浦河公会会堂】
関谷の過去に出てきた教会のモデル…かなし…
…なんか多分まだあるので行き次第追記します!!
多すぎて!!!一度にまとめられない!!幸せ!!!
【開拓の村関係ないけど先日行った神居古潭】
土方さんとキロちゃんが白石奪還のために舟作ったり不穏な会話したり橋斬りおとしたりしたところですね!!!
(正直撮影場所は間違ってますね!!でもなんかこう…岩ばっかりだし渦巻いてたのでなるほど~と思えますよね(言い訳))
かっこいい。
おそらく二人がいたのはもっと上流なのかなと思いました。駐車場から歩いて行けるハイキングコースもあるのでお時間のある時にぜひぜひ♪
余談:キロちゃんが作った舟についてなんですけど木の皮で舟作るのはアイヌの文化もですしアムール川流域の少数民族の(ナーナイ族とか)の文化でもあるようです。極東・北方の少数民族の文化って共通してたり舟や流氷で渡り合ったりしていたわけなのでやっぱりどこか似てますよね。
それはそうとキロちゃんやっぱり漁とか舟作ったりとかしてる時、眼がキラキラですね…泣く(すぐ泣く)
おわります~~。
開拓の村記事、第一段は一年半前でした。月日が経つのは早い…↓
そのほかはこちらのタグにまとめてます↓
【本誌ネタバレ】216話感想
本誌感想です~
今回はなんというか…いい回でした(毎回だ)
あらすじはもう
熊!!
そして鯉登親子!!
って感じなので読んでください。
白い熊の毛皮のお金の算段してる杉元たちかわいいです。
杉元に頭巾ギュって掴まれてるヴァシリもかわいいです。
あと杉元はこれまでの旅で知識を得ているところがなんともよかったです。
親分とか姉畑先生とか…懐かしくてめっちゃ笑いました。
で、鯉登親子です。
すごく、めっちゃ、本当に(わかったから)…よかったなぁって。
最後のページ、たった1ページなんですけど、よかったなぁって。
鯉登少尉が船の上で「情けんなか」って言うんですけど、それに対して鯉登少将が周りに人がいないか確認した後で
「生きてればよか」
って言うんです。言うんですよ!!
感動しませんかします(食い気味)
少尉の過去回想でね、「死んでもらうしかなか」とか言ってたじゃないですか少将。
「戦うて死んだと分かれば父上も少しはオイをを見直すじゃろう」とか言ってたじゃないですか少尉。
それが戦って死ぬより、生きてる方が大事だっていう…親心を…少将がストレートに…伝え…うっ(泣く)
よかったね、少尉の命を大事に大事に思ってる人がいるんだよ。ってことが伝わって…ボンボンでいいんだよよかったな…(泣く)
こんな風に少将が「息子の命が大事」だと認識して、それを伝えるようになったのってやっぱりあの虚偽誘拐事件がきっかけじゃないですか!
あの事件は鶴見中尉の策略かもしれないし、鶴見中尉が鯉登親子を利用するために行ったことなのかもしれないけど、
それによって実際鯉登少将と少尉の心が救われているので、なんていうか…物事の二面性が描かれてる正にゴールデンカムイ!!って感じですね。(もうちょいマシな表現ないんか)
そしてあの事件によって自分たちが救われたこと、少尉もわかってるといいな。
もしわかってるなら少尉は中尉を殺せない…といいなぁ。どうかなぁ。
そして鯉登親子が救われたことが端的に表されてるこの1ページ、最後のコマは遠くを見つめる月島軍曹なんですが、ここもまたコントラストが…!!!
210話での月島軍曹の「あなたたちは救われたじゃないですか」発言がここで効いてきています。月島軍曹はまだ救われていない(と思っている)から。
月島軍曹の「救い」はどこにあるのでしょうか教えておじいさん教えてアルムの(真面目にやれ)
実際月島軍曹の「救い」について考えてみたんですが、何度か言ってますがそれは鯉登少尉なんじゃないかなぁと思うんですよね。
19巻読んでて思いましたが谷垣と月島軍曹がキロランケにやられた時、鯉登少尉まじギレしてたじゃないですか、「よくも私の部下たちを…」って!!
あれ、月島軍曹からしたら初めての経験だったんじゃないかと思ったんです。
月島軍曹って「誰からも大事にされない」って思いが強いっぽい感じがしてて、鶴見中尉にとっても自分は使い捨ての駒だと思っているので、
そこへ自分が傷ついたからってキレて駆け出していく少尉って、軍曹の中では異質な存在だったんじゃなかろうかと思いまして…なんかそんな感じがするというかそうであれ!!!みたいな。(みたいな、て)
鯉登少尉のことが少なからず大事だからこそ、鯉登少尉が鶴見中尉に殺されるっていう最悪の事態を避けるために(210話で)脅したのかなって…そうであれ!!!
月島軍曹にも救われてほしいです!!わたしは!!!
ゴールデンカムイのキャラみんな祝福されろ~!!!
そんな感じでした。
あれ、ちょっとまって、なんかさ、駆逐艦が追ってきたの早すぎたから鯉登少尉と月島軍曹っておいて行かれたもんだと思ってたけど乗ってたの?
それともパパが迎えにきたの?迎えにきたのかな。
どちらにしてもよかったなぁ…音之進…(泣く)
おわりもすーー!!
【本誌ネタバレ】215話感想
今週の本誌感想です。
いや、情報量…!!!!1ページ読むのにこんな時間かかる?くらいページ毎にじっくり読みこまざるを得ないそんな1話でした…
あらすじとか、うまく説明できるかな。
タイトル『流氷の天使』
クリオネを食べる白石「臭い!」
↓
流氷の上の四人…中尉の裏をかくために遠回り
駆逐艦上
不穏な宇佐美「アシリパの親族を殺すと脅せば良いのでは?」
↓
菊田「違法に囚人を苦役させ汚職に染まった網走の看守たちを皆殺しにするのとはわけが違う…」「罪のない婆さんを見せしめで殺すなんて俺は反対ですね」
↓
中尉「あの娘に迷いがあって覚悟が決まっていないのならば…脅迫に従うかもな」
流氷の上
アシリパさん「鶴見中尉に金塊が渡ればアイヌのためには使われない」
↓
白石、鯉登少尉と月島軍曹の話を聞いていた…!!鶴見中尉は「北海道はほんの手始め」
↓
第七師団にはアイヌの兵士もたくさんいた話by杉元
↓
白石「国家存亡というよりあくまで報われなかった自分たち屯田兵のために金塊が欲しいんだよ。」
「正直俺はアシリパちゃんは引き渡されなくてざまあみろと思ったね…じゃなきゃキロランケが死んだのは何だったんだって…」
↓
キロランケが日露戦争にいった話をする三人
↓
北海道に潜伏して、ウィルクと袂を分かった後、
白石
「キロちゃんの極東民族独立の思いは中ぶらりになってそしたら日露戦争が起こって」
出征しなければ調べられてしまうから、
「「せめて今自分にできるやり方で帝政ロシアと戦い続けよう…一人でも多くロシア人を殺してやろう」って」
↓
杉元のモノローグ
戦争で物事を決めるのは簡単なことだ…
「アシリパさんの選ぼうとしてる道の方が遥かに…遥かに困難な道なんだよ」
大泊の港
月島軍曹がヴァシリに撃たれた兵士を移動させようと……
↓
兵士の軍服がない
↓
男の人が脱がせたと地元の子ども
↓
その男の人は…尾形…!!!
流氷の上
暗号の謎が解けたと言うアシリパさん
↓
杉元「その時がきたら教えてくれ」
↓
アシリパさんモノローグ
杉元はとても優しい男だから一人で探しにいって、魂が抜けるまで戦って傷つくんだろう
「私が強力な盾となる」
「そしていざとなれば そう 「道理」があれば…」
「私は杉元佐一と一緒に地獄へ落ちる覚悟だ」
↓
シロクマに襲われる白石
↓
助かる白石
↓
アシリパさん「お…おいシライシ!! 鼻からクリオネ出てるぞ!!」
ここまで。
シロクマはですね、実は流氷組が話してるコマのあちこちで見切れて登場しています…
めっちゃ笑えるので見てください。
話は重くて切ないのにシロクマによって笑えるので見てください。
思ったことをば…
・菊田曹長
あ、この人も鶴見劇場に取り込まれてるんだ…ってなりませんでした?なりました。
網走の看守殺す話そういうストーリーにしてたのね、みたいな。
菊田曹長、正直最初は武器集め趣味のサイコパスかと思ってたんですよね(ごめん)(ごめんて)
でも今回で罪のない人を殺すことに抵抗があるという割と情緒のある人だったんだなと思った次第ですが、
鶴見中尉のこと本当に尊敬してついて行ってて、あ、この人もそういう感じか…とか思いました。
なんか鶴見一派ってみんなちょっとずつ騙されててみんな同じ方向向いてるのが面白いですね。
・鶴見中尉
そして鶴見中尉はそれぞれの部下に対して、「その人向けのストーリー」を用意して自らそれを演じてるんだなぁと思いました。
それができるってすごいことだけど、鶴見中尉の根はどんなだろうなと思ってます。奥さんと子どもの件が影響してるかしてないかはわかりませんが、そう考えるとなんという悲哀に満ちた人だ鶴見中尉…!!
「長谷川幸一」はどこまで中尉の芯に近かったんでしょうか。
キロちゃんもウィルクも中尉も潜伏先で家庭を持っていたわけですが、家族への愛情はどこまで本物だったのかなっていうのは割と気になるなと思ったりしております。
キロちゃんは多分とてもとても大事にしてて?(そうであれ)
ウィルクも多分ウィルクなりにあのかわいい奥さんと娘と楽しく過ごしてて?(そうであれ)
鶴見さんも小指切り取ってもっていくくらいには大事な日々だったのかな…?(そうであれ)
…そうであれ!!!
家族はあれど当時の男の人は自分の信念には逆らえないそんな生き物で、とかだともうーーーー好き(語彙力)
・想像力豊かな優しき男、白石
白石は何度読者を泣かせたら気が済むんだね特にキロちゃん絡みで…
白石って作品一想像力豊かな人だなぁと思うんですが、それがいかんなく発揮されてますよね。
211話感想でも言いましたが、脱獄に必要な「ものごとの全体図を把握する」っていうそのスキルがここでもいかんなく発揮されてる感じ…
そして想像力ですよね。優しさの源、想像力。白石は想像力豊かな人だなぁと思います。だから優しいというか!!
キロちゃんて死んじゃったからその心中はもう語る本人がいないじゃないですか。そのキロちゃんの心中を一番長く行動を共にした白石が語ってくれてるんですよね。
アシリパさんがキロちゃんの信念を、白石がキロちゃんの人生をそれぞれ受け継いでくれていて、キロちゃん本当に二人を樺太に連れて行ってよかったなぁって思いました。(泣いてる)
・アシリパさんとキロちゃん
キロちゃんが戦争で戦った話の後でアシリパさんが選んだ道の方が困難だという杉元のモノローグが出てくるんですけど、
ここのコントラストすごくないですか?!アシリパさんとキロちゃんのコントラスト。
キロちゃんはきっとどこまでいっても「兵士」なんですよね。いつも戦ってる兵士。
彼は率いる存在にはなれない人で(弱いというか優しいから)、きっとアシリパさんのような道というかやり方は選べないんじゃないかと思いました。
キロちゃんの遺志を継いで動いているアシリパさんだけど、キロちゃんとは別のやり方を選んでて、それは多分ウィルクとかじゃないとやれないようなやり方で、だからここでキロちゃんの戦争の話が出てきたのかな、みたいな。
アシリパさんはウィルクの娘だからウィルクがやろうとしていたこともわかってるのかもしれない。
それがウィルクとキロちゃんが袂を分かる原因とかだったらもうもう……わあーーーーーーーー!(喋れ)
それにしてもキロちゃんて、いつもその時の自分にできることを真面目に精一杯やってきたんだなって思って…(泣いてる)
・アシリパさんの決意
「地獄へ堕ちる覚悟だ」というアシリパさんの決意、これは冒頭の鶴見中尉の「あの娘に迷いがあって覚悟が決まっていないのならば」にかかってくるんですが(アシリパさんの固い決意を一目で見て取れた鶴見中尉もすげぇなと思いました…ウィルクの娘だもんな、みたいなところもあったのかも)
地獄に堕ちる=人を殺したらアシリパさんはアイヌですらなくなってしまうわけですが、
「アイヌ民族を守ること」、そして「杉元を守ること」が果たされればアシリパさんは自分のアイデンティティすら捨てても構わないという決意なわけで、相当な覚悟だなぁと。
アイヌを守るためにアイヌでなくなっても構わないという捨て身の覚悟…樺太の旅はアシリパさんを成長させたしキロちゃんやウィルクはよかったなと思うんですが、アシリパさんにはつらい道だったらどうしよう。
いやでもアシリパさんなら大丈夫だしきっと良い方向に大団円になるはずなんです…アシリパさんがんばれ…(泣いてる)
・おかえり尾形!!!
「この銃だって…自分がブッ壊れるまで人を撃ちたいはずだ」
という台詞。これは尾形の望みそのものなんでしょうね。
尾形はもう自分が壊れるまで撃ちたいんですね…生への執着はそれかと…らしいっちゃらしいけども…
まさか身一つで登場するとは思っていなくてびっくりしたけどなんか…おかえり!!!
尾形がいるとゴールデンカムイ!!って感じしませんか?しますね。
でもこの後どうするだ?どうやって日本帰る??
大泊組の月島さんと鯉ちゃんと手でも組むの??wow…熱い!!(落ち着け)
・シロクマに襲われても生きてる白石の方がなんなら不死身…
白石は長生きして語り部になってほしいですね。
・クリオネはシンナー臭いらしいです。
おわりもす!!
来週は休載!!